無言館 (アートルピナス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 21
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (67ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062663588

作品紹介・あらすじ

一度だけでいい、あなたに見せたい絵がある。戦没画学生31名の遺作50点とそのエピソード。沢地久枝「無言の語りかけ」、野見山暁治「還らぬ友人たち」を併録。

感想・レビュー・書評

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  •  ここに遺された絵が無言の遺言になってゐる事に改めて氣づかされました。

     静かにじっくり向かひ合ふと不思議な力がふっと湧いて来るのを感じるのは、私一人だけではないと思ひます。それは、画家を目指す全国の俊秀が浪人してまで集まり、絵に青春を賭けた青年学徒の思ひが籠(こも)ってゐるからかもしれません。

    彼等は十代後半から二十代前半に青春の生命を燃やしたに違ひないのであります。言葉で残せなかったものを絵を通して表現してゐるのでありませう。

    だから、本書は三十一名の画学生への鎮魂の画集になってゐるのだと感じました。解説の文章に載せられてゐる一つ一つに名残のいとほしさと追憶の情に満ちてゐます。この静かな感動を忘れないために、時折思ひ出して、眺め鑑賞して置きたい一冊であります。

    戦歿画学生慰霊美術館「無言館」に必ずや参観しようと心決めした所であります。

    (千葉県在住 40代 男性)

  • 2010年3月3日

    カバー/佐久間修「静子像」
    デザイン/山口至剛デザイン室

  • おじいたんがくれました。戦没画学生の絵を集めた画集です。今現在、絵を勉強してる美大生のひとたちは是非、手にとって見てみて欲しいです。

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著者プロフィール

1941年、東京生まれ。作家、美術館館主。父親は水上勉で、幼少時別離して養父母に預けられるが36歳で再会。1979年に信濃デッサン館を設立、1997年に同地に無言館を設立。サンケイ児童出版文化賞受賞。

「2018年 『無言館 戦没画学生たちの青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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