マンガは哲学する (KODANSHA SOPHIA BOOKS 魂 20-1)
- 講談社 (2000年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062691031
作品紹介・あらすじ
人間についての鋭い考察!マンガってこんなに哲学!!名作マンガの大狂気に「魂」を感じ、哲学を求める。私とは誰か?人生の意味について、われわれは何のために存在するのか、など「哲学の大問題」を45の作品を題材に、面白い哲学の第一人者が解説する会心作。
感想・レビュー・書評
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p.2000/2/23
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まんが
哲学
思索 -
業田良家の『自虐の詩』が取り上げられているので、読んでみたが、いただけない。賢しらを見せびらかしたいこの種の読み物としては親切な方だ。引用が多いから。
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:726.101||N
資料ID:50000249 -
永井さんと私の「疑問」が重ならず(または、単純に論点が難しく言葉の理解ができず)特に読みたいと思わない漫画もあるものの、佐々木淳子さんや高橋葉介さんなどは(絵柄的にも)手を出したくなった。
哲学は全く関係なく、「鉄コン筋クリート」を読みたい。友情!
本論とは外れるのだろうが、永井さん個人の経験談(モーツァルトから聴こえた男の子の泣き声、また幼稚園時代の悪戯と嘘の話)が印象に残った。 -
読書録「マンガは哲学する」2
著者 永井均
出版 講談社
P216より引用
“まあ、たいていの人は、程度の差はあれ、少しはそうしている。
そうしないですめば、どんなに楽だろうと思いながらも。”
哲学者である著者による、マンゴをネタに哲学を語る一冊。
意味と無意味についてから存在についてまで、深く深くマンガ
を読み込んで描かれています。
上記の引用は、自分の人生や世界の将来を考えて生きる生き方
と、バカボンパパの生き方について書かれた後の一文。
バカボンのパパのように生きられたら、それは楽しいでしょうが、
それが出来るには余程の幸運に恵まれなければならないでしょう。
難しく考えようと思えば、どんなものでも難しく考えることが
出来るものだなと思いました。
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私情が多く含まれている本。僕に本を読むきっかけを与えてくれた一冊。この中に書かれた萩尾望都の「半神」のあらすじだけで感動しました。この本を読み終わってから本(漫画・哲学)を読み始めるようになりました。
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漫画にみる哲学〜人間についての鋭い考察を著した一冊。
意味と無意味、私とは誰か?、時間の謎、子供vs死、人生の意味について、我々は何の為に存在しているか?
7章構成にて手塚治虫・藤子不二雄・梅図かずお・諸星大二郎らなど、45作品から解説。
「デビルマン」なにも守らぬ闘いと、「寄生獣」守るもののリアリティ。
この2作を連続で解説することで、明確な対比を説明しているところが興味深い。
ほか 手塚治虫「火の鳥」「ブラックジャック」、藤子・F・不二雄「SF短編作品」などから人間に迫る。 -
[ 内容 ]
人間についての鋭い考察!マンガってこんなに哲学!!
名作マンガの大狂気に「魂」を感じ、哲学を求める。
私とは誰か?
人生の意味について、われわれは何のために存在するのか、など「哲学の大問題」を45の作品を題材に、面白い哲学の第一人者が解説する会心作。
[ 目次 ]
第1章 意味と無意味
第2章 私とは誰か?
第3章 夢―世界の真相
第4章 時間の謎
第5章 子どもvs.死―終わることの意味
第6章 人生の意味について
第7章 われわれは何のために存在しているのか
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
再読。初読2003
充実の欠如こそが、われわれにとって、意味ある生の成立条件なのである(219頁)
寄生獣でも、ミギーに
「心にヒマがある生物 なんとすばらしい!」
と言わしめていることを思い出す。
マンガを語ること、マンガで語ることは楽しい。