勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 412
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647977

感想・レビュー・書評

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  • 前巻?同様、電車の中にいるにもかかわらず声をあげて笑ってしまいそうな話もあれば、思わず涙腺が緩みほろほろ涙が出てしまう話ありで一気に読んでしまいました。

    時事問題や政治に関する問題などは当時私が子供でなんとなくしか覚えていない(もしくは憶えていない)問題も多かったので度々はっとさせられました。そして私がいかにのうのうと甘やかされて生きているのかも気づかされる一冊。

    そんな風にはっとさせられたりしんみりしたりする話の隣に、まわりの目を気にせず笑いだしたくなる話が並んでいるのがまたこのエッセイの素敵なところですね。長い編集者生活の結果、話す言葉まで文章化してしまい語尾にハートではなくスペードがついてしまうだなんて普通思いつかない!でもその表現のおかげで女史の人物像が想像しやすくなっていてやっぱり小説家だなぁと思ったり。

  • 結構重い話のほうが比率が高かった気が。
    沖縄問題の時は子供だったんでそんなことがあったのか…!という感じ。
    やっぱり電車の中で笑いそうになって口がムズムズ…。
    尻跡…ケーキ一本食い…すごすぎる。
    銭湯で子供を叱る大人がいることに安堵した。

  • 面白いです。浅田次郎節が爆発してました。書かれた時代に読んだらもっと楽しめたかも。でも、その頃の自分は、この本には若すぎたか。

  • 週刊現代に1995-1996に連載されたエッセー。村山富市首相、青島幸男都知事、住専問題など、今や忘れ去られてしまった懐かしいキーワード。沖縄基地問題が繰り返し取り上げられていて、舌の中にも著者の熱い想いが感じられる。

  • 2014.9.30ー71
    久しぶりの浅田次郎。爆笑させて頂きました。

  • 【人気作家の喜怒哀楽丸出しの痛快エッセイ】

    -キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。全然安らぎを与えない。エッセイの本義に悖る-

    自らの文章をこのように毒舌を以て評する、浅田次郎のエッセイ『勇気凛凛』シリーズの第2作。毒舌で喜怒哀楽が激しくて、おまけに面白い中年おじさん、浅田次郎が、包み隠さず綴る、涙あり、笑ありの痛快エッセイ。

    お得意の「競馬ネタ」、タイトルにもある「四十肩」、自らの肉体(巨頭とか脂肪肝とか)ネタなどは面白おかしく書いている。また、今回は書いた時期が時期だけに、基地問題を巡る筆者の見解などの政治的な話題も多く見られた。印象に残っているのは、愛猫の失踪に対するエッセイ、少年期~思春期の苦労話(特に『恩人について』)は筆者が作家になるに至った理由なども綴られている。

    浅田次郎は口は悪いが、愛すべきおっさんだなぁ。こんなおっさんだからかと思うが、国民に愛される作品が書けるのだろう。そう感じた。

  • ―――キワモノである。下品である。悪意と偏見に満ちている。
    全然やすらぎを与えない。エッセイの本義に悖(もと)る──
    と自らの文章をも毒舌をもって語る人気の直木賞作家が、喜怒哀楽を包み隠さず吐き出した痛快エッセイ。
    実は読むと、やさしい人間臭い視点で世の中を捉えた
    涙と笑い、感動がいっぱいつまった1 冊。


    浅田次郎エッセイ第二弾

    やっぱり文章うまいなー
    真剣に読ませると思ったらそばから「フッ」って笑わせる

    浅田次郎の文章を読むたびに
    あぁ、俺は日本の男なんやなぁってむちゃくちゃ意識する

    誇りを持って生きたいと思うようになる一冊

  • 1995-1996年のエッセイ第2弾。
    身の回りの自虐ネタとしてシリーズ化する巨頭、霍乱のほか、
    競馬や出版業界での日常を笑いとともに書き綴るなかで、
    沖縄基地問題(米兵暴行事件)、阪神大震災などが
    時事ネタとして取り上げられている。
    笑える楽しいエッセイのなかに、
    時たま織り交ぜられた時事ネタはピリリとして目が覚める。
    本人が目指すところの縦横無尽のぶっちぎりエッセイ集である。

  • 浅田さんのエッセイ。
    勇気凛々~シリーズ第二弾

    談話室で紹介してもらって読み始めた。
    第一弾は、病院の待合室なのにヒーヒー笑ってしまった。
    一人で噴出したりして変な人ーと思われただろう。。。

    第二弾は書いた時期が時期だけに
    オウム事件や沖縄の米兵による少女強姦事件がらみが多くて
    また違った雰囲気。

    愛国心あふれるエッセイにホロリ。
    沖縄戦の悲惨さ、今も変らぬ沖縄の実情に胸が痛くなる。
    沖縄の元太田県知事の生い立ちも知ることが出来ました。
    すごく考えさせられた。


    それでいて娘のルーズソックスを間違って捨ててしまった
    エピソードとか、お下の話など笑える。

    「脂肪肝について」「コレステロールについて」が最高でした。
    事情により卵禁止令が出て、大好きなゆで卵との
    お別れの会話は、お腹がよじれるほど笑いました。
    自虐っぷりが大好きだな。

    最後の方の愛猫の話「失踪について」はクロで笑って、ミルクで泣いて…本当にいい作家さんだな…と思った。


    私はエッセイから浅田さんの世界に入ったので
    「蒼穹の昴」とか、色々きちんと読んでみようと思います。

  • 出張の帰りの飛行機の中で読了。
    難しいことを考えることなく、肩の力を抜いて読むことの出来るエッセイであり、気軽に読める。

    テーマ選定と内容については必ずしもすべてがすんなり腑に落ちる訳ではないが、それも人それぞれ致し方ない。
    作者の変に格好を付けていないところがとっても惹かれる。

    次のエッセイも続けて読みたい。

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