文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 564
  • Amazon.co.jp ・本 (984ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062649612

感想・レビュー・書評

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  • 諏訪の御柱祭にあわせ、再読。
    タケミナカタ以前の信仰は絡んでいなかったので、少し期待はずれでした。
    しかし、神話は史実を土台にしていると再認識。民俗学と歴史と現代は繋がっている。

  • 相変わらず分厚い…。にも関わらず、楽しく読めてしまうのがこのシリーズの恐ろしいところです。いつも通りの妖怪、宗教関連のためになる薀蓄だけでなく、フロイトの夢を挟んだ精神分析のお話なども拝聴できます^^魍魎の匣の直後の話のようで、関君大丈夫なの…。それぞれが遭遇する奇怪な事件、4度夫を殺したと訴える女性、山中での集団自殺、海に浮かぶ金色髑髏、まぁ後は相も変わらずむちゃくちゃな榎木津さん、怪しげな京極堂。最後はいい女過ぎです。そろそろ京極堂も一から読み直しをしたいなあ。一気読みは危険か(笑)

  • 読む本がなさすぎて、人からお借りもの月間。
    意外な人から勧められ、おぉ、と。

    やっぱ伊佐間と朱美さん、白丘さんと降旗さんのもやもやがたまらない。

  • 途中空中分解しかけて、もう本当にどうしようかと思ったけど「著者の事だから最後にはなんやかんやで納得させられるはずだ」と思いながら読み進めると本当に最後にはストンとまとまって落ち着いたので安心して感心しました。
    読者と同じベクトルで京極堂以外の登場人物が「理解できていない」事が良かったです。ああ、ここはまだ分からなくていいんだなと思えるので置いてけぼりにならない。関口君にはいつも感謝してます。

  • 再再読にしてようやく、すらすらと読み進めることができた。
    「全部同じに考えるから解らなくなる」お話の直後に「全部つなげて考えないと解らなくなる」お話を書くんだから京極先生もお人が悪い。

    作中で京極堂が「フットボール」になぞらえている通り、みな自分(達)の「夢」のために髑髏を取り合っている。
    大の大人たちが髑髏を巡って争うさまは、冷静に考えればそうとう滑稽だと思えるが……
    五百年、千五百年という重みをもった「夢」と、父の病気を治したいという(行き過ぎた)親孝行の気持ちを同列の「夢」として語れてしまうから京極堂は凄い。

    髑髏の山の前で交わる男女の「記憶」を「夢」だとして分析し、ひとり相撲している降旗が悲しく滑稽で哀れ。
    彼自身の体験も民江の体験も、素直に受け止めてそのままをみればよかったのだ。
    なんて簡単にいえることではないのだろうな。

  • 榎さん最高!シリアスなシーンをぶち壊すセリフは緊張と緩和が効いててオモロイし、今回は正直カッコイイと思った。 今回の主役(?)伊佐間は超常音痴・心霊音痴で行動は何故か可愛く思える。 主要人物以外の登場人物が多いのでメモを取りながら読んでて正解やった。人数的には1日や2日で読み切るならメモは要らない程度。 まだ3冊目やけどページ数が1番薄っぺらい『姑獲鳥の夏』で挫折せずに読み続けて良かった。 次の『鉄鼠の檻』は更に分厚いが楽しみや。

  • 今回も見事に騙されました。
    なんとなくこうなんだろうな、ってのは薄々分かっていたのだけれど、どうしてこうなってしまったのか、という点がぶっ飛びすぎてて面白かった。
    文章だから出来るトリックっていうのが随所にちりばめられていてそれもまた楽しい。
    各キャラも立っているのでキャラ読みしても楽しい。

  • 前作「魍魎の箱」よりわかりやすい。

    真言立川流
    髑髏本尊
    フロイト
    ユング

  • あんまり怖くなかったな。

  • 終了日:2010・1・1、時間の感覚が無くなった!

    あれだね、恋愛沙汰が絡むのね。
    いさま屋が、ありえないくらいツボった。
    今回は、事前に情報ナッシングの真っ白なままで読んだから、感動もひとしお。

    圧巻というか、怖くてトイレいけねぇ、真相がわかるまで止められない。つまり12時過ぎから8時51分までの大体、8時間は読みっぱなしだった。

    とにかく面白かった。怖い系、苦手な癖に好きなのよね。恐いもの見たさってか。
    精神分析だなんちゃらは以前上辺を軽く齧ったことがあるから脳内が祭りだった。あと宗教色がめちゃくちゃ強かったな。
    でもとにかく面白かった。純粋に娯楽作品(の、くくりでいいよね?)。
    分けて読むのもありだけど、やっぱり身も心も費やしての一気読みのが壮観!
    エンディングはそれこそ…ね。私は好きだな。爽快じゃあないが、良い。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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