月の影 影の海(上) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647731

感想・レビュー・書評

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  • 設定がすごい。陽子と一緒にこの設定の世界を知っていく感じ。

  • この設定を考えた小野不由美はやっぱりすごいと思う。面白くて、すぐ読めちゃう。

  • 平凡な表紙と中身は一致しない。本当に面白い。大人でも楽しめる。ファンタジー好きはぜひ読むべき!

  • 十二国記として本格的にスタートした第1弾。
    だまされたと思って読んでみなさいと誰構わずにオススメしたい。
    ただのファンタジーではなく、緻密に計算され組み立てられた世界観と、登場人物達の心情、それらが絡まり合って展開されていく物語。
    はげまされることもしばしばです。

  • 十二の国に、十二の王、十二の麒麟…設定からドツボです。しかしのっけからシビアな主人公の受難。其れを乗り越えてゆくさまに惹かれました。それぞれの登場人物の生き様に感銘を受けます。

  • 世界観、表現が良い。登場人物の心情が良く現れている。

  • 十二国記シリーズ1作目。中華風ファンタジー。大好きなシリーズです。アニメは見て無い。

  • ぜんっぜん続刊が出ませんね。読まず嫌いな方も、今のうちに読んでおくことをオススメ致しますわ。

  • 大好きなシリーズの一作目。中華風ファンタジーというとありきたりなようですが、これは他とは一線を画しています。壮大な世界観と魅力的なキャラクター、物語の展開となにをとっても一級品。ほんと、この人はすごい。

  • 十二国期シリーズ♪ファンタジーです。NHKでアニメ化されたよ!

  • 周囲とうまくなじむことのできない女子高生、陽子がある日、ケイキという居丈高で美しい青年によって、古代中国に似た異世界につれていかれます。著者の作品を読んで、いつも感じるのは、その鮮やかな幕引きです。最後の1ページまで油断できず、かつ無駄のない、見事なまでの「結」。新しい時代の作家なんだな、と思います。

  • 『十二国記』シリーズの第一作目。名前は知っていたけど何故かずっと避けていたジャンル。読んでみたら凄くしっかりとした世界観と引き込まれる心理描写で面白い!小野先生が『屍鬼』の作者だということを忘れていた。もうちょっと早く読んでいたら、アニメも観れたのに惜しいことをした。大学図書館(06/06/後半)

  • 『十二国記』シリーズ第1弾。
    ファンタジーはちょっと抵抗あったけど、読み始めると一気に異世界にひきこまれた。

  • おすすめの本は?と人に聞かれたら、真っ先に紹介する本。ほんとにほんとに面白い。シリーズで出てるけど、すべてが文句なく面白い。でもここ二年くらい続編が出てなくて悲しいのです。

  • シリーズ最初の近作の、特に上巻の理不尽なまでの暗さを超えれば面白い話なんだ!ここで挫ける人が多いようですが

  • 小野不由美氏の代表作、『十二国記』シリーズの中でも一、二を争う名作、シリーズ第一作目の『月の影 影の海』の感想です。

    現実世界で当たり障りのない優等生として過ごしていた、主人公・中島陽子。
    「ケイキ」と名乗る謎の男が現れた時、彼女の過ごして来た世界が根本から覆される……。

    この作品の何が凄いって、とにかく構成が見事。
    上巻で陽子の身に降りかかる悲惨な出来事のオンパレードと、一転して最下層から一気に上り詰める下巻のクライマックス。
    素晴らしいです。
    はじめて読んだときは、上巻の悲惨さに軽く落ち込みました(笑)。

    上巻と下巻の対比は、何も陽子の周囲で起こる出来事だけではなく、陽子自信の精神的な成長にも顕著に現れていますね。
    主人公・陽子の成長物語としても、見事な出来です。

    現実世界での、読者がイライラするほどの陽子の優柔不断ぶりと、十二国記の世界にやってきてからの様々な経験で成長した陽子の頼もしさの対比は、非常に清清しいです。

    そして、景麒によって「選ばれた」陽子の動揺と葛藤。
    突如、自分の身に降りかかった重大な責任に竦む陽子の姿は、ひょんなことから突然一企業の代表者になってしまった境遇の僕としては、非常に共感が持てました。
    今回、久しぶりに読み返してみて良かったなぁ、と痛感。

    下巻で、数々の苦労の後、ようやく雁国にたどりついた時の陽子の独白。

    「すごい……」
    何だか次々に扉が開いていく気が陽子には、した。
    という一節。
    凄くわかります。

    僕自身もここ一年ほどで何度も経験したし、きっとこれからも色々と苦労しながらも、こういう経験をしていくと思う。

    陽子が王として立つことに竦んでいる時の、楽俊の言葉。

    「もっと自分を信じてやれ。五年あとに王の器になれるなら、今から王でもいいじゃねえか。ここで竦む必要がどこにある?」
    「ましな人間になりたいんだったら、玉座に就いて、ましな王になれ。それがひいては、ましな人間になるってことなんじゃねえのかい。王の責任は確かに重い。いいじゃねえか。重い責任で締め上げられりゃ、さっさとましな人間になれるさ」
    「ましになる気があれば、嫌でもなれる。麒麟と民がお前の教師だからな。それだけの数の教師がいて、莫迦でいられるはずがねえ」
    正にそんなことを自分に言い聞かせて、僕は一年前、会社を背負う決意をした。

    一年経って、色んなことに慣れてきて、ちょっと緩んできていた自分の性根に、楽俊の言葉がガツンと効いた。

    そして、ラストの陽子の一言は、かっこよすぎ。感動モノです。

  • 十二国記の世界観、最高!

  • ☆崇拝シリーズ第1作です!このシリーズは人にとって大切なことを改めて教えさせられます。心に染み入る台詞が多いシリーズ。「現在の日本」により押し潰されてしまった少女が異世界に行くことにより自分の潜在力を引き出していく話です。

  • 上下巻。<br>挿絵なしの十二国記シリーズ1。出版社に踊らされて両方買ってる。

  • 魂を揺さぶる名作。
    鳥肌ものですよ。間違いなく。
    他8冊、か?(20060606現在。)

  • 信じる方が馬鹿なんだ。

  • 十二国記の一作目の前半。こちらの世界(蓬莱)から、十二国記の世界に移るところが描かれています。かなり悲惨な描写が続くことになります。

  • 友人に勧められて読んだ。

  • 大げさでなく、十二国記はわたしの人生を変えた。

  • これもシリーズ物、面白い!日本作家バカにしてたとこがあったけどそうでもないかな?

  • まったく知らない世界へ放り込まれた陽子
    異形の魔物との戦い何もわからない世界で
    今までの自分と自分を囲んでいた世界と向き合う
    読み始めるとぐんぐん引き込まれてしまいました

    上巻は痛いくらいに辛くなるくだりも。

  • レビューは下巻参照。

  • ファンタジーによくある王道的ストーリーかと思いきや、全然違うので驚きました。

    右も左も分からない世界でたったひとり、何の後ろ盾も無く、人間には 騙され裏切られ、妖魔には命を狙われ、さらには自分自身の不安と闘って…こんな酷い目に遭う主人公は、いままで読んだファンタジー小説の中で初めてです。他のものとは、ひと味もふた味も違います!巧みな心理描写も素晴らしい。

    最初は『十二国記』の世界観がおぼろげにしかわからず、読み進めるのに苦労しましたが、これは読む価値、大いにあり!です。

  • これも衝撃の内容でした。でも心理描写はとても他人事ではないくらいに、心に響きました。

  • 壮大なる世界観!なかなか続巻が出ないので、ネットで二次創作小説を読んで紛らわしています。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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