王権誕生 (日本の歴史 02)

  • 講談社 (2000年12月1日発売)
3.42
  • (3)
  • (7)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062689021

みんなの感想まとめ

弥生時代の王権誕生を探求する本書は、歴史の新たな視点を提供し、過去と現代を結びつける深い考察が魅力です。著者は、弥生時代の稲作の伝播や、戦争の始まり、ヤマト王権の形成などに関する斬新な仮説を提唱し、考...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の歴史(02)
    王権誕生  弥生時代〜古墳時代
    ISBN:9784062689021
    ・寺沢薫(著)
    講談社
    2000/12/10出版
    378p 19cm(B6)


    ◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    水稲は、列島をどのように変えたのか。なぜ、戦争が始まったのか。群雄割拠した国々は、いかに統合され、王権成立へと至ったのか。そのとき卑弥呼はどこにいたのか。最新の考古学が古代の謎を解く。

    --------------------------------------------------------------------------------
    ◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    プロロ−グ 弥生時代とは
    第1章 稲作伝来
    第2章 コメと日本文化-日本的農業と食生活
    第3章 青銅のカミとマツリ
    第4章 倭人伝の国々
    第5章 情報の争奪と外交
    第6章 倭国乱れる-王権への胎動
    第7章 王権の誕生
    第8章 王権の伸長
    エピロ−グ 世界史と現代へのまなざし

  • この二巻めでは、縄文時代と弥生時代の切り替わりの状態や、稲作によって起きた村どおしのいざこざなどから倭国大乱なども書かれ、初歩的な中央集権まで解説されています。

  • 2000年刊行。考古学専門の著者(橿原考古学研究所所属)が、BC.3c~AD.4cまでの日本史について、考古学所見を縦横に駆使しつつ明らかにしようとするもの。◆邪馬台国関係やヤマト朝廷成立経緯も、考古学所見を下に議論を進めるので、文献史料だけに由来する一種不毛な議論から解放された良書である。特に、畿内勢力との他地域の合従連衡、北部九州衰退の様子は説得力がある。◇ただ、瀬戸内や太平洋岸ルートを重視する一方、日本海ルートの言及が少なく、日本海沿岸の遺跡・遺物に関する著者の考えが判りにくいのが玉にキズか。

  • 講談社版「日本の歴史」第2巻は、寺澤薫氏の傑作だ。弥生時代における長年の研究成果が注ぎ込まれ、斬新な説でありながら説得力にあふれている。特に「はじめに」で記されている考え方の射程が長い。王権はどのように誕生したのか、戦争はどのように始まったのか、など現代まで照射する問題意識が貫かれている。その上で、弥生時代の考え方、稲作の伝播、クニの始まり、ヤマト王権の誕生などにそれぞれ卓見が披露されている。読むべし!

  • <預>

  • 邪馬台国は近畿。そして卑弥呼は倭国の年若い女王!邪馬台国は別の国?かなり思いきった仮説です。また縄文時代には戦争がなかったが、弥生時代から始まるなど自信をもった断言は考古学の成果によるものが大きいとは思いますが、やや言いすぎという気がしないでもありません。それだけ、年代を推定する方法が確立し、私たちの学んだ時代には分からなかったことが判明してきているということなのだとは思いますが・・・

  • 王権誕生 日本の歴史・第02巻 寺沢 薫
           二〇〇〇年十二月一〇日 第一刷発行 株式会社講談社
               ISBN4-06-268902-2

    はじめに
    プロローグ 弥生時代とは
    1、ようこそ弥生時代へ
    2、様式論とタイムスケール

    第一章 稲作伝来
    1、水稲農耕の始まりと広がり
    2、イネのきた道
    3、金属器の登場と渡来人
    4、壕をめぐらすムラ

    第二章 コメと日本文化―日本的農業と食生活
    1、弥生人の食事情
    2、稲作の技術と開発
    3、弥生農業のすがた

    第三章 青銅のカミとマツリ
    1、マツリを再現する
    2、銅鐸の絵画は何を語るか

    第四章 倭人伝の国々
    1、戦争の始まり
    2、戦争がもたらしたもの―戦争の人類学
    3、北部九州のクニと国
    4、王墓の出現と王のなかの王
    5、近畿周辺のクニグニのすがた
    6、ムラに権力の胎動をみる
    7、青銅祭器とクニ・国
    8、帝国の外縁で

    第五章 情報の争奪と外交
    1、倭人争乱
    2、分業と流通システム
    3、外交は大海を越えて
    4、マツリからマツリゴトへ

    第六章 倭国乱れる―王権への胎動
    1、倭国再編への兆し
    2、穀霊から首長霊へ

    第七章 王権の誕生
    1、新時代の幕開け
    2、卑弥呼共立
    3、王権成立への道

    第八章 王権の伸長
    1、前方後円墳体制
    2、王権の祭祀
    3、巨大古墳の世紀
    4、王権確立への道

    エピローグ 世界史と現代へのまなざし

    弥生時代の遺跡・古墳地図
    年表
    参考文献
    索引


    ◆稲作は数千年かけて伝わった
    ◆青森県田舎館村垂柳遺跡、東北地方初の弥生時代中期後葉の水田跡(656面)一九八一年発掘
    ◆青森県弘前市砂沢遺跡、弥生前期末の水田跡、一九八六年発掘
    ◆遠賀川系土器の分布と、磨製石包丁の分布
    ◆日本最古の雑穀の資料は、北海道や東北の日本海側に集中する

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

寺沢薫
1950年、東京都生まれ。同志社大学文学部卒業。奈良県立橿原考古学研究所勤務を経て、2012年より桜井市纒向学研究センター所長。主な著書に『日本の歴史02 王権誕生』(講談社)、『青銅器のマツリと政治社会』『王権と都市の形成史論』『弥生時代の年代と交流』『弥生時代国家形成史論』(以上、吉川弘文館)、『弥生国家論』(敬文舎)など。

「2023年 『卑弥呼とヤマト王権』 で使われていた紹介文から引用しています。」

寺沢薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×