ディプロトドンティア・マクロプス (講談社文庫 あ 54-9)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648899

作品紹介・あらすじ

京都で探偵事務所を開設したばかりの私に依頼人が二名。「失踪した父を探してほしい」という大学教授の娘と、「カンガルーのマチルダさんを見つけて!」とわけのわからないことを叫ぶ美少女だった。捜査を始めた途端、私は暴漢に襲われる。すでに巨大な陰謀の渦中にいたのだ。先の読めない我孫子流ハードボイルド。

感想・レビュー・書評

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  • 説明が難しい小説だが、一言でいうとバカな小説。
    このバカさを楽しめるか、呆れるか、怒りを覚えるか、読む人によって感じ方がかなり違うと思う。
    人には勧められないな。

  • 探偵事務所を営む主人公の元に舞い込んできた2件の依頼。一つは、失踪した大学教授の捜索を、その娘から。もう一つは、動物園にいたはずが突然いなくなったカンガルー・マチルダの捜索を、そのカンガルーと友達だったという小学生の女の子から。2つの事件を調べるうちに、繋がりがあることがわかりーー。
    探偵ものと思いきやまさかの超展開にびっくり。人形シリーズにも通じるようなコミカルな描写が多かったので、ハッピーエンドでよかった。

  • 少し不思議なSFちっくな物語。
    探偵らしい探偵の主人公。
    近所の人との関係。
    憧れのステキな探偵さん。
    小さな女の子の依頼と
    仕事が繋がって繋がって
    まさかの最後!
    我孫子さんってステキな人だな〜
    夢のある小説でした。

  • 2017年12月27日読了。
    2017年129冊目。

  • 何じゃこりゃって感じのストーリー展開。
    まさかこんなことになるなんて誰も考えないはず。
    ギャグですね。

  • なんだ、これは。

  • 体サイズという発達に関わる遺伝子を、発達が完了している大人でいじったところで普通に考えて影響は出ないので、そこを工夫しないとSFにはならないと思いました。

  • 3
    読み始めた時には思いもよらぬ超展開。読み終わって何故か、そういえば少し前にもし昆虫や小動物を人間と同じ大きさにしたら何が最強かシミュレーションで戦わせてみようというDVDが流行ってたなぁ、ということを思い出した。

  • バカバカしく、くだらないとわかっているけど、すごく好き!我孫子武丸の頭の中はどうなっているんだろう・・・。面白すぎ!!

  • 真夏のミステリーズ……SFでしょ。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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