三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 944
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648806

感想・レビュー・書評

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  • 幻の本「三月は深き紅の淵を」をめぐる物語。
    作者の本や小説に対する想いや考え方が
    色々詰まった物語でちょっと難しいところもあったけどなんだか不思議な世界に引き込まれる物語だった。
    同じ作者の他の物語ともリンクしてるみたいでそっちも読んでみたくなりました。

  • 鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

  • 4の短編から成る。ゆるい交錯が惹きつけるミステリー。

  • 一冊の本を巡り、交錯する時間軸、物語、世界。眩しさと暗闇が縦糸と横糸で織り込まれたような世界観。

  • 謎の本をめぐる風変わりな4部作の構成。哲学的な発言が多くちょっと小難しいが、それなりに楽しめた。

  • 1冊の本を巡るストーリー。
    4部構成になっていることと1章のストーリーから、予感はしていたが、やはり!!!という感じ。
    構成やストーリーが作中の「三月〜」に酷似している点、4章の回転木馬で、読了後に始めから読み直してしまうような展開。
    まさに、ゴー.アラウンドwww

    1章「待っている人々」が一番読みやすく、展開としてもわかりやすいので親しみやすい。
    4章「回転木馬」は読みにくいという感想もあるが(もちろん自分もそう思うし、全てを理解出来ている訳ではないが)
    ここの展開は結構好き。
    ジグソーパズルのように一つ一つのピースが最後にガッチリハマるような感覚。
    そしてこの章があるからこそ、「三月は深き紅の淵を」という作品が完成する気がするし、著者の意図している方向へと向かっていく気がします。

    とはいえ、自身の解釈も深いとは言えないので、間をおいて再読必至です。

  • 面白かった。1冊の謎の本に纏わる物語。断片的に語られるその本の内容と、実際読んでいるこの本の構成が似ている事に途中で気付き、そこからずるずると不思議な錯覚に陥った。不思議な魔法にかけられたような、そんな1冊。

  • 好き。大好き。
    こんな小説書く人いるのかと衝撃だった作品。

  • 4部構成の最後の話は、イマイチよく分からなかったですが、全体的には面白かったナリ。
    どこかで本人の解説などあると、嬉しい感じ。

  • 小説『三月は深き紅の淵を』を巡る短編集。

    『麦の海に沈む果実』を読んでから10年以上たってようやく読めた。

    この著者のミステリーってたまに無性に読みたくなるんだよな。

    昔を思い出すような不思議な感覚がある…気がする。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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