妖怪アパートの幽雅な日常(5) (YA! ENTERTAINMENT)
- 講談社 (2006年3月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062693646
作品紹介・あらすじ
新任教師は妖怪以上の存在感?
妖怪アパートに(なぜか)滝が出現!一方、学校には超個性派の新任教師が着任して、新たな事件の予感……?
清楚VS型破りの両極端な教師2人がやってきた。英会話クラブの転入生騒動、中間試験でのカンニング事件、そして文化祭準備にも追われながら「生きる意味」を考えさせられた夕士、高2の2学期。
感想・レビュー・書評
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対照的な新しい教師が2人登場して、さらに面白かった。
妖怪アパートには 夕士に大切なことを教えてくれる大人がたくさんいて
学ぶことが多いところだな~と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正反対な新任教師2人とちょっと訳あり転入生1人が加わって、夕士の学生生活がドタバタする物語。
善意や正義がいつも誰かを救うわけではなくて、むしろ押し付け、決めつけになってしまうと怖いな、と感じました。相手のためを思って、と上っ面は良くても根底には自分はこれだけしてあげた、という思いがあると、結局は自己中心的なだけなのだと気付かされました…。
また、度をいきすぎたコンプレックスも厄介なものです。他者と比較した故のコンプレックス(物語の山本さんは優秀なお姉さんと比べて)は一概にダメとは言いきれない部分もあると思います。優秀な人に近づこうと努力したり、手本にしたり、自分の足りない部分を客観視することもできる、という点で。しかし、それが卑屈な方向に向かって承認欲求を満たそうと周りを否定して、自分を悲観したり、自尊心の塊になってしまうと恐ろしいです…。山本さんの心の闇が本当の意味で救われて欲しいですね。 -
千晶先生のスペックの高さにびっくり。
こんなかっこいい先生が高校にいたら惚れてますよそりゃあ!
残念ながらうちの高校にはいませんでしたが…。
ある種青木先生のような先生なら結構いるでしょうが。 -
二学期が始まり学校中心のお話。新しい先生2名が登場したことで、日常生活だけではなく新鮮な展開になりました。くぅ~ムカつく~って思うような場面もあり、単純だけどやっぱりいい言葉を選んでるわ~と思う場面もあって読み応えがありました。
最後は学園天国的な終わり方で面白い。
豊饒の秋なので、るり子さんのご飯が美味しそうでたまらーん!
身の詰まった秋刀魚に松茸と牛肉のスキヤキ…。ああ、食べたい! -
千晶直巳先生(男)・・・。いいじゃないですか!!適度に無気力だけど頭はイイしやるときゃやる!典型的男前キャラの登場です。32歳花の独身実家は金持ち!(笑)
「知らないこともあるってことを、知ってるだけさ」
個性的な登場人物が何人か増え、また面白くなってきました。6巻早く読みた〜い♪ -
2020年12月10日読了。1巻から5巻までで一番良かった。
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5巻も面白かったです。新キャラ、千晶先生はとても好きですが、青木先生は嫌いです。嫌い過ぎて、この人の過去が気になります。山本も好きではありませんが、可哀想な人なのかな。秋音ちゃんの病院の方々も面白かったです。妖怪アパートも色々な人とか人でないものがいますが、夕士の学校も一筋縄ではいかなくて面白いです。続きも楽しみです。
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期待通り。
しかしBL感がどんどん強くなっていくような…。巻末付録のバレンタインの話しはちょっと…。 -
シリーズを読み進めるうちに、少し上手く行き過ぎの感じがしてきました。登場人物の内面をもう少し深く描いて欲しいです。どんな人でも多方面から見て欲しい。と、大人は思ってしまいました。