ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)

  • 講談社 (2004年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (354ページ) / ISBN・EAN: 9784062705745

みんなの感想まとめ

子供たちの独自の世界観と一途さが描かれた、ほのぼのとしたミステリーが楽しめる作品です。主人公の高時くんが、友人の龍之介くんと共に教室で起きた連続消失事件に挑む姿が描かれています。個性豊かな登場人物たち...

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃を思い出してニヤニヤしてしまう。
    子供の独自の世界や一途さがどっと蘇るよう。
    高時くんのたて笛のパーツが忽然と消えた。
    これはこのところ連続で起きている消失事件と関係があるのか。
    友達の龍之介くんが事件を調べると言いだして、高時くんも一緒に謎に挑むことに。

    しっかり者でマドンナ的な存在の吉野さん、おっとりした飼育委員の成見沢さん、空回り委員長の神宮寺、おおざっぱな担任の山崎先生、いつもフラフラしている保健室の仁美先生。
    個性派ぞろいだけど、いるよね、という登場人物たちも楽しい。
    もうちょい盛り上がりがあっても、とも思いつつほのぼのした内容にホッともしている。
    是非ちびちゃん達にも読ませたい。
    そして「そうなんだ。これから、もっともっと面白い謎解きが出てくるお話を、僕らは読めるんだ」そんな入口に立ってほしいな。

  • クラスで「いらないもの」が盗まれる連続窃盗事件が発生。
    授業で描いた特に思い入れのない絵、飼育小屋のニワトリ、中身がカラの募金箱、もう使っていないリコーダーの一部の部品…
    なんでそんなものを!?の謎を解き明かすために江戸川乱歩マニアの同級生が立ち上がる!

    保健室の仁美先生ほんとにいやだー、四人組で行動してて他の三人の名前はわかってるのに自分だけは把握されてないとか傷つくじゃんもうちょっとうまいこと誤魔化せよ…全校生徒を把握してろとは言わないけど気遣いってもんがあるでしょうよ。

    宝石泥棒の話が出たあたりでああなるほどニワトリの腹の中に宝石がね?とか思ってしまったのに、本編中で「ニワトリの中に宝石を隠すだなんて子供向けの推理クイズ絵本にでもありそうなネタだよな」とか言われてて勝手に恥ずかしくなってしまったわ…

  • 少年少女向けに書かれたミステリシリーズ。
    読後の第一印象は、人を食ったような作品。良い意味で。
    唐沢なをきさんのイラストがこれまた良い!楽しいひとときでした。ただ、良いが故に、本文と違う箇所がイラストに入ってて、気になってしまいました。それが何処なのかこれから読む人は探してみて(本編のヒントでは全くありません)。
    僕のクラスでは数日前から不審な出来事が起きていた。そして、遂にきょう、僕が被害者になってしまったようなのである。
    友人の龍之介が探偵役を買って出て、俄かに僕らは捜査に乗り出すのだが。

  • 騙された!!
    このミステリーランドのいくつかは、凄惨なものもあるし、てっきりそっちかと思ったら。。。

    ミステリーものだとどうしても殺人や、性的事件などあったりしてしまうが
    安心して子供に面白いよ!と勧められる一冊。

    作者が子どもだったころ。。の特撮ものへの意見がナルホド、と。

    読み終わって、清々しい気持ちになれる推理物です。

  • 面白かった!!と思う。 記憶がぁ!!

  • 純粋に子供の頃に読みたかった、子供に読ませたいという作品。
    ミステリーランドはトラウマになりそうな話も多いけど、この作品は悪意もなくミステリーの面白さを味わえる良作でなんだかほっとした。

  • うわああ、小学生め!
    挿絵も唐沢なをきさんなので、ほのぼのしてしまう。
    小学生特有の素直さとか狡さとか一生懸命さがとてもステキ。

  • 児童文学とはいえ侮れないー。
    伏線もしっかりあって、最後に繋がる!
    大人でも楽しめました。
    子供向けなので1~2時間で読めるところもラク。

  • 派手な事件ではないものの、謎や謎解きはしっかりしています。特に、終わったかと思うところで起こる二転三転のどんでん返しは見応えがありました。著者の持ち味がしっかりと出ている素敵な作品だと思います。

  • 人の死なないミステリー。
    謎解きの過程を変にひねってないので
    読みやすかったです。

    うちの子はこういうの好きだろうなあ、と思って渡しました。
    予想通りうけてました。

    2012/06/30

  • 子供向けミステリーランドシリーズの一作。倉知さん久々に読めて嬉しかったです。子供向けやけど、ちゃんと作りこんであるし、他の作家さん同様、大人でも楽しめます。龍之介君のキャラが絶妙。

  •  ミステリーランド。
     なんつーか、騙されましたよ、と。初めから違和感の消えなかったことをこのまま放っておかれるのだろうか、と危惧しながら読み進めていたら、最後にきちんと解消されたので良かったな、と。うん、きちんとしたミステリでした。オチもある、どんでん返しもある。
     謎が生々しくないし、小学生にとっつきやすくて、子供に進めやすい話だなーと思う。
     不満は学級委員の神宮寺くんがちびま○子ちゃんの丸尾くんに見えて仕方なかった、ってことくらいか。(それは不満になるのか?)
     読んでいて思ったのだけれど、倉知、会話を書くの、うまいなぁ。会話というか、口調というか。高柳に力量がないだけかも知れんが。スローテンポで話す女の子の口調とか、小学二年生の女の子の話し方とか。いささか大げさなくらい特徴を出したほうが良いのかもなぁ。
     主人公がニワトリの消失を酷く不思議がっていたけれど、子供ってあんな感じなのかなぁ。ミステリを読むようなちょっと頭でっかちな子供ならあんな感じかもなぁ。普通は「鍵開けて誰かが取り出したんだろ」って、思うだろうに。可能性の潰し方が下手なのかな。
     ああ、あと気になること。
     龍之介くんの名字。芥川、とか言わないよね?

    05.06.06

  • 児童図書的なミステリー本。読みやすくて、テンポよく進んでいくかんじがよかった。


    小学5年生の高時が、ある日学校へ行くとクラスが騒がしかった。なんと、自分が使っていた縦笛の穴が空いている筒だけがなくなっていたのだ。しかし、音楽の時間には、ソプラノリコーダーは卒業し、今はアルトリコーダーを使っているので、全く困らない。
    最近、このクラスでは不可解な盗難事件が起きている。図工の時間に描いた風景画が一枚だけなくなったり、クラスの飼育係が面倒みているニワトリの失踪。いつも空回りばかりする学級委員が持ってきたハリボテの招き猫の募金箱。そして、高時の縦笛の部品の一部。
    いったい、誰がなんの目的で盗んだのか。高時は、クラスメイトの龍之介くんと吉野と成見沢の4人で事件を調べることにした。


    舞台は静岡のようで、サッカー少年が出てくる。係りの仕事を成見沢さんに押し付けている部分はあるが、背が高くサッカーがうまいというだけで、女子は何も言わない。いつの時代もそうなのねw


    保健室の先生は、なんとなく養護教諭失格なかんじもするが、いい味を出しているということでしょうか。


    この本は、恐らく児童図書的な位置なのかもしれないが、このミステリーから少年少女がミステリー好きになるかもしれないと思うとなんかワクワクするw


    2012.10.6 読了

  • 学校にて、妙なものがなくなる事件が多発していた。
    その事件のうち、最後が主人公の少年の持ちモノ。
    そして、ひとつだけ生き物、な事件。
    一体どれが目的なのか、どれもが目的なのか。

    ひとつだけやたらに怪しいな、とは思いましたが
    さすが小学生、思い切りがいいw
    純粋だからこその、言葉の受け止め方…と考えてしまうと
    先生はかなりおおざっぱすぎるかと。
    しかし、いつか彼らもそうなるかもしれません。

    謎解きがまさかの二段階なのにはびっくりしましたが。
    むしろあんなこじつけはない! とは思いましたが。
    驚きなのは、じ~っと『犯人』を待っていた空振りの彼、ですか?w
    御苦労さま…という思いがいっぱいです。

  • この本は、母親の実家に泊まったとき
    家を散策していて、偶然発見して読んだ本。

    当時、私は主人公たちと同じ年で
    物語の季節も一緒、出身地も一緒で、
    こんな偶然があるのかと驚いた。

    一度本を開いたら、一度も本を閉じることなく
    読破してしまった。

    人生で初めてのミステリ小説でした。

  • ミステリーランド。
    シリーズのコンセプトにしっかり合わせてきた作品の一つではないでしょうか。全力で変化球を投げてきた作家さんもいるので、とても優しい作品に思えます。
    平たく言えば王道ですが、自分は好きです。

  • 倉知 淳
    講談社 (2004/11)
    (ミステリーランド)


    久しぶりの児童文学
    楽しみました
    表紙と挿絵 唐沢なをきさんのすっとぼけた絵が 余計に楽しませてくれました

    伏線あり、なぞ解きも 二重三重で ミステリーランド!でした
    「章」の題の付け方にもにんまりです

    ≪ 日常も 見方を変えて 面白く ≫

  • あとがきが一番面白かったw

  • 血なまぐさい事件を持ち出さずに、ミステリを成立させている。

  • 子ども向けとはいえ、面白かった。こういう本を読んで私も本好き、推理小説好きになったんだろう。仁美先生はまんまとだまされた。終盤の逆転、逆転は楽しかった。続編も借りることになっている。しばらく倉知淳が続くぞ。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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