NO.6〔ナンバーシックス〕#7 (YA! ENTERTAINMENT)

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感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062693974

作品紹介・あらすじ

決して開くはずのない矯正施設の扉がついに開かれた。目指すは、沙布が囚われている最上階!紫苑とネズミは、センサーをかいくぐり最奥部へと突き進む。壮絶な闘いの末に、二人が目にしたものは-。

感想・レビュー・書評

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  • ネズミは相変わらず萌えですvあんたと一緒に死ぬんだなとかきゅんv紫苑が相変わらず残念ですが。
    遂に殺人だよ!
    それだけはしてほしくなかったんですが。
    最早紫苑さんがわけわからない。
    ネズミは好きだけど、紫苑に感情移入が出来なすぎなので、そこが残念。最終巻見ればわかるのかなぁ。。。

  • ついにNO.6に突入した紫苑とネズミ。
    囚えられた沙布がどうなっているのかがぼんやり分かってきたり、紫苑の黒化がますます進行したり、ネズミがガチ泣きしちゃったりといよいよクライマックスといった感じです。
    前巻を読んだのが随分前なので色々思い出しながら読んだのですが、今巻のハードな展開で紫苑が闇落ちしないかが心配で心配で…。
    まあネズミはちょっと紫苑を聖化しすぎというか、夢を見過ぎてる気がするのですが、それを別にしても紫苑の危うさを示した描写が多すぎてもう。
    しかもどうやら沙布はかなりアレなことになっているようだし、それを知った紫苑がどうなってしまうのか。次巻が楽しみでもあり怖くもあります。

    危うさをはらみながらもどんどん逞しくなっていく紫苑とは逆に、芯の弱さというか非情になりきれない甘さを露呈していくネズミが愛しい。
    最初は紫苑の純粋さに呆れながらも惹かれていたネズミが、今は闇に染まりそうな紫苑を引き止めているという…。
    お互いがお互いに影響を与え合い、変化していってるんだなあ。
    どうかこの子たちが非情な現実に壊されずに、彼らのままで幸せになれますように…。あさの先生、頼みますよ…!!

    ところでこの作品、ノイタミナ枠でアニメ化が決まっているようですが、最後までやるのでしょうか。
    イメージイラスト?を見たら紫苑が異様にかわいくてちょっと笑ってしまいました。あんなシーンやこんなシーンをこのキャラデザでやるとしたら…ありだな!(…)

  • 人は自分が1番好きな人のところに帰ってくる

  • アクションシーンが出始め、先に先にと進む紫苑とネズミの行く末と安全心配しながらドキドキしました。

    紫苑を生かすためのネズミの言葉が重いです。7巻目にしてネズミの人間としての感情が1番揺れ動いたように思います。

    誰よりも家族想いの彼が亡くなってしまうのは悲しかったですね。イヌカシそこはしっかり伝えてあげてー!となってしまった。冨良といい月薬といい、なんとなく生き残ってほしかったキャラばかりがいなくなってしまって悲しいです。

    沙布とエリウリアスが気になりすぎます!次巻でやっと再会かな?

  • シリーズ第7巻。

    とにかく早く完結して欲しいと思いながら読んでいます。

    7巻は、ようやくアクションシーンが出てきた、という印象の巻でした。(あまり記憶が定かではありませんが、2巻のあとがきに、「これからアクションシーンが出てくる」というようなことが書いてあった気がするのに、全然出てこないと思っていました。)

    あと2巻+番外編。終わりが近づいてきました。

  • 6巻の続き、という印象。7巻のメインは、紫苑とネズミの行動に巻き込まれたイヌカシ、力河、沙布、紫苑の母親・火藍。

    イヌカシが雇った人間による異臭騒ぎで矯正施設は大混乱。その隙に乗じて紫苑とネズミは施設の上階に進む。イヌカシと力河は二人をサポートするために矯正施設に向かう。二人は沙布を救えるのか。

  • 矯正施設の内部へ潜入。
    遂に紫苑が人を殺してしまう。それも冷静に。
    月薬さんが、殺されたのは悲しい。りりの元に戻って欲しかった。

  • 【あらすじ】決して開くはずのない矯正施設の扉がついに開かれた。目指すは、沙布が囚われている最上階!紫苑とネズミは、センサーをかいくぐり最奥部へと突き進む。壮絶な闘いの末に、ふたりが目にしたものは…。

  • 矯正施設の内部に侵入した紫苑とネズミは、沙布のいるであろう最上階を目指すも、途中、紫苑を逮捕した羅史にはばまれる。部下を見殺しにする羅史の冷酷さをまのあたりにした紫苑は、羅史がネズミに銃口を向けると、ためらうことなく羅史を撃った。
    紫苑の変わりっぷりに驚かされるネズミ。
    P140 「背負え、・・・背負ったまま生きろ」
    ネズミは涙する。

    一方、イヌカシと氷河は矯正施設のごみ処理場へ向かう。

    莉莉は、火藍のところで、帰らぬ父を待つ。
    しかし月薬は、疑いをかけられたと同時に射殺される。

    紫苑とネズミは、最上階にたどりつく。
    そこで見たものは、透明な駅に満たされた透明な柱が幾本もあり、その円柱の中には一本にひとつづつ人の脳が浮かんでいた。
    そして、沙布と再会する。
    しかし沙布は・・・・

    1最後の抱擁~「ロミジュリ」第五幕 第三場
    2人間の心が~山月記 
    3理性という武器~エセー3 モンテーニュ 宮下志朗訳 白水社
    4悲しいかい~ボッコちゃん 星新一
    5不実な歓び

  • とうとう紫苑が人を殺してしまった。
    彼は何かしらの秘密を抱えているのか?

    そして、囚われの沙布。
    彼女に会えた所で終わるが、これも大きなどんでん返しがありそうな気がする。

    ネズミの涙が意外だった。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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