妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 (YA! ENTERTAINMENT)

著者 :
  • 講談社
3.88
  • (60)
  • (71)
  • (59)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 708
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694735

作品紹介・あらすじ

おかげさまでYA!ENTERTAINMENT10周年!その記念企画として、あの大人気シリーズ『妖怪アパートの幽雅な日常』がスペシャル番外編として登場します。

「妖怪アパートの幽雅な日常」が完結してから4年。
妖アパファンから、是非読みたいリクエストが多かった
稲葉夕士の世界旅行。その過酷でファンタスティックな日々が、ここに明らかになります。

古本屋と一緒の世界旅行の途中で、ラスベガスに立ち寄った稲葉夕士。そこに住む、千晶先生の兄・恵のところにお世話になることになったのだが・・・。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ラスベガスのどんちゃん騒ぎ、画家や詩人、クリやシロのその後…。
    夕士くんの成長とともに妖怪アパートの日常も変化し、ちょっぴり寂しい出来事も起こります。しかし、別れがあれば出会いもある。夕士くんがどんどん成熟した大人になるということは、迷い込んだ若者を受け入れる立場になる(かもしれない)ということ。そうやって出たり入ったり、戻ってきたり、を繰り返して、妖怪アパートは存在し続けるのでしょう。ステキなラストでした。

  • 本編の振り返りが長かったけれど、久々に読むにはちょうどよかったのかも。それぞれの行く末を描いてくれたことで、きちんと収まるところに収まったという印象だけれど、作家が自分の余命をわかっていて、「間に合うように」書いたんじゃないかと勘繰りながら読んでしまった。ちなみに、作者はけっこうアレな人だったらしいが、個人的には作品が面白ければあまり関係ないと思っている。

  • 妖怪アパートシリーズは、これで終わり。面白かったです。
    ラスベガスでのエピソードはテンション高くてごちゃごちゃしてるな、と思いましたが、外伝の祭りと考えたら、おまけエピソードとしてはいいかなと思います。
    その後の妖怪アパートでのそれぞれの日々にはじーんとしました。特に、クリとシロの成仏は、良いことだと分かっていても切なくなります。
    その後、なっこが来てくれてよかった。あたし、ねこ、ネコ、というタイトルは、0655?とちょっと思いましたが。
    でも皆さんが寂しそうでもあり、そのなかで楽しみも見つけたり、これからも彼らの日々は続いていくのだろうな、と思わせる終わり方でした。良かった。

  • 久しぶり。
    やっぱりいいです。
    クリ〜。
    千明の印象が変わらない…。

  • 本当に一昔前の個人ホームページの名作、という感じ。
    良く言えば厨二心を刺激する素晴らしいエンターテインメント。しかしこれ好き!と大々的に主張するのは憚られる。こっそり読みたい。

  • 図書館より。
    やっぱり妖怪アパート、最高~!
    ベガス外伝も懐かしい人達に会えて嬉しかったし、後半にあった短編もその後がしっかり知れて嬉しかった。
    なっこちゃん、可愛いね~(*^_^*)
    早く文庫化しないかな。

  • 妖アパの外伝。
    続編というほどのものでもない、軽い後日談くらいのものです。

    10巻のラストに割とちゃんとそれぞれのその後のいきさつやら、数年後の姿を描いていてたので、特にそれ以上の目新しさはありませんでした。
    古本屋と世界旅行に旅立った夕士がラスベガスに立ち寄って千晶たちと束の間の再会話や、クリが去ったその後の話など、ファンサービス的なお話ばかりです。

    でも、久しぶりに読むと、そうだったと思いだして、熱く響いてくる言葉がずらり。
    垣間見える世界旅行のエピソードが面白い。

  • 最高でした。
    気になっていたエピソードが全部詰まってました。
    続きが読みたいけど、作者様はお亡くなりに…
    御冥福をお祈り申し上げます。

  • 稲葉が急に大人になった気がします。

  • 初めはその後の旅ーみたいな感じだったけど登場人物たちのその後みたいなのもわかって面白かったわ! だがしかし夕士くんが作家になっちゃうなんてなんかすごい( *´艸`)

全60件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香月日輪の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×