いい「いいかげん」が脳を若くする (講談社SOPHIA BOOKS)

  • 講談社 (1999年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (286ページ) / ISBN・EAN: 9784062690683

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  •  いい加減といえば、適当大魔王の高田純次とラテン系が浮かんでくる。いい加減がいいのかと思って、ハチマキを閉めて、「目指せ高田純次、ラテン系」と目標を立てて、養成ギブス(?)をつけて必死になっても、なれるものではない。はじめのところで、著者は以下のように書いている「日本人は自分をいじめてがんばることを美徳としてきたが、それはどうも、脳に大変悪いらしいのだ。くよくよ悩めば、脳は萎縮し、結局ボケにつながる。つまりマジメは脳を壊すと言ってもいいくらいなのだ」。

     脳を良い意味で刺激するひとつの方法がある。それは、文学や芸術への感動と著者は述べている。芸術や文学に限らず、おいしいものを飲み食いしたりすれば、心が満たされる。専門的に言うと著者曰く次のように述べている。「左脳の前頭前野が幸福感、充実感と関係し、ここが刺激されると生きがいや意欲が増すとされる」

     知能常識のウソという第二章で、「日本人の勤勉さが勝ったかにみえた時代」(これは高度経済成長を遂げてバブル経済までの間のこと)から、「再び、独創性と才能が問われる国際情勢」と述べている。お題目のように「ものづくり、ものづくり」と盛んに強調している。偶然なのかあのテレビ東京の夜に放送されている「ワールドビジネスサテライト」は、ものづくり特集がお好きなようだ。どこかの本で読んだが、ものづくりだけにとらわれていると、標準となる仕組みづくりに一枚も二枚も上手の欧米に負けるとある。アップルに負けたソニーがいい例だ。

     よく年を取るとダメだと言われるが、著者曰く「年齢を理由にしない」とある。年齢が理由でだめになるのはスポーツのような一部の職業で、年齢は関係ない。そういわれるとそうだ。年齢の差を吹き飛ばしたあの加藤茶のような人もいるのだから。適当とハサミは使いようだ。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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