月の影 影の海(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2548
レビュー : 307
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647731

作品紹介・あらすじ

謎の男、ケイキとともに海に映る月の光をくぐりぬけ、高校生の陽子がたどりついたのは地図にない国-巧国。おだやかな風景とは裏腹に闇から躍り出た異形の獣たちとの苛烈な戦いに突きおとされる。なぜ、孤独な旅を続ける運命となったのか、天の意とは何か。『屍鬼』の著者が綴る愛と冒険のスペクタクル。

感想・レビュー・書評

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  • 今までさんざん面白いと評判を聞いていたにも関わらず、何故か手を出さなかった十二国記。
    そして読んで案の定どっぷりはまり込むと言う自分の単純さ。

    でも、自分が単純だからはまったというわけではなく、きっと本好き、ましてやファンタジー好きな人からしたら最高に面白いお話なのではと思う。

    自分が陽子の立場だったらこんなにも格好良くしぶとく生き残れない・・・
    絶対にすぐあきらめてしまうのだろう。
    ただのファンタジーに留まらない感が最高!!

  • しっかりとした世界観に浸りたくての再読。

    これでもかと痛めつけられる主人公の姿に歯を食縛りつつの読書。
    夢も希望も善意もない世界をたっぷり見せつけらる本書、結末を知ってるとは言え次巻が楽しみ。

    ささ、下巻へ。

  • 中嶋陽子。いい子、優等生、手のかからない子。だけど、居場所がない。

    ゴゼンヲハナレズチュウセイヲチカウトセイヤクスル
    許す


    ヒョウキ、カイコ、ハンキョ、ジュウサク、そしてジュウヨウ。

    虚海。

    達姐(たっき)、蒼猿、海客の松山誠三。

  • 約10年ぶりに再読。
    訳もわからぬまま、全く見知らぬ世界で人に騙され妖魔に襲われ・・・やたらと陽子に厳しすぎる!と思ったものですが、やっぱり今読み返しても過酷でした。

    親に対しても友達に対してもいい子すぎて自分というものがなかった陽子が、もがき苦しみながら異世界で自分なりの答えを見出していく過程が面白いです。何度読んでも引き込まれる!

    それにしても、楽俊ほんといい奴だな。

  • 以前から名前は知っていましたが
    スルーしてきた作品。
    知り合いに勧められ読んでみましたが・・・
    これがおもしろい!
    「僕僕先生」のような中国ファンタジーではなく
    あくまで中華風味ファンタジー。
    中華思想を背景にしたその世界観が非常に興味深く
    はまってしまいました。
    春秋戦国時代にが実はこんな世界だったのでは・・・なんてね。

  • 小野不由美のトリップファンタジー。
    ある意味での普通の高校生としてすごしていた陽子にふりかかるいみのわからない恐怖の夢と自身の存在意義の問題。

    蓬莱とよばれる日本と虚海をはさんで存在する自国、慶国を含む世界。
    自分がなすこと、世界とのつながり。

    良い王、良い国、良い人
    誰にとって、いつ、なんのために、を考える本でした。

    普通の女の子から「自分の生死」「国の隆盛」に責任をもったとき、どのように変化するのか。
    私はここまで自分を賭けて戦えるんだろうか・・・(´・ω・`)


    シリーズものですが、この第一巻が一番好きです。

  • このシリーズは、NHKでアニメにもなりましたが、日本の一高校生の主人公「陽子」が不思議な夢を見てから、ある日の学校で「ある白髪?」の人物が来て、主人公に跪いてからの騒動と、異世界に来てからの前半。

  • 十二国記シリーズ2冊目。慶王と慶麒の話。途中、巧国と雁国が関係する。
    1冊目に比べて圧倒的にファンタジー要素が強い。陽子が十二国記の世界に飛ばされてから再びケイキに会うまでが長い上に辛かった。楽俊という味方が登場して、下巻からホッとする。
    ラノベというには話が重たいが、女子高生が主人公であるために自分の今の年齢で読むには感情移入しにくい。学生時代に読んでいればよかった。以下、あらすじ。

    中嶋陽子の通う高校に「ケイキ」と名乗る不思議な出で立ちの男が現れる。ケイキは陽子を一方的に主と呼んで契約させ、そのまま不思議な魔物から庇う様に陽子を連れ去った。
    月の影の向こうにあるどこかに向かう途中、襲撃にあって陽子とケイキははぐれてしまう。陽子は巧国で“海客”として追われながらも、体にとりついた賓満「冗祐」の力を借り、渡された剣で魔物と戦い、碧の玉で傷をいやして生き延びる。途中、自分をまどわす青い猿に悩まされながら、人売りのタッキ、他の海客などに出会い、ついに味方である半獣の楽俊に救われる。
    楽俊の勧めで“海客”の扱いの良い雁国へ向かう二人。「壁落人」という海客を訪ね、自分がこちらの言葉を理解できることや、ケイキのことを話すうちに、陽子は自分が慶国の王「景王」であることを知る。
    楽俊が慶王を守ってくれるよう延台輔に送った書状を見て、延王が陽子を助ける。王の身分を最初は受け入れられない陽子だが、次第に心を開く。慶麒を救い、慶国の偽王「舒栄」の討伐した。

  • 陽子が巧国に流れ着き、海峡として捕まり、逃げ出し、売りに出されそうになり、魔獣に襲われ、人間不審になっていく話。

  • 読み応えたっぷり。読み進めるごとに手が止まらなくなる。面白い

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プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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