月の影 影の海(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 179
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647748

作品紹介・あらすじ

容赦なく襲いかかる妖魔に水禺刀で応え、裏切りに疲れた旅の果て、陽子は唯一の親友となる半獣の楽俊と出会う。二人は豊かな隣国、雁の国に向かい延王に謁見。そして、なぜ陽子が過酷な試練をへて異界へ旅立つことになったか、真実が明かされるのだった。地図にない国-十二国の大叙事詩が今こそ始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    只々、楽俊に救われる。
    烏号での再会シーンにちょい感動。
    上巻とは打って変わって温かい登場人物満載。

    久々に読んでまたもや満足。

  • 物語が面白い。勢い、世界感がすごい。陽子カッコいい。その後の慶王の
    時代が読みたい。

  • 上巻が有ってこその、主人公・陽子の旅立ちの物語。
    確かに、もう訳の解らない妖魔の追手はいなくなるだろうけど…
    衝撃の事実を突きつけられ、自らに課せられている責務の重さに躊躇する陽子。
    ひたすら元居た世界に帰る為に耐え忍んだけれども、責務の為には帰る事もままならない事実が陽子を苦しめる。
    連れ込まれた異界・常世で果たすべき責任とは、ただひたすら人として施政者として道を正し続ける事。それも永遠ともいえる長い時をね。
    間違ってはいない行為が、必ずしも正しいことでは無い上に、道を踏み外していると自覚できても、なお罪を犯さずにはいられない人間の愚かさを学び、それ迄とこれからも起こしうるの自らの愚かさや至らなさを思う陽子。その怖さを心配する気構えそのものが、ケイキにとっても必要な事なんだって事。
    そんなことを実行するのは、俺には無理だと思う。永遠ともいえる長い間、道を踏み外さないように、人としても終始気を付けながら生き続けるのはね…。

    楽俊の後押し。最高です。

  • どちらを選んでいいか分からない時は、自分がやるべき方を選んでおくんだ。そういう時はどっちを選んでも必ず後悔する。同じ後悔するなら少しでも軽い方がいいだろ。
    という楽俊の言葉に胸キュン

  • 「好きなファンタジーは」といえば、必ず名前が載る、小野不由美の十二国記。
    なるほどなぁ、ほんとに人気があるわけだ・・。
    読み終わってからネットを見てて、二次創作の多さにも驚き。

    ひたすら訳もわからず闘い続け、血なまぐさかった上巻から一転。
    下巻ではこの世界の仕組み、陽子がこの世界に来ることになった理由が解き明かされ、ぐいぐいとのめりこんでいく。
    「ケイキ」「タイホ」の意味するところも。
    ケイキが陽子に跪いて「許す」と言わせた意味も。
    陽子が妖魔に襲われた理由も、ケイキが助けに来れなかった訳も。
    あー、でも、陽子が、慶国に行くと決めてから、あと1巻分くらいあってもよかったのになー。
    もっともっと、読んでいたかった!!

    ありきたりな感想になるけれど、
    もっと早くに読んでいればよかった、と思うと同時に、
    完結してから読めばよかった、とも思う。
    さぁ、次を読もう!

  • この下巻では、何とかして主人公が雁国へ来てからの話で、主人公がなぜここへ来たのか、自分は何者かがはっきりわかり、上巻で連れてきた青年が「王がいない『景国』の麒麟」救助するため「雁国」に援助を頼んで、救助へと。

  • 陽子が景王になることを決意する話。

    楽俊いいなあ。
    特に、試験なんて勉強すれば受かるし、金なんて稼げば貯まる、ってところ。

    陽子の成長にも感慨。
    人と対立することが怖く、叱られることが怖く、これって臆病だったのではなく、怠惰だったのかもしれない。

    個性個性と叫ばれる世の中だけど、個性を認識するのが難しいと思っていた。その難しさは何なのかがわからなかったけど、それは自分の強みや弱みを理解できていなかったからなのだと思った。
    自分が他者に何かをすることで、互いに関与しあえる。何かを行うためには、自分に何ができて、何ができないかをはっきりさせることで、それがアイデンティティの確立になる。

  • 前半はイマイチに思ったけど、後半は盛り上がった。この世界にはまってきた。楽俊、いいキャラだねえ~ ようやく前段で読んだ「魔性の子」の泰麒って云うのが何かも見えてきた。

  • 思ったよりあっけない終わりでした。アニメではそれなりに脚色されてたのね。

  • 飢えと戦いで動けなくなった主人公の陽子を救ったのは
    半獣の少年「楽俊」だった

    ふたりは、陽子が帰るすべを見つけるために
    雁の国へと向かう

    そこで知らされる真実
    陽子の真の正体
    そして苦渋の決断は・・・

    いやー。まさに王道。
    面白いね、一気に読んでしまった

    ネズミの楽俊の存在が救いだわ

    シリーズ読んでみたいと思ってます

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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