真田忍侠記(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 72
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647496

感想・レビュー・書評

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  •  大坂冬の陣、夏の陣の幸村の戦いで猿飛佐助、霧隠才蔵たちは忍術合戦を繰り広げる。果たして家康の首を取ることができるのか。

     下巻では、冬の陣、夏の陣の戦いが描かれ、強者に屈することなく、歴史に名を残すことのみを思って戦う幸村の思いが感じられました。

     そして、その思いを受け取って戦う佐助と才蔵の忍術を駆使した影の戦いも読みごたえがありました。

     やはり勝者よりも熱き思いを持って戦う男たちのほうがドラマチックでかっこいいんだなあと改めて思いました。

     もうちょうっと、才蔵が活躍してほしかったのが残念です。
     

  • 方言は非常に読みにくかったけど、全体的に面白かった

  • ネタバレ含みます。



    歴史の流れはもうわかっているので、特に目新しいこともなく。
    戦の様子が結構詳細に書いてあるけど、それだけで注目すべきエピソードもないのでだれてくる。
    詳細といっても、戦略的なものではなく、どこの軍勢が何万どこから攻めて……というような記号的なことなので、興味もそそられません。
    正直、こうして読み終わってみても、思い出せるシーンがあまり……、唯一、幸村が伊達軍を押し戻したときは面白かったかな。

    幸村は家康打倒のために戦ってきたわけですが、その悲壮な決意に、家康は生き残ると知っているこっちははらはらしました。
    が、この本の作者は「夏の陣以降の家康は影武者」説を採っていて、幸村の悲願は果たされます。
    ほっとしました。

  • (上下巻併せてのレビュー)
    真田一族と、配下の忍びの猿飛佐助、霧隠才蔵の活躍を描いたお話。
    神出鬼没の佐助たちの活躍は、まさにエンタテイメント。
    (因みに、一般的に、佐助=甲賀者・才蔵=伊賀者とされる事が多いですが、本書では二人とも信州出という設定です。)
    後半の“大坂ノ陣”での幸村はやはり不憫ですが、結末がオリジナルで、賛否あるとは思いますが、これもフィクションならでは、という事ですね。
    そして、本書は、話し言葉が当時の口語か方言なのか、かなり独特な感じに書かれているので、最初は読みづらかったのですが、読み進むうちに味わいがでてきます。

  • 上巻を読み終わったらあっというまに下巻も読んでしまいました!
    下巻は幸村親子が九度山に流された後のお話になってます。

    大阪冬の陣、夏の陣が中心で
    佐助の長男が加わって、忍3人での活躍が繰り広げられます。

    それにしても、こんなにスーパーマンみたいな忍話ははじめてです。

    こんな能力があるならなんでもできちゃいそうなものですが
    佐助も才蔵も忍びの技を自分の為には使わない。
    根底には常に主のため、ただそれしかないのがいじらしいです。

    偵察がてら結構好き勝手におどかしたりいたずらしたりと
    徳川方を終始苦しめる
    年齢不詳な感じの小猿みたいな佐助と才蔵が終始楽しめます。
    物語も終盤になってようやく少し方言にも慣れました。

    東方はがんばっているけれど、家康と半蔵以外は無能集団。
    西方は、真田陣以外は能なしの考え無しになっていますが、忍びにも優しい、お人好しないいひと達に描かれてます。
    結末は、おっ!?と驚くまとめかたで、思いがけずわりと爽やかです。

    しかし、このはなし
    現代語訳で読みたかった。

  • この展開を用いるとは!と思うほど楽しめました。

  • カバーイラストもいいのよぉ(泣)

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著者プロフィール

津本 陽(つもと よう)
1929年3月23日 - 2018年5月26日
和歌山県生まれ。東北大学法学部卒。会社員生活をしながら同人誌『VIKING』で活動し、掲載作「丘の家」が第56回直木賞候補。1978年に和歌山を舞台にした『深重の海』で第79回直木賞を受賞。1995年に『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞している。1997年に紫綬褒章、2003年旭日小綬章をそれぞれ受章。2005年には第53回菊池寛賞を受章した。
ほか、代表作にベストセラーとなった『下天は夢か』。多くの歴史小説、企業小説を記してきた。

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