闇のなかの赤い馬 (ミステリーランド)

  • 講談社 (2004年2月2日発売)
3.11
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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784062705691

みんなの感想まとめ

学園を舞台にしたミステリーが、思わず引き込まれる魅力を放っています。神父たちの不審な死を巡る事件を、汎虚学研究会のメンバーが解決に挑む様子が描かれ、特に主人公の好奇心旺盛な仲間との連携が際立っています...

感想・レビュー・書評

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  • 学園の惨劇。神父の落雷死と焼死(自然発火)。理解不能な怪事件を汎虚学研究会が解き明かす。事件と関連する赤い馬の悪夢。一見オカルトだが科学的。犯人は誰とは言えない突飛な真相。※アルキメデス

  • 奇想天外!トリックに江戸川乱歩のあれを思い起こしつつ(全然違うんだけどさ)

    これはミステリーではない を先に読んでいたので、冒頭の論文のくだりは未来への布石だったよかなと深読みしてしまいました。

    まさかとは思うけど、これにも彼はかかわっていたのかな。マサムネがあらぬ推理で誤魔化した感はあるのだけど。

  • 展開が尻切れトンボで補完されないので
    そこのところは注意。

    だいたい真相は読めるんじゃないかな。
    キャラクターに特殊性のある子が
    出てくる時点であやしいとは思えるはずです。

    恐らく主人公が悩まされる悪夢に
    惑わされる人が多いことでしょう。
    彼も不運やったよな…

  • 開始10ページで人が死んだ! 火サスのようなスピード感!

    ミッション系学園の学生寮で起きた、主人公たち以外の寮生全員が共犯という集団殺人…エグ…てか安楽椅子探偵マサムネ有能すぎるやろ…
    しかしこの事件、暴かれて白日の下に晒されたとしても裁判めっちゃ大変そうやな、とこの世界の法曹関係者に同情してしまった。

    それにしても主人公、本当に何もかもがとばっちりでかわいそう。

  • 少年少女のためのミステリシリーズ。
    キリスト教系寮生の僕が遭遇した事件。著者自身もミッションスクール出身だそうで、私学ならではの広大な敷地、校内寮の様子、ミッション系の異国?っぽさ、知る者は哀愁を、知らぬ者には憧憬を抱かせる作品。
    まず読者にハウダニット?と興味を集中させつつも、フー・ホワイも鮮やかに描き上げていて、見事です。

  • 10年以上前に読んだ、初竹本作品だったように記憶している。
    子供向け、って小学校高学年以上向けだべ。イケルイケル。

  • 推理力が凄い人って、思いついてから外堀を埋めていくのだろうか。。それとも、何かを発見してから、推理を広げていくのだろうか。。

    唐突に事件が起こり、あまり説明の無いままどんどん話が進んでいく。

    寮の話かと思いきや自宅組もいて
    共学っぽい話かと思いきや、発端の原因はソッチ系か。。。
    とちょっと中途半端に感じてしまった。

    作者後書きでキリスト系の男子校卒とあるので
    そういった閉鎖空間の異様性や子ども時代にありがちな熱狂性などは文章から強く伝わってくる。

    置いてけぼり感が強いけれど、現実はそんなものなのだろうか。

    ラスト、主人公の中に起こった感情は どこへ着地するのか、色々考える。。、

  • 謎は魅力的ですし、伏線の張り方も巧みです。その謎に負けない真相も用意されているので、ミステリーとしてかなり面白かったです。
    ただ、「赤い馬」の件は強引で納得できなかったです。
    全体的にブラックなトーンで陰惨さが際立っていたので、子供にはあまりおすすめし辛いです。

  •  ミステリーランド。ネットで注文してようやく手に入れました。結局地元の本屋では一切見かけることなく。太田忠司と高田崇史のはあったのに。
     内容は、うん、ビックリ。子ども用?
     いや、子どもにも分かる内容だとは思うが、性欲とかさ、ホモネタとかさ、あってもいいの?(別にいいのかもしれないけど。)
     あとがきによると、竹本氏は今でも子どもなので、いつもと同じように書いたらしい。(いつもって、高柳が知ってるのは「匣の中の失楽」とか「ウロボロスの基礎論」とかなんだけど。)
     ミッション系の学校で起こる陰鬱な事件。雷で打たれる神父に、夢の中に出てくる赤い馬。雰囲気は面白いし、恐怖感もある。
     ただ、ちょっと気になる部分もある。以下反転。
     鏡を使った殺人ってのはまあいいさ。ただ、この終わり方だとタマキ(主人公)がなんだか計画を立てたように読めるぞ? それでいいのか?
     確かにタマキはそのときのアリバイはないし、ツバサ(事件のきっかけになる少年)に執着していたけど。
     そうすると、地下室の灯りの話をわざわざ友達に言う必要はなかったんじゃないのか?
     でもタマキが一切関係ないとすると、ラストで泣いてる理由が分からないんだよな。

    04.02.12

  • えええええこれ子供に読ませていいんですか!?R指定、じゃないけど、えっと、うーん、方法の残虐性といいオチのショックさといい、なかなかに骨太な話でした。あと挿絵が怖い。さすがは竹本さん。この話が好きっていう子がいたら一度話してみたい。かも。

  • 学園内にて、どう考えてもありえない死に方をしてしまった神父が1人。
    さらに密室で焼け死んだ神父が1人。
    一体何故、何がどうしてどうなったのか。

    最後まで読んでいけば、なるほど、と納得状態。
    きれいにすべて、どうという事もない日常の中に
    すべてヒントがありました。
    まったくそれらを繋げていませんでしたが…w

    記憶力がすぐれているからこそ、の違和感ですが
    それに苦しめられるのも問題あり、です。
    目的が何にせよ、一致団結してるというのがすごいです。
    何せリハーサルなしの一発勝負、ですし。

    妙な事に頭を働かす友人集団。
    だからこそ、答えに行きついたのかもしれません。
    そして誰もいなくなった、ではないですが
    ある意味、そんな状態ですよね、容疑者が。

  • 子供向けの本だが,内容は大人でも楽しめる.マサムネが真相を解明するが,同時にフクスケの推理も的確な結論を得ている.殺人に使用された道具は意外なものだが,ストーリーは楽しめる.

  • 30分以内
    子供向けのはずだけどやや刺激が強いかな。あまり意味が分からず読んでいて、再読したらあれ何これ、となるかも。
    トリックはちょっと厳しい気もするけど。

  • 幻想チックな不思議な事件。
    落雷によって死亡?
    夜中に現れる赤い馬とは?
    とても読みやすい作品だと思います。
    講談社ミステリーランドは、
    全ての漢字に読み仮名をふるという、
    なんて読みにくいか。逆に読みやすいかも。
    かつて少年少女だったボクたちに捧げる。
    冒険の不足してる大人たちに――

  • 再読。

  • 中?高校生のカトリック校で起こった神父落雷とサンルーム焼死体神父事件。鍵のかかったサンルームで何が?どうやって殺された?主人公が毎夜見る赤い馬の夢は、どんな意味が?ミステリーランド、大人すぎやあしないか?

  • 子供には少々刺激が強いかな…という感じもなくはないが、舞台の学校や登場人物たちの雰囲気が不気味で、何か起こりそうだとぞくぞくする読み味が良かった。

  • 「僕は心のなかで呟いた。そしてそのとき、どうしてなのか、不意に熱いものがこみあげてきて、僕は涙をこぼしそうになった。」

    怖く切なく、、、な物語でした。
    なんとなく、事件の現場のこの学校のイメージはギムナジウム。
    女子もいるのだけれど、男子同士のなんとも言えないやり取り。
    それが、凄く繊細に描かれていたように感じます。

    事件!
    人とのやり取りの部分は結構押さえ気味で、ミステリがメインな感触を受けました。
    謎は、ホントに最後の最後まで、分からなくって、それでいてその結末がなんとも切なく、でも、変な余韻とかを残さず、読者に任せているところが好感。
    すごい勢いで読んでしまった。
    お見事でした。

    お初の作家さんでしたが、また他も読んでみたいなぁ。。。

    【3/10読了・初読・市立図書館】

  • 聖ミレイユ学園で神の怒りとしか思えない悲劇があいついだ。ウォーレン神父は校庭の真ん中で落雷に遭って焼死、さらにベルイマン神父が密室と化した温室で、自然発火としか思えない焼死体となって発見された。
    「汎虚学研究会」はちょっと浮世離れしたメンバー四人で構成されている。部長は僕、室井環。中でも好奇心のかたまり、フクスケは女ホームズと化し、ワトソン役に僕を指名した。ベルイマン神父の死は殺人に違いないという。

    読みやすいミステリーでした。
    ちょっと女性向けな感じがしなくもない。

  • なにかで「下手したらバカミス」とかいてあった。その通りだと思う。
    雰囲気の勝利!!

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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