維新の構想と展開 (日本の歴史)

著者 :
  • 講談社
3.50
  • (0)
  • (9)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062689205

作品紹介・あらすじ

短期間で近代国家を作り上げた明治新政府。そのめざしたもの、手法、担い手は?「藩」の遺産をどう清算し、また、取り込んだのか。新たな政策・制度は、いかにして村々まで伝達・徹底されたのか。地方官や戸長の役割と活動に注目し、「上からの変革」と人々の自前の対応に迫る。五箇条の御誓文から帝国憲法発布までを描いた意欲作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この巻では、幕末の動乱から維新へ、そして、その維新後の騒動など日本近代の過度期の解説です。
    まあ、この時期が今現在の日本と東アジアの関係の発端かと思いました。

  • 他の本が『廃藩置県がなされた』『版籍奉還がなされた』『血税一揆があった』とするだけのところを、維新に伴う新制度の導入過程、定着過程まで詳しく叙述している。この維新の担い手として、筆者があげるのが戸長であり、かなりの頁をこれに割いている。あるいは、教育・消防・警察・徴兵制の制度の導入・定着の過程を丹念に追い、この結果、当時の市井の人々の生々しい息遣いを明らかにすることに成功している。制度は、どのように定着させるかということまでを見越しながらデザインしなければならないことを理解するのに、格好の書といえよう。

  • w

  • 日本の歴史(20)
    維新の構想と展開  明治時代前期
    ISBN:9784062689205
    ・鈴木淳(著)
    講談社
    2002/07/10出版
    370p 19cm(B6)


    ◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    短期間で近代国家を作り上げた明治新政府。そのめざしたもの、手法、担い手は?「藩」の遺産をどう清算し、また、取り込んだのか。新たな政策・制度は、いかにして村々まで伝達・徹底されたのか。地方官や戸長の役割と活動に注目し、「上からの変革」と人々の自前の対応に迫る。五箇条の御誓文から帝国憲法発布までを描いた意欲作。

    --------------------------------------------------------------------------------
    ◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
    第1章 明治の「藩」
    第2章 戸長たちの維新
    第3章 士族の役割
    第4章 官と民の出会い
    第5章 内治を整え民産を殖す
    第6章 憲法発布

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

東京大学教授

「2023年 『日本経済の歴史[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木淳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×