いい加減といえば、適当大魔王の高田純次とラテン系が浮かんでくる。いい加減がいいのかと思って、ハチマキを閉めて、「目指せ高田純次、ラテン系」と目標を立てて、養成ギブス(?)をつけて必死になっても、なれるものではない。はじめのところで、著者は以下のように書いている「日本人は自分をいじめてがんばることを美徳としてきたが、それはどうも、脳に大変悪いらしいのだ。くよくよ悩めば、脳は萎縮し、結局ボケにつながる。つまりマジメは脳を壊すと言ってもいいくらいなのだ」。
脳を良い意味で刺激するひとつの方法がある。それは、文学や芸術への感動と著者は述べている。芸術や文学に限らず、おいしいものを飲み食いしたりすれば、心が満たされる。専門的に言うと著者曰く次のように述べている。「左脳の前頭前野が幸福感、充実感と関係し、ここが刺激されると生きがいや意欲が増すとされる」
知能常識のウソという第二章で、「日本人の勤勉さが勝ったかにみえた時代」(これは高度経済成長を遂げてバブル経済までの間のこと)から、「再び、独創性と才能が問われる国際情勢」と述べている。お題目のように「ものづくり、ものづくり」と盛んに強調している。偶然なのかあのテレビ東京の夜に放送されている「ワールドビジネスサテライト」は、ものづくり特集がお好きなようだ。どこかの本で読んだが、ものづくりだけにとらわれていると、標準となる仕組みづくりに一枚も二枚も上手の欧米に負けるとある。アップルに負けたソニーがいい例だ。
よく年を取るとダメだと言われるが、著者曰く「年齢を理由にしない」とある。年齢が理由でだめになるのはスポーツのような一部の職業で、年齢は関係ない。そういわれるとそうだ。年齢の差を吹き飛ばしたあの加藤茶のような人もいるのだから。適当とハサミは使いようだ。