- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062647274
感想・レビュー・書評
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特に事件も起こらず、退屈な話が前半半分も続く。人物の造形が下手すぎ。ストーリーも極めて不自然で、その辺の高校生が書いたよう。これでトリックが良ければまだいいのだが、ちょっとした思いつき一点突破のようなオチ。長編にするような話じゃない。
いいところが見つからない。ひどい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々にヒドイ本を読んだな―というのが正直な感想。キャラクターが薄い。導入部が説明臭く冗長。肝心な事件部分もなんだか平板。ネタバレになるのであまり詳しく書けませんが、別のアプローチがあったんじゃないの、という感じ。人間関係を複雑にして犯人を絞らせないようにしたのかもしれないけど、完全に失敗してるし。ここまで読んだ時間を無駄にしたと感じる本はあまりない気がする。その意味では貴重な一冊だけどね。
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前半、事件が起こるまでは、遺跡の情景描写やら古代エジプト蘊蓄などで退屈至極。中盤からは冒険小説、歴史小説、CCモノと様々な表情を見せながらテンポ良く展開。最後も上手くまとまって、一応腑に落ちるようにはなっている。が、推理過程に関しては読み手を置き去り気味だし、全体的にチグハグと感じられるところも散見され、どうも心に染み込みにくい。 -
舞台はエジプト。なんだか、楽しくすいすい読めるストーリー。ほいほいと登場人物が死んでゆくのも、これはこれでよいのでは と想ったり・・・
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こういうエジプトやら古代キリスト教やらの舞台設定が好きなので買ってみた作品。以後、小森作品を買うきっかけに。
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古代エジプト遺跡の宝庫「王家の谷」。新発見された王墓に足を踏み入れた大学の考古学研究室一行を待っていたのは、出口なき死の迷路であった。一人また一人と罠に落ち、血にまみれた死体と化していく。四千年の時を超えて繰り返される惨劇は、古代の呪いか、殺人者の魔の手か。本格歴史ミステリの傑作。
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編集記者の新郷敏之は、ルクソールへ向かう飛行機の中で、鷹岡大学とチームを組み、今回の発掘に携わる情報文学大学のメンバーと遭遇した。
彼等の招きで現地取材がスムーズに進む中、手付かずの王墓が発見される。
発見区域は情報文学大学の担当する区域ではあったが、今回のプロジェクトは鷹岡大学が主導権を握っている為、それ以上の発掘を進めることが出来なかった。
そんな折、情報文学大学と同行した梓美紀の妹・麻由が行方不明になる。
やがて、彼女の靴が今回見つかった王墓の前で発見され、一行は王墓の中へ足を踏み入れるが、一人、また一人と何者かの手で殺されてゆく。
見つかった王墓と本のタイトルが違うという点がミソですね。
このタイトルの名前にたどり着いた瞬間が大団円でもあります。
ってか、エジプトもんミステリーは読みたくねぇー。という気持ち……いや、これは個人的感想で、先に読んだ3000年の密室が余りにも……という思いがあった所為ですけど。まぁ、こっちの方がテンポがあって、読みやすいのは確かです。
王墓の中に入ってからの展開はなかなかスリルもありますから(友人曰く“インディージョーンズのテーマ曲”が頭の中でぐるぐるしてたそうな:笑)
こういう結もありかな。という感じの本。
後半の名の解明シーンはなかなか興味深いです。