子どもの王様 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 297
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705639

感想・レビュー・書評

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  • 怖ぁ…めっっっっっちゃ怖あ!!トラウマだわ!!絵が!!いや内容も!
    ショウタくん頑張りすぎだよ!

    本書のあとがきに位置する文章で、「この小説はあまり子ども向けっぽくない」なんて殊能センセが言ってますが、あまり、なんてものじゃない。こんなの少年少女に読ませたら教育上悪くないですか…?
    話の大筋は、よくある男女関係のもつれとか、小学生の日常とか。でもそれをショウタくん視点で見るとこんな風になっちゃうんだ!という驚き。子どもの描く絵とか、行動とか、時に狂気を孕んでいるというか、常軌を逸してると感じるとき、ありますよね…

  • 子供向け、のわりには大人が読んでも???な部分が…結局、パルジファルのストーリーもよくわからずついていけなかった。
    悪い奴を懲らしめる、けど、なんとなくもの悲しい。

    一番最後の作者紹介は秀逸

  • この内容でこの長さは冗長に感じました。展開にもう少しひねりがあると違ったかも。

  • 『かつて子どもだったあなたと、少年少女のための』が合言葉。人気作家が子どもに
    向けた推理小説を書き下ろした『ミステリーランド』。子どもだけじゃなく
    大人も楽しめる内容。とは言え、せっかくなので(?)奇抜さも欲しかったですね。

  • 少年少女向けミステリーシリーズ、書き下ろし作品。
    ぼくショウタには、引きこもりの友だちトモヤがいる。団地での日常、やがて起こる事件。一見普通の少年ショウタが取った行動とは。
    何故かしら、第一回の小野不由美さんにしろ、この殊能将之さんも、子どもを唆している気がしてならない。

  • 小学生の頃読んだらトラウマになりそうな。。。
    整っていないイラストの怖さ。。。

    でも子供の時に読んだら、このやるせなさ感は無いかもしれない。。

    庇護下にある子供は、たとえ庇護されていなくても その環境を自ら変えることは出来ないので、受け入れるしかない。。
    下手したら、疑問すら抱かずに過ごしてしまうかもしれない。。

    主人公の男の子は母親に事あるごとに「大きくなったら何になりたい」と尋ねられている。
    彼が、”子どもの王様”の正体を知った後の回答、
    「大人になりたい。」
    この”大人”に込められている意味を考えると、
    自分が果たして大人か考えると、自信が無く、後ろめたくなってしまう。。。

    ラスト、笑顔で終わらないのもまた、単純なヒーローものではないのだな、と。。。

  • 4-06-270563-x 243p 2003・7・31 1刷

  • 「かつて子どもだったあなたと少年少女のため」と銘打たれたジュヴナイルシリーズ、講談社ミステリーランドの一冊。
    名物編集者と呼ばれた(らしい)宇山日出臣氏企画なのだそうです。
    森博嗣、島田荘司、乙一など錚々たるメンバーが顔を揃えているのでいつか原シリーズを読破してみようと思います。イラストも期待できそうなのです。

    この作品は『ハサミ男』の次に触れたので少し戸惑いましたが、コンセプトを考えれば雰囲気の違いは納得すべきものでしょう。
    団地を部隊にした子どもたちの冒険、スリルとサスペンス。
    しかし、どうにも緩い出来と言わざるを得ません。
    私は子どもの頃から今に至るまで、"主人公がどうしようもないところでやらかすバカ"が大嫌いです。"物語の都合のため"が透けてみえるのが大嫌い。

    クライマックスとなる対決の場面。
    殊能将之本人も鍵っ子だったとあとがきにありましたが、私の知る限り私の世代から下の鍵っ子たちはたいていの親からドアチェーンも必ずかけるよう口を酸っぱく言い聞かせられていました。
    こんなに落ち着いた頭の良い子が、なぜ「子どもの王様」がすぐやってくる事をわかっていながらトモヤの部屋で警察に電話をするの?自宅へ帰れば母もいるのに?トモヤの部屋に駆け込むまで、ドアが開いて大人が手助けしてくれることを願っていたというのに?
    潜在意識下で「殺すしか無い」と決めていたうえでの行動だったとでも?
    ジュヴナイルで究極の暴力によって問題の解決をはかり、あまつさえ自分を許さないであろう友人を自分は許し応援する、となんの内省もなく自らをヒーローであるかのように考える主人公は、私の個人的感覚からは違和感を拭えない存在です。
    でも、著者はこのように描きたかったのでしょう。
    そして賛美する読者もきっと多いのでしょう。

  • 殊能さんの本が小学校にあることにびっくり。

  • 子どもの作り話、強盗、不審者などのガジェットがどう収束するのかという謎解きよりも少年の冒険譚に比重が置かれていますが、ヒーローものやテレビ番組の話題がダラダラと書かれていて内容は乏しいですし、子供が罪悪感を持たないで終わるというのも引っ掛かるものがあります。お話自体は面白いものの、ジュヴナイル・ミステリーとしての評価は微妙と言わざるを得ません。

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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