江戸に学ぶおとなの粋 (The New Fifties)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 17
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062683074

作品紹介・あらすじ

江戸を知って「おとな」になろう。そのために粋なあそびを覚えたい。ほめ上手・おだて上手に始まって、「心づけ」など心得よう。出会いをたのしむ旅行にも、たしなみ見えるオシャレにも、江戸のオトコはすぐれてた。人生そろそろ終盤戦。よき老人の基本には、つつしむことが必要だ。残り少ないこれからを粋に、ゆたかに、ほどほどにたのしむ秘訣が江戸にある。

感想・レビュー・書評

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  • 文章内容とも質実で筋の通った良書。近代による若者への不信とその管理を、若者組の習俗を紹介しながら語ってみたり、あるいは、孤児や迷い子も町内で育て、彼らはしじみを売っていたことが語られ、江戸町民文化の懐の深さが語られていたりする。ここらではっきり、何事も昔が良かったと言い切ってもいいのだろう。

  • [ 内容 ]
    江戸を知って「おとな」になろう。
    そのために粋なあそびを覚えたい。
    ほめ上手・おだて上手に始まって、「心づけ」など心得よう。
    出会いをたのしむ旅行にも、たしなみ見えるオシャレにも、江戸のオトコはすぐれてた。
    人生そろそろ終盤戦。
    よき老人の基本には、つつしむことが必要だ。
    残り少ないこれからを粋に、ゆたかに、ほどほどにたのしむ秘訣が江戸にある。

    [ 目次 ]
    第1章 趣味は「読み書き」―いい残しの試み
    第2章 大人の「修学旅行」―出会いを楽しもう
    第3章 性の「粋あそび」―江戸っ子の見栄
    第4章 「心づけ」の心得―器量、鷹揚、洒脱
    第5章 若者への「ひとこと」―ほめ上手・おだて上手
    第6章 「こぎれい」なおしゃれ―たしなみと工夫
    第7章 「始末」の美学―何事もほどほどに
    第8章 「義兄弟」のすすめ―人恋しさと連帯
    第9章 「信心」のニッポン教― 「ぬくもり」のようなもの
    第10章 老いも死も「迎えるもの」―一日一日をいかに生きたか

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 言いたい事、伝えたい事はよくわかるが話がくどいな。ただこういうクドい事を言う爺さんって最近見掛けないな。粋を分からない爺さん(年配者)は増えた気がする。そういう意味合いも含め、面白かったわ。

  • 江戸の風俗にへぇ〜。ただ、江戸時代のことを礼賛しすぎているのがなぁ。ご年配の方々に、こんな江戸っ子たちを見習って、暮らしも趣味も粋に楽しく過ごしましょうよと説いているのも、ちょっと無理やりすぎやしませんか。

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著者プロフィール

神崎 宣武(かんざき・のりたけ):1944年岡山県生まれ。民俗学者。武蔵野美術大学在学中より宮本常一の教えを受ける。長年にわたり国内外の民俗調査・研究に取り組むとともに、陶磁器や民具、食文化、旅文化、盛り場など幅広いテーマで執筆活動を行なっている。現在、旅の文化研究所所長。郷里で神主も務めている。主な著書に『大和屋物語 大阪ミナミの花街民俗史』『酒の日本文化』『しきたりの日本文化』『江戸の旅文化』『盛り場の民俗史』『台所用具は語る』などがある。

「2023年 『わんちゃ利兵衛の旅 テキヤ行商の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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