風の群像―小説・足利尊氏〈上〉 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062649957

感想・レビュー・書評

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  • 室町時代はヒーローもヒールもいて面白そうなんですが、錯綜としていて分かりづらく、とっつきの悪さがあります。杉本さんなら、捉えどころのない足利尊氏を活き活きと分かりやすく描いてくれるのことと期待しています。感想は下巻にて。

  • 【作品紹介】
    後醍醐帝に従い鎌倉幕府滅亡に大きな役割を果たした足利尊氏・直義の兄弟。しかし、観念的な理想論に終始する建武の新政は武士たちの不満を呼び起こす。南北朝時代の坂東武者たちの熾烈な戦いを描く、小説・足利尊氏。

    ※感想は下巻読了後

  • 足利尊氏を主人公に、南北朝を描く歴史小説。尊氏と弟・直義の性格の対比、高師直や楠木正成などの特徴的なキャラクターなど、小説的に強調されて書かれていて、複雑な時代や人間関係を扱っていながら読みやすい。

  • 戦国時代や江戸時代に比べて室町時代って地味だ。というか影が薄い。鎌倉幕府の成立年は暗記したけど、室町時代は?将軍15代で235年も続いたのに、この扱いの軽さは何故だろう?

    本書は室町幕府の初代将軍、足利尊氏が主役の歴史小説。後醍醐天皇による元弘の乱から建武の新政、中先代の乱を経て尊氏が後醍醐天皇から離反、南北朝分裂に至るまでを描く。

    改めて学んでみると、新田義貞、楠木正成、護良親王など登場人物たちは個性派ぞろいだし、各人の思惑が錯綜して敵味方がめまぐるしく変わる展開もスリリング。面白いじゃないか室町時代、と思わせてくれる一冊でした。

  • 最初から最後まで尊氏が腹立つ

  • 全2巻。

    まずイメージが結構違った。
    北条すごくいい人だし、
    幕府も優れてたし、
    高師直は美男子だし、
    なにより尊氏がダメすぎ。

    尊氏ダメな太平記は結構あるけど、
    このダメさはなんというかリアル。
    凄く人間臭い。
    普通の人。
    だから凄くダメに見える。
    個人的には吉川太平記な尊氏が一番好き。
    でも案外こんなだったのかも。
    実際。

    なんというか、女の人だからか、
    全体的に柔らかい雰囲気。
    そしてあっさりした印象。
    太平記ってより主人公達の人間を描いてる印象。
    太平記知らない人には良いのかも。

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著者プロフィール

1925年東京都生まれ。「燐の譜」で第4回「サンデー毎日」懸賞小説に入選。『孤愁の岸』で直木賞、『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。1987年紫綬褒章、1995年文化功労者、2002年文化勲章、菊池寛賞を受賞。著書に『傾く滝』『春日局』『埋み火』『マダム貞奴』『檀林皇后私譜』『散華』など。2017年逝去。

「2018年 『伯爵夫人の肖像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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