風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)

著者 : 小野不由美
  • 講談社 (2000年10月12日発売)
4.07
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  • 本棚登録 :1904
  • レビュー :144
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062649995

作品紹介

思うままにならない三匹の豺虎を前に自らの至らなさを嘆く景王・陽子の傍にはいつしか祥瓊、鈴、二人の姿があった。"景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから"陽子は呪力をたたえる水禺刀を手に戦いを挑む。慶国を、民を守るために。果てしない人生の旅立ちを壮大に描く永遠の魂の物語。

風の万里 黎明の空(下)十二国記 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    快感といっていい程の面白さ。
    上巻での鬱屈とした空気、いくつかの衝撃的な別れその積み重ねの後のカタルシスに文句なし。
    郷城での息をつかせぬ合戦シーンにこれまた大興奮。

    陽子はなんとも男前度が上がったもんだ。
    その他の傑物達の頼もしいこと。


    シリーズ中一番好みの作品。

  • 2013.11.17 am1:52 読了。面白かったー!すっきり。今まで読んだ同シリーズのなかで一番好きかもしれない。人は変わる。初勅発布の経緯がわかって良かった。次巻へ。といっても読む順番がわからないのは相変わらずだけど。こんなに気持ちのいい読了感は久しぶり。『キケン』や『レインツリーの国』以来かも。読んで良かった。

  • 2013/09読了。上巻ではただもどかしかった鈴と祥瓊もようやく自立し見違えるように成長。陽子も王としての自信をもち始める。勅令も陽子らしく、清々しい。

    この作品は登場人物が多く、ストーリーも3つ同時進行、それぞれ旅をしてるので地名も多く、読むのにとても骨が折れた。2回読んでやっと全体を理解しました。多分。

  • おもしろかった!
    後半の陽子と祥けいと鈴が出会うあたり、めっちゃワクワクした♪
    最後もすごく良かった。
    陽子かっこいい~
    良い王様になるといいな~

  • 祥瓊と鈴がまた「月の影(略)」の陽子みたいな悩みを抱える小娘で、それぞれの思惑を持ったまま慶国を目指す。その間に人との出会い、別れを通して自らを見つめ直し成長していく王道ストーリーなんだけど、陽子も含め「知らない」/「知ろうとしない」っていう罪に苦しむ。
    この巻はなによりも陽子がイイ! 内面の弱さを「月の影(略)」である程度克服した陽子がかっこいい! そりゃ政治っていうかそもそも向こうの世界の社会制度なんて解らない陽子は、百官たちに呆れられる日々を送り、情けなさやストレスでいっぱいいっぱいなんだけど、このままではダメだと悟り自分から動く。そうするととんでもない事実にいきあたる。祥瓊と鈴も同じ事実に別の方向からたどり着く。祥瓊と鈴の初めは感情論から入った怒りをそのままにせずに、考えて論理的に対処していくシーンは心地いい。政治的な問題に手を出すなら、感情っていう個人的なものから普遍的なものにしなければいけない。
    そして陽子の対応が最後までお見事! ヒロイックな展開で王道なんだけど、言葉が本すごくイイ! 芯が通ってるっていうか、平易な言葉だけど力強くて信念があってかっこいい! 未熟なのは陽子だけじゃなくて、景麒ですら全体を把握してなかったんだけど、荒廃しきった慶の再生と陽子の治世の始まりの頼もしさ、輝かしさが感じられた。仲間も得たしね! 慶国の成長が楽しみ。

  • 何度目??ってくらい(笑)

    陽子の頑張りもさることながら、
    楽俊、いいなぁと思う。

    楽俊みたいな友達、欲しい(笑)

  • 人は誰の奴隷でもない。そんなことのために生まれるのじゃない。他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心、不正があれば糺すことを恐れず、けだものに媚びず、ー私は慶の民にそんな不羈の民になってほしい。己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにまず、他者の前で毅然と首を上げることから始めてほしい。

    陽子だからたどり着いた初勅に、心も目頭も熱くなりました…これこそ、私が思う、こうでありたい姿。上下あわせて709ページの間に、陽子も鈴も祥瓊も自尊心を手に入れた。一緒に旅した読者として、一人取り残されてしまわないように、私もしっかりしなくては。

  • どんどんストーリーに引き込まれる下巻。

    3人の変化は、見ていてとてもすがすがしい!

    周りの人の顔色を窺って何もできなくなったとき、
    自分の境遇を人のせいにしたくなったとき、
    自分の不幸を嘆きたくなったとき、
    この本を手にとって読み返したい。

  • この巻は、ごくつぶしの一角の「和州止水郷郷長昇紘」の地元で、一人の無垢な少年がひき殺されたが、周りの人たちが何にも言わなかったとこから始まる。
    そして、その中でもどうにかしたい人たちがいて、その人たちが反乱を起こした。その中に国主でもある「中嶋陽子」が加わり、終盤に国主しか動かす「禁軍」が来たため、「中嶋陽子」は台輔でもある「景麒」を呼び出し、背中に乗って禁軍左軍将軍「迅雷」の所へ行き、本来の目的を「指示」して、本来の敵も捕らえて解決した。

  • 少しずつ少女たちの運命が重なっていき、物語はクライマックスへ。あっさり仲良しになってしまうあたりはYAモノという気がするが、綺麗なストーリー構成で楽しめた。陽子がどんどん頼もしくなっていて嬉しい。

    以下、あらすじは新潮社サイトから。
    ---------------
    王は人々の希望。だから会いに行く。景王陽子は街に下り、重税や苦役に喘ぐ民の暮らしを目の当たりにして、不甲斐なさに苦悶する。祥瓊は弑逆された父の非道を知って恥じ、自分と同じ年頃で王となった少女に会いに行く。鈴もまた、華軒に轢き殺された友の仇討ちを誓う──王が苦難から救ってくれると信じ、慶を目指すのだが、邂逅を果たす少女たちに安寧は訪れるのか。運命は如何に!

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