NO.6〔ナンバーシックス〕#8 (YA! ENTERTAINMENT)

  • 講談社
4.03
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694216

感想・レビュー・書評

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  • -この一時が永遠なら。
      このまま時間が止まってしまえば。今、ここにあるものだけがぼくの世界の、全てであったなら。-

    『沙布』の声に導かれ、ついに矯正施設の最上階へとたどり着いた『紫苑』と『ネズミ』。だが、やっと再会できた沙布は触れることもかなわぬ姿となっていた。彼女の最後の願いを叶え、中枢コンピューター『マザー』を破壊するネズミ。
    打ちひしがれる紫苑を庇い、ネズミが銃で撃たれる。早く手当てをしなくては助からない・・紫苑はネズミを抱え、脱出すべくダストシュートに身をくぐらせた。


    この本を手にとってまず最初にしたのが、そっと最終ページを開くことでした。そこに TO BE CONTINUED の文字を見てほっとして読み始められました。
    予想通り沙布はすでに手遅れの姿に・・彼女の願いを汲み、そして生きて帰るためシステムを破壊し脱出を図るネズミを詰る紫苑。でも、紫苑も分かっていたのです。自分の弱さゆえに彼に押しつけた上にあたっていることを。認めたくないだけだということを・・
    そんな紫苑を奮い立たせるために自分は最初から爆破が目的だったというネズミ。沙布を口実にし、紫苑を利用しただけだと・・
    確かにネズミの目的はそうだったのでしょう。でも、決してそれだけではなかったはず。だから、紫苑の目を見ることが出来ない。彼を奮い立たせたいのと同時に本心(そう思っていた気持ちを)吐露せずにはいられない。でなければ、撃たれるような事態におちいらないはずです。

    NO.6の内と外で事態は大きく動き出しました。真の支配者の正体は?NO.6の未来は?ネズミの過去と紫苑の秘められた力とは・・そして二人はどこへ辿りつくのか・・

    次回もハラハラドキドキです。

  • 「やめて、だめ。そんなことをしてはだめよ」
    「だめだって?なぜだ?なぜ、そんなことを言う」
    「人が死ぬわ」

    この小説はいつも私の思考を、感情を、掻き混ぜていきます。
    http://re-bloom.jugem.jp/?eid=18


    「彼らは自分の言葉や理想に浮かされて、眼差しを熱くし声音を火照らせていた。眩しくはあったけれど、怖くもあった。彼らの熱い眼差しの先に人間はどこにもいなかったのだ。理想は語っても、人間にはまるで無関心だった。」

  • シリアス突入かぁ~。
    でもシリアスもおもしろいです。

    ねずみぃいい><。

    次の巻が出るまでは夜も眠れませぬ←

  • 毎回毎回、いいところでおわってしまう。続きが気になる。前の回の気になるところが納得、満足、の形で解決したとおもったら、またもっと気になることがでてきて、いいところで終わる。その繰り返し。こんなに楽しめるなんてすごい。飽きない、間があいても忘れない。回を追うごとにそれぞれの人物のよさがでてきて、一口に「この人がいい」とは言えなくなってきた。続きがたのしみ!

  • 前巻で想像した沙布の居場所のイメージが全く一緒だったことに笑えた←
    沙布の存在は想像通りでした…
    イヌカシの活躍はすごくかっこよかったです

    ネズミと紫苑は無事に辿り着くことができるのか
    次巻が楽しみです!

  • 読み終わった日:2009.12

    ついに矯正施設で沙布との再開を果たした紫苑。

  • エリウリアスの存在がどう展開するのかが楽しみです。

  • 30分もかからず読了。
    ものたりない。
    はやく続き読みたい。
    もうすこしペースあげてほしいなぁ。

  • ネタバレなしで書くのは難しいです。こうなるのねああって

  • 沙布が・・・
    うっすらわかってはいましたが

    しかし ネズミと紫苑の会話ってなんだか恥ずかしいですね

    あとは、いつも思うけれど表紙の絵すこしこわい

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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