近頃、気になりません (講談社文庫 あ 23-9)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647335

感想・レビュー・書評

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  • 描き方が。


    ばばぁ。

    笑笑。なんかものすっごいババァのブリッコ的な書き方で、読んでてこんなおばさん、、、やだなぁ。と思いつつ、字面って案外年齢出るんだな。と。

    旦那さんがね。うふふふ。

    とか。

    それでね、話は飛ぶんだけど⭐︎私、料理は割と得意で!お掃除は苦手でね!


    とか。喋り方、言葉のつむぎかたはやたらおばさんなのに、語尾は乙女で、絵文字が多い。

    なんとも。ザ、昭和感でまくり。笑笑

    きっとこれ書いたときは20代なんだろうけど、古いんだね。話し言葉が。わたしも改めて実感。おばさんはもともとおばさんだったんじゃなくて、もう若い頃が既に今のおばさんのままだった可能性に至った。

    そりゃそうかわたしも、20代のころから話し言葉ってあんまり変わらないもんね。

    今の令和の若者からしてみたら、イントネーションやら話し言葉のワードチョイスやらがきっとババァなんだろうなー
    と。

    この本読んで改めて、話し言葉に出るババァ感をリアルに実感。

    これは、、、、これは、気をつけねば。と思いつつ、気をつけたってどうにもならんかとも思う。

    すごいね。おばさんになるべくして、私たちは過ごしてるのよ。すでに20代から。笑笑

  • ラブラブだなー。ノロケもたくさん。結婚9年目にしてこの仲良しぶりはすごいな。
    そして、なんだかほんわかする。

  • ○感想

    確かに食品添加物を気にしたら……食べられる加工食品ってないよね

  •  健康と結婚生活をテーマにしたエッセイ集。とても読みやすく身につまされる話が多くて、声を出して笑ってしまった。旦那さんの健康の話では、ちょっとシリアスな気持ちになったりもして。

     全体として、彼女の明るい感じが魅力的。家事の話など、偉そうに説教くさくやられると気分が悪くなりそうだけど、なんというか、こんなに楽しそうに物事を改善しておこうと動かれると、ニコニコして一緒に頑張るだろうな。

     元気と、今までとはちょっと違ったものの感じ方をもらえたエッセイ集だった。
    2006/11/18

  • 新井素子の近頃、気になりません?を読みました。10年前の新井素子のエッセイでした。新井素子らしい視点と語り口で主婦の仕事を中心にいろいろな話題について語っています。面白かったのは、「いままで落とせなかった汚れを落とす洗剤が開発されるということは、新たな汚れが開発されたのと一緒だ」という意見でした。確かに、最近アメリカの大企業の不正をきっかけに、内部統制の対応が法律で決められてしまいましたが、これにより仕事の手順が増えてしまうのは、新たな汚れが開発されたのと同じだなあ、と思ってしまいました。新井素子のエッセイは久しぶりに読んで面白いと思いましたが、そう言えば最近はあまり本屋でも見かけないので、どうしているのかなあ、とちょっと心配になりました。

  • 「近頃」とあるが文庫である事をのぞいてもちょっと前なので全然「近頃」の話ではないのだが。
    なんかこれ読んでると、筆者の旦那様のダイエットの話ばっかりが印象に残って…日常ってそんなものかもしれないけど。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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