吸血鬼ドラキュラ 痛快世界の冒険文学 (16)

  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062680165

感想・レビュー・書評

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  •  菊地秀行さんの翻訳は翻案ということで、ドラキュラをクリストファー・リーで、ヘルシング教授をピーター・カッシングのイメージで描いたそうです。また、登場人物をキャラ立ちさせるにあたり、オリジナルのエピソードも少し加えたそうです。
     完訳至上主義から翻案はバッシングされる傾向にあるようですが、翻案も立派な解釈であり文化だと私は思います。
     そしていつか完訳版も読んでみたいと思います。

    SF KidなWeblog
     さすが古典的名作!『吸血鬼ドラキュラ』、面白いですね~~。
      https://sfkid.seesaa.net/article/491106972.html

  • 4-06-268016-5
    1999年1月20日 第1刷
    筆者:菊池秀行
    画家:天野義孝
    原作者:ブラム・ストーカー
    NDC:933.
    講談社 痛快世界の冒険文学 ※メモあり
    -------------------------
    子どもの頃 読んだはずの一冊
    怖いお話で吸血鬼の本 漠然とした記憶しか無かったので、読んでみた。
    ------------------------------
    ドラキュラ伯爵
    ジョナサン・ハーカー 弁理士・ドラキュラ城へ仕事で訪問する
    ミナ・ハーカー ジョナサンの妻、ルーシーの親友
    ルーシー・ウェステンラ ミナの親友 夢遊病者
    アーサー・ホルムウッド ルーシーの婚約者 貴族
    キンシー・モリス テキサスの富豪で冒険家腕が立つ
    ジャック・セワード 精神科医
    ヴァン・ヘルシング セワードの恩師オランダ人
    レンフィールド セワードの精神病院の患者
    他にジプシーの集団・吸血女三人組 など
    -------------------
    ドラキュラ伯爵がロンドンに進出のための不動産を買う。
    ジョナサンがその書類などを整えるためにトランシルヴァニア(ルーマニア)へ行き、そこでトラブルに遭遇。ブダペスト(ハンガリー)の病院へ入院し帰国したところから話はスタート

    (ジョナサンを残しドラキュラは木箱に入って城を出発、吸血女三人組と城に残されたジョナサンがどうやってそこを脱出し、隣国の病院へ行ったのかは不明)

    ドラキュラに最後のとどめの一撃を刺したのはオランダ人の教授。最後は埃になって消える。
    -----------------------------
    登場人物はどの人も美しく、それぞれに魅力的であり裕福で古典を感じる登場人物だった。

    巻末のミニ百科がおもしろかった ※

    1897年、イギリスで刊行
    作者:ブラム・ストーカーはアイルランドの首都ダブリンで生まれ育つ。
    ケルトの妖精伝説が今に残る母国の風土と夢想家の国民性がある。
    ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュの「吸血鬼カーミラ」 同じダブリン出身(緑茶と言う作品が有名)「イギリス幻想小説傑作集」白水社 1985年)に収録されている。(別の出版社の物がアマゾンキンダルに在り)
    ハンガリー出身旅行家でブダペスト大学教授 アルミニウス・ヴァーンベーリとの出会い。このふたつがドラキュラを作品に仕上げた。

  • ★★★★☆
    吸血鬼の第一人者が書くブラム・ストーカー。
    こわい・w・)))
    (まっきー)

  • 劇画タッチの菊池秀行バージョンはやはり読むものをどんどん引き込んでいく。子ども時分に読んだが、詳細はすっかり忘却の彼方だったため、新鮮な思いでページを繰ることができた、

  • 子供の頃は気づかなかったけど挿絵が天野喜孝先生

  • 吸血鬼といえばブラム・ストーカー。
    菊地先生が文をかかれた(翻案?)本で、対象が中学生とかその辺の学生向けだからか、ちょっと文章が先生っぽくないw

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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