ボーイズ・イン・ブラック(4) 《雨が上がれば……》 (YA! ENTERTAINMENT)

  • 講談社
3.79
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本棚登録 : 77
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694056

作品紹介・あらすじ

雨続きの小夢野。そのせいか、しのぶの体調がよくない。そんな町に現れた謎のスーツ男と蝶の群れ。エイリアンと関係あるのか?シリーズ最終巻。気になるタケルとしのぶの未来は-。

感想・レビュー・書評

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  • しのぶが3巻でかました「松永タケルでいられないなら、きみがぼくと行く?」って台詞は告白だったと思うんですよ。それにタケルは答えられなかったんだからそれはまあ離ればなれになるしかないと納得のラストでした。タケルは必死に人間界でのしのぶの生き方を提案するが、それってしのぶがタケルに提案した、地球上の全ての知り合いや家族からタケルの存在が消されることを意味するのと同じ、もしくはそれ以上のことなのだ。ましてしのぶは寿命の短すぎるタケルの何倍もの命が待っていて、同じだけタケル死後の世界を生きていなければならなくて。
    タケルには大切な家族がいるのだ。そちらを選ぶのは未知の少年と駆け落ちするより児童書として絶対正しい。そうですね、忘れがちですがこれはBL小説ではないですものね!笑

  • 雨続きの小夢野(さゆめの)。そのせいか、しのぶの体調がよくない。そんな町に現れた、謎のスーツ男と蝶の群れ。エイリアンと関係があるのか? そして、しのぶとタケルの未来は?

  • 最終巻、意外にも(失礼)、じーんときてしまった。
    自然体で実はとてつもなく包容力のあるタケルの母ちゃんが好きだなあ。梅ちゃんもかわいい。

    せつないんだけど、どこか晴れ晴れした気持ちになれるようなラストがよかった。

  • ■雨続きの小夢野。そのせいか、しのぶの体調がよくない。そんな町に現れた謎のスーツ男と蝶の群れ。エイリアンと関係あるのか?シリーズ最終巻。気になるタケルとしのぶの未来は-。

    ■■最終巻は大概淋しくて哀しい。何を言ってもネタバレになってしまうんでなんにもいえない。とにかく二人が可愛くて一生懸命で愛おしい。

  • 大好きな作家さんの本を読んでいるとき、心おだやかでいられる。
    文中のセリフに、心臓をぎゅっとわしづかみされたかのような衝撃を味わったり。
    すとんっと、胸におちる文章に、涙がとまんなくなったり。
    そんなこともふくめて、やっぱり、本を読むことって幸せだと思う。

    『BIB』シリーズ完結、です。
    読み始めたときから、「先を、どんどん読みたくなる」気持ちと、「あぁ、終わっちゃうよぉ」という気持ちが入り乱れて、もぉ、たいへん。
    ほぼ全編にわたって、しとしとと降り続ける雨とともに、涙がじわ〜っと。
    タケルくんも、しのぶくんも、愛おしくて。
    うるうる、うるうる。
    大好きな梅ちゃんも、ここぞってときに出てきてくれて。
    また、そのセリフに、かっわい〜いぃ♪と身悶えしちゃって。
    ラストは、ふたりの気持ちに、「あぁ、やっぱり、そうなんだよね……」と思いつつも、「待って、お願い……」(しのぶくん、帰っちゃわないで&お話、終わんないで、の両方の意味で)とつぶやいちゃった。
    そして、涙が、ぽろぽろ。とまんないよぉ。

    すべてを読み終わったあと、カバー折り返しのことば、
    ぼくを、忘れないで
    が、すっごく効いてくる……。

  • 最後は泣けました。
    しのぶがずれていてかわいいです。出てくる登場人物がみんないとしい本。

  • 別れのときの抱擁がグッと来た。

  • シリーズ最終巻。
    帯には、「大団円」とあったけれど、それはちょっとどうなのでしょう?しのぶの仕事的には大団円かもしれないけれど、消化不良の感がありました。
    しのぶは相変わらず可愛くて、それは魅力ですが、だからこそラストシーンが切ないというか、ちょっと納得がいかず。
    全体的に、SF小説としてもBL小説としても中途半端ですが、等身大で悩んだり頑張ったりするタケルと、しのぶの可愛さで最後まで読み進めさせられました。
    消化不良に感じる部分は、あえて書かれていない読者が考える余地なのかもしれません。そのあたりをきちんと読み込めば確かにヤングアダルト向けの作品だと思われます。

  • 2009/09/24 (買)

  • しのぶくんがかわいい

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著者プロフィール

【後藤みわこ・作】  愛知県在住。『ママがこわれた』で第17回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。主な著書に『ぼくのプリンときみのチョコ』「ボーイズ・イン・ブラック」シリーズ、『100回目のお引っ越し』(講談社)、『秘密の菜園』(ポプラ社)、「カプリの恋占い」シリーズ(岩崎書店)など。

「2015年 『猫と話す友だち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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