- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705813
感想・レビュー・書評
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展開が唐突に方向転換してびっくりした…
「そんなんアリか?!」と思う反面、こういった展開は子供向けならではと思えば悪くない。
大人向けばかり読んで頭が固くなったかもと、少し思ったりもする。
世間に対して斜に構えた主人公の痛さに、コミュ障の癖に余計なことまでベラベラ話してしまう叔父さんの姿に、我が身を振り返って心がむずむずするのも一興………たぶん…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名探偵になるのが夢だというるみかちゃん、彼女の夢がどうなったかぜひ続きを読みたい。
ホームズの役割を(強引に)引き受けるところがすごくキュート。 -
ミステリーランド。ようやく読み終えました。
普通のミステリかと思いきや、やっぱり妙な設定を突っ込んできますね。ミステリーとしても楽しめましたが。以下空白ネタバレにつき反転処理。
まさか本当に「吸血鬼がいる」という設定で走るとは思わなかったです。いや、なんとなくね夜之介叔父が怪しいなとは思ってたんですがね。『生きる屍の死』でもそうだけど、山口雅也はこういう妙な設定を取り入れるの上手いよね。っていうか夜之介叔父よりもむしろ「伴平が吸血鬼ハンター」だったってことに驚きました。そうくるか、と。
意外に「吸血鬼」っていっぱいいるのね、ってのが感想。あとラストが凄い好き。切ない。有栖川並に切ない。良い話でした。
抜粋。
だが、その答えが、またしても、大人向けの心にもない嘘だったことは、言うまでもなかった。
07.01.11 -
ミステリーランド。
東京駅の秘密の通路とかって言われるとワクワクしちゃいます。
そういうワクワク感は児童向けとしてもいいかなと思うのですが、
肝心のストーリーのあの展開に萎える人は多そう。 -
「(略)、ともかく、嫌というほどたくさん本を読めということだ。本を読んで知識を増し、思考力を鍛えるんだ。お前は身体が小さいから、腕力や体力で勝負するよりも、知力で勝負しろ。他人に言われるがままじゃなくて、自分自身の頭で考えられるようになれ。(略)だから、本を読んでおけよな。」
なんとも突拍子のない展開に!!!
なんだけれど、そういうのって最初から全部伏線が張られていて
あぁぁぁ、、そゆことか・・・と
愕然としてしまうことばかり・・・。
凄かったのでした。
本当に、ミステリーというか、
どこか不思議なお話でもあるのだけれど、
しっかり納得して、なおかつ理解してしまえるのだから、面白い。
こんな展開、あり・・・!?いいの???
なんて思っているうちに、どんどん物語りに引き込むんだから、
凄いなぁ、、、やっぱりミステリーランドだ!!
【6/4読了・初読・市立図書館】 -
小学6年生の少年が体験した事件を描いた作品です。
序盤は、東京駅に関する蘊蓄がだらだらと続きますが、中盤以降から徐々にミステリーらしい雰囲気が漂い面白くなってきます。
密室トリックは意外でしたが、反則と言われても仕方がない内容だったので不満でした。