律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史)

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  • 講談社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062689052

作品紹介・あらすじ

桓武天皇による長岡京、平安京への相次ぐ遷都。天皇の権威が確立する一方で、藤原氏北家も朝廷に地歩を固め、摂関制度が成立する。地方では伝統的な郡司層が没落し、国司長官の受領化が進展。九世紀、国家体制は大きな転機を迎える。

感想・レビュー・書評

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  • この巻では、奈良時代末期から平安時代初期までの日本史を解説されています。
    また、奈良時代の律令制の骨格など変更など過度期なので、著者の考え方・見方などが解ります。

  • 1FI下2奥

  • 平城京を後にして長岡京、そして平安京に移った桓武天皇。そして平城、嵯峨、淳仁等の9世紀の天皇たち。血塗られた権力闘争、身内の抹殺の歴史に驚きますが、この時代に天皇制が古代の神から中国風の皇帝へと姿を変えていったこと。(即位の際の服装がそれを如実に物語る。)遣唐使とは逆に唐使が来日した際の天皇との対面する席の座り方で国内の大議論があり、結局下座につかざるを得なくなり、その屈辱からのがれるため、唐使の来日を嫌ったこと、桓武が遣唐使の派遣を渋ったことなど。興味深いです。そして天智・天武の両天皇の系統から出た多くの人たちの命日が全て国難日になったため、国難日を絞る際の検討過程も非常に面白かったです。後半の最澄・空海の話し興味の対象外であまり熱心には読みませんでした。冬嗣・良房・基経による藤原北家の権力確立の過程は幼年者の擁立による天皇制の変質という興味がありました。

  • 日本の歴史(05)
    律令国家の転換と「日本」  奈良時代末〜平安時代前期
    ISBN:9784062689052
    ・坂上康俊(著)
    講談社
    2001/03/10出版
    368p 19cm(B6)


    ◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    桓武天皇による長岡京、平安京への相次ぐ遷都。天皇の権威が確立する一方で、藤原氏北家も朝廷に地歩を固め、摂関制度が成立する。地方では伝統的な郡司層が没落し、国司長官の受領化が進展。九世紀、国家体制は大きな転機を迎える。

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    ◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    第1章 平安遷都と皇位継承
    第2章 天皇いかにあるべきか
    第3章 帝国の再編
    第4章 求法の人々
    第5章 政務処理と法
    第6章 摂関制度の成立
    第7章 徴税論理の転換
    第8章 地域社会の変容
    第9章 受領と負名

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著者プロフィール

1955年 宮崎県に生まれる。1983年 東京大学大学院文学研究科博士課程中途退学。現在 九州大学大学院教授 ※2015年11月現在【主な編著書】『日本の歴史5 律令国家の転換と「日本」』(講談社、2001年)、『平城京の時代』(シリーズ日本古代史4、岩波書店、2011年)

「2015年 『摂関政治と地方社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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