「超」勉強法 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 304
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648271

作品紹介・あらすじ

「基礎から一歩一歩」式の学習法では、いくら努力しても成果は上がらない。必要なのは、楽しみながら成果が得られる勉強法だ。「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「八割までをやる」という"基本三原則"から、ビジネスにも役立つ英国数の科目別勉強法、暗記法まで-ミリオン・セラー、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  •  著者は「超」勉強法の基本三原則の1番目に「面白いことを勉強する」とあげています。人は誰でも、面白いことに興味を持ち、そこから意欲を持って学習を開始するのです。
     ゆくゆくは、その出発点から始まった学習は、あらゆる分野へ拡大していく可能性を持ち、日々学習に励むものの思考は知的好奇心の拡散が発生するような気がします。
     様々なことに興味を持って学習していきたいものです。

  • 108

  • ベスト・セラーになった勉強法の本です。この本で紹介されている英語の教科書丸暗記法は、音読の重要性を広めるのに大きく貢献したのではなかったかと思われます。

    一方で、いま読み返すと、本書はハウツー本といえるほど具体的な方法論まで落とし込んでいはないという印象も受けました。本書では「基本三原則」として、(1) おもしろいことを勉強する、(2) 全体から理解する、(3) 八割原則(八割できたら次に進む)という項目があげられているのですが、じっさいに勉強を続けていくなかでこの三原則をどのように具体的に実行するのかというのは、読者に任されています。

    もっとも、ただ漫然と勉強を続けるのではなく、効率と目的意識を明確にすることがたいせつだという意味では、ちょうどよい普遍性のあるアドヴァイスなのかもしれません。

  • 本書は5年前に刊行されたベストセラーの文庫版です。私は、へそが曲がっているので、あまりベストセラーは読まないのですが、文庫になったのを機会に読んでみようと思いました。その理由の1つは、英語だけがどうしてもできない人がいて、その人になんてアドバイスしたらいいんだろうと悩んでいたからというものです。さて、本書にはなんて書かれているのか、それは単に教科書を全部丸暗記しなさいということです。そんなこと無理だと思うかも知れませんが、定期テスト前に範囲になっている本文を、20回くらい声に出して読んでみるのです。そうすると何となく覚えられてしまいます。そんなことを読んでいてふと思い出したのですが、私自身も中学生のときは、そういう方法で勉強していました。それで十分点数がとれました。もっとも、高校に入ってからは英語の成績はがた落ちでしたが(留学前、英語担当の先生に本気でおどろかれてしまったくらい)。だから、えらそうには言えないけど、やってみる価値はあると思います。数学の勉強法は、とりあえず浅く広くやってみるということです。自分が今何を勉強しているのか、数学全体の中でどういう位置にいるのか、それを知るのがすごく大切です。これは我々教師の仕事でもあります。それと、どの教科についても言えることですが、常に完ぺきを目指すということはやめるべきです。8割方できれば次に進む方がいいでしょう。なんでもかんでも、基礎を完ぺきにしないと次に進めないのではおもしろくなくなります。そして、やはり最も大切なのは、興味を持って、楽しみながら勉強するということです。まあ、みんなそれができれば苦労はないわけですが。がんばって勉強しているけど、なかなか成績が伸びないという方は、ちょっと立ち止まって、勉強の仕方について考えてみるのもいいでしょう。

  • ノウハウ本が多い著者が受験生向けに数学、英語、国語の勉強法を書いた本ですが、ビジネスマンの私たちにとっても全く無縁の本ではありませんでした。仕事をする中での文章、数字などの覚え方など、面白く読みました。リーベぼくのお船(化学の時間)など、懐かしい覚え方も沢山登場します。

  • 勉強の仕方について、学ぶべき点がよくまとめられている。

  • ・分かりやすく書く
    名文を書こうと思うな。分かりやすく書け。

    ・分より先に論理
    文章を書く場合に最も重要なことは、論理の流れをはっきりさせることである。分を推敲する前に論理を固めよ。

    ・歩くことは、勉強の最良の友

    ・ワーキング・メモリを解放する
    余計な心配ごとは追い出し、ワーキング・メモリを勉強にあてよ。

    ・勉強によって可能性が開かれる。

  • 勉強法について、著者の経験に基いて書かれた本。英語、数学、国語、暗記法、受験というカテゴリーでどのようにアプローチすれば効率よく習得できるかということに重点が置かれている。確かに、知らず知らずながら、自分が取っていた方法が記述してある部分もあり、共感を持てた。ただ、国語編では、英語編や数学編での勢いが感じられなない。個人的には、国語は、特に勉強するものではないと思うので、まあいいんだけど。暗記法では、長いもののほうが覚えられるというのは、ひとつためになったかな。短いもののほうが、覚えるのに要する容量が少なくて済むと思っていました。確かに当たっている気がした。8割原則は、有る意味当たっているんだけど、同じレベルのものを同じ理解度で進んでいったら、結局成長はないんじゃないだろうか?そこのところももう少し突っ込んで書いて欲しかったなぁ。

  • ・英語は教科書を丸暗記
    ・文章の分量が、書く内容を決定する。逆ではない
    といった、ちょっと面食らうような勉強法を提唱している。所謂「正攻」とは別次元の、「超」勉強法。

    とはいえ、奇異な方法ばかりを提唱して読者の気を引こうとか、そんな魂胆で書かれたものではない。この本は、大学受験を乗り越えるためだけに行われる局所最適な勉強に対する警鐘である。生涯を見通した場合に最適な勉強法を挙げ、ケーススタディや多くの書の引用を通じて、その勉強法の正当性を主張している。

    ・大学受験が終わったきり勉強しない学生
    ・学校で教わることと社会の要請との大きな食い違い
    といったものに対して、誰もが問題意識を持ったことはあるはずだ。本書ではこれら問題を深く掘り下げ、どうするべきかという行動の指針レベルに至るまで明快に説いている。

    提案される勉強法がやや過激なだけに賛否が分かれる内容であろうが、個人的には大変面白く、部分的に自身の勉強に取り入れたいと思うものであった。また、本文が示唆に富むのはもちろん、著者の膨大な知識がコーヒーブレイクを含む随所に滲み出していて、大いに読み応えがある。

  • 感想
    数学のパラシュート勉強法は聞いたことのないものだった。短期間で知識を身につけていくには場合に応じて、勉強方法を選択していく必要があると感じた。

    要点
    ・楽しく勉強すれば集中できるしいい。教科書通りにやらなくてもいいのではないか。
    ・全体的に、要点を理解することが大事。わからない点があっても立ち止まらずに進むと、後になって理解できていることが多い。
    ・英語は丸暗記
    ・文章は長さで4つに分類できる。
    ・精読には最初と最後を読んで全体を把握すること、重要な点をピックアップし拾い読み、がポイント。
    ・良い文を書くにはわかりやすさを意識、メモで流れをつくってから書くべし。
    ・数学の基礎は結構難しい。基礎を飛ばしてもいいかも。
    ・受験数学は自分で解くよりも、解き方を覚えたほうが早い。
    ・理解すれば記憶になり易い。
    ・短いフレーズとかよりも、自分でいろいろと意味を付け、関連付けると暗記し易い。
    ・暗記しようとした後にテレビとか他のことを考えたら、効率が低下する。寝ると脳に記憶され易い。

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著者プロフィール

早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問

「2019年 『AI時代の「超」発想法(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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