YA! アンソロジー エール (YA! ENTERTAINMENT)

  • 講談社
3.60
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本棚登録 : 56
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694759

作品紹介・あらすじ

YA!ENTERTAINMENTシリーズ創刊10周年を記念し、」「YA! アンソロジー エール」「YA! アンソロジー ハピネスを、2冊同時刊行します。
これまでYA!ENTERTAINMENTを支えてくれた、はやみねかおる先生、小林深雪先生を筆頭に、YA!シリーズで活躍している先生がたに書き下ろしていただきます。
「エール」は「友情」をテーマに、「ハピネス」は「恋愛」をテーマにした短編を集めました。

感想・レビュー・書評

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  • 「友情」をテーマにしたティーンズ向けアンソロジー
    はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
    風野潮「あたしの王子様」はフィギュアスケートを描いた『クリスタルエッジ』のスピンオフ。

    石川宏千花「時限の友」、4年ごとに生まれ変わる友との友情を描いた話。一番面白かった。

  • 中高生の繊細な時期を描いた短編小説集。
    アンソロジーなので著者は異なるが、小中高校生にも読みやすいようにシンプルな文体で構成されている。
    部活や恋愛など甘酸っぱく爽やかな思春期らしい話もありながら、最後の話「リーシュコード」はなかなかに重い。
    繊細な年頃ならではの闇や、個人である前に大人―主に家族によって人生を変えられていく様が描かれている。
    個人的には「時限の友」という物語が強烈だった。消滅性人格転換の障害を持つ友人と主人公の話で、記憶を忘れていく友と何度も友になる主人公の真摯な姿勢が、素敵だとかで済ませられない痛々しさを伴い、とにかく切ない。その姿は、人生の美しさと儚さと理不尽さを凝縮させたよう。下手な恋愛小説よりも切なく、安い青春小説よりも真の友情が描かれていた。
    最初の二話を読むと、「自分もあの頃は良かった」と思わず零したくなりそうで、逆に最後の話を読むと、「本当はそんな陳腐な言葉で片付けられる時期じゃない」と言われているような気にもなる。
    共通するのはやはり「エール」。葛藤する主人公たちや誰かを応援したくなったり、自分も頑張ろうと思える読後感が良い。

  • 石川宏千花先生の友情もの。

  • 【収録作品】はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
    「わたしの青」は『レガッタ!』、「あたしの……」は『クリスタルエッジ』のスピンオフ的な作品。

  • 野球が好きだがへたくそな少年のスポーツ青春物語、被災地の恋人との関係がぎくしゃくしてしまう遠距離恋愛中の女子高生の物語から人格が数年で消失してしまう奇病にかかった友人を持つちょっとファンタジックな短編まで、さまざまな少年少女の物語が収められていて、興味深い。

  • アンソロジー。部活。野球。ボート。フィギュアスケート。恋愛。受験。家族。あの話のスピンオフだったりっていうのがあったり。うーん。

  • 多分イマドキの一番人気YA小説作家を集めたアンソロジー。それぞれとてもよくできた作品、こなれたプロの技を感じさせるレベルの高さ。笑わせ、泣かせる…だけど、なんだろうな、こなれ過ぎている。これは売れるだろうな、というイマドキの物語の定型、職業作家の臭み。今の自分の感性にはこの職人ワザが鼻についてあまり心に響いてくれない。

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。他の作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「大中小探偵クラブ」シリーズなどがある。

「2018年 『メタブックはイメージです ディリュージョン社の提供でお送りします』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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