スヌーピーたちの性格心理分析 (KODANSHA SOPHIA BOOKS 魂 2-1)
- 講談社 (1998年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062690065
作品紹介・あらすじ
失敗しそうだと前もって決めてかかって、何かをあきらめてしまったことはありませんか。まるでチャーリー・ブラウンのようです。相手に威圧的な態度に出られて、すくんでしまったことはありませんか。ライナスとルーシーの関係にちょっと似ています。自分を改善する必要があるかどうか、この本によって、自分の部屋に居ながらにして、誰にも知られずに、自分の心理と性格の状態を調べることができます。
感想・レビュー・書評
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世界中で愛されている「ピーナッツ」のキャラクターたち。そのキャラクターたちの持っている性格を分析しながら、現代社会を生きる私たちの心に向き合っていける本です。治したい性格があるのに上手く治せない…そんな時に、ちょっとしたカウンセリングになる1冊です。読んでみると、案外自分に似たキャラクターが居て驚くはず。本書は、精神科医のA.J.ツワルスキーが日本人読者のために書き下ろしたものです。
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心理学をピーナッツの漫画を用いて分かりやすく解説しています。
文章だけではピンとこないようなことでも漫画があることで理解しやすかったです。
私は普段あまり読書をするほうではないのですが、ピーナッツのキャラクターが好きなので最後まで楽しく読むことができました。
どのキャラクターに自分は似ているんだろうと思いこの本を読み始めましたが、読み終わると、どのキャラクターにも自分と通ずるところがあり、人は皆、根本的には同じなんだなと考えさせられました。
この本は、心理学に興味はあるけれど難しい本を読むのには少し抵抗があるなという人にもおすすめできる本だと思います。 -
自分の心理状態とか性格が言葉になることはすごく救われることだと思う。
自分というものが分からなくなって悩む時がある。人の考えていることが理解できなくて悩む時がある。何に悩んでいるか上手く言葉にできず悩む時がある。そういう風に、自分の根底がグラつくような悩みにぶち当たったとき、そっと自分の居場所を教えてくれる。グラついた根底を支えて大丈夫だよと言ってくれる。そんな一冊だなと思った。
図書館で借りて読んだけれど、これは自分用に買いたいな。そして悩みにぶち当たった時に読み返してみたい。また違った発見がありそう。 -
自分や身近な人を思い浮かべながら読みました。
ピーナッツはあんまり詳しくないんですけど
とても読みやすく面白かったです -
スヌーピーの物語になんであんなに深さを感じるのかの理由がちょっとわかった気がする。登場人物がみなしっかりと本質的にキャラ付けされていて、それが見事に表現されてるからなんだね。っていうかもう登場人物みんな性格異常じゃ…
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『ピーナッツ』の仲間たちのことがよく分かっている人には、相当楽しめる本だと思いますが、そうでない人も、漫画が引用されていますので、それを見ながら読み進めれば、それなりに奥の深い世界を味わうことができると思います。
チャールズ・モンロー・シュルツさんの人を見る目に、本当に驚かされます。漫画には、こういう深い笑いが必要です。
引用したいところはたくさんあるのですが、1つだけ。
p.232 心理学は、子どもの情緒的問題を親のせいにすることによって、とんでもない間違いを犯したと思っています。(中略)親を責める患者には、こう言うことにしています。「たとえ親のせいでこうなったとしても、それから抜けださないなら、それはあなたの責任ですよ」
何歳の相手から通用するかはともかく、今、私には欠けている視点でした。 -
スヌーピーのキャラクターの性格が、こんなに奥深いとは!と思わされた1冊。漫画も面白い。
空想の世界に入りこんでも、またデスクに戻って仕事ができるなら大丈夫、みたいなことがかかれてあって、それが心に残った。 -
スヌーピーのキャラを分析しながら自分を振り返れる本。
図書館で借りて全部読み終わらないうちに返却期間になったので再度借りて読み切りたい所存。 -
心理学を扱った本としては、相当に読みやすい.
それでいて、単なるキャラ本や雑学レベルでなく、きちんと症例をあげながら説明されている.
しかし、まさかスヌーピーの兄弟やウッドストックまで分析されるとは. 兄弟は多くて、スパイク、オラフ、アンディ、マーブルス、ベル。特にスパイクはちょっと悲しい過去を持つ心やさしい兄弟。 -
ピーナッツのマンガと共に色んなタイプの人を分析。