ステーションの奥の奥 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 136
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705813

感想・レビュー・書評

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  • 展開が唐突に方向転換してびっくりした…
    「そんなんアリか?!」と思う反面、こういった展開は子供向けならではと思えば悪くない。
    大人向けばかり読んで頭が固くなったかもと、少し思ったりもする。
    世間に対して斜に構えた主人公の痛さに、コミュ障の癖に余計なことまでベラベラ話してしまう叔父さんの姿に、我が身を振り返って心がむずむずするのも一興………たぶん…。

  • 吸血鬼が深く関わったお話でした。東京駅が改装中のときのお話。ファンタジーが入り解決です。素敵だと思った言葉は吸血鬼だからこそ言える言葉。「やはり人間というものは寿命に限りがあるからこそ、やる気がでたり、巡り合ったかけがえのないひとを愛したりできる」です。

  • 名探偵になるのが夢だというるみかちゃん、彼女の夢がどうなったかぜひ続きを読みたい。
    ホームズの役割を(強引に)引き受けるところがすごくキュート。

  •  ミステリーランド。ようやく読み終えました。
     普通のミステリかと思いきや、やっぱり妙な設定を突っ込んできますね。ミステリーとしても楽しめましたが。以下空白ネタバレにつき反転処理。
     まさか本当に「吸血鬼がいる」という設定で走るとは思わなかったです。いや、なんとなくね夜之介叔父が怪しいなとは思ってたんですがね。『生きる屍の死』でもそうだけど、山口雅也はこういう妙な設定を取り入れるの上手いよね。っていうか夜之介叔父よりもむしろ「伴平が吸血鬼ハンター」だったってことに驚きました。そうくるか、と。
     意外に「吸血鬼」っていっぱいいるのね、ってのが感想。あとラストが凄い好き。切ない。有栖川並に切ない。良い話でした。
     抜粋。
     だが、その答えが、またしても、大人向けの心にもない嘘だったことは、言うまでもなかった。

    07.01.11

  • ミステリーランド。
    東京駅の秘密の通路とかって言われるとワクワクしちゃいます。
    そういうワクワク感は児童向けとしてもいいかなと思うのですが、
    肝心のストーリーのあの展開に萎える人は多そう。

  • 「(略)、ともかく、嫌というほどたくさん本を読めということだ。本を読んで知識を増し、思考力を鍛えるんだ。お前は身体が小さいから、腕力や体力で勝負するよりも、知力で勝負しろ。他人に言われるがままじゃなくて、自分自身の頭で考えられるようになれ。(略)だから、本を読んでおけよな。」

    なんとも突拍子のない展開に!!!
    なんだけれど、そういうのって最初から全部伏線が張られていて
    あぁぁぁ、、そゆことか・・・と
    愕然としてしまうことばかり・・・。
    凄かったのでした。

    本当に、ミステリーというか、
    どこか不思議なお話でもあるのだけれど、
    しっかり納得して、なおかつ理解してしまえるのだから、面白い。

    こんな展開、あり・・・!?いいの???
    なんて思っているうちに、どんどん物語りに引き込むんだから、
    凄いなぁ、、、やっぱりミステリーランドだ!!

    【6/4読了・初読・市立図書館】

  • すごい、陽太父、昨今の夫の愚痴バズリツイートに出てくるお手本みたいな夫だ…

    東京駅探検パート、普通に東京駅知識として面白かった。歩いていける距離に皇居がある、元々《天皇陛下の駅》だったのくだりはなるほど〜。

    オーソドックスに殺人事件だと思ってたら18章からいきなり風向き変わったな!!
    いきなりファンタジー全開になってびっくりした(笑)
    でも夜之助の正体については割と序盤から、身だしなみを指摘されても鏡を見ないとか紫外線対策とかで「多分そうなんやろうなあ」って伏線はられてた印象。まさかそのままズバリでトリックに関わってくるとは思わなかったけども。
    現実世界で伴平の事件はどう決着したんだろう?とかご近所や受験先からの評判には響かなかったのか?とかいろいろ疑問はあるけど、まあヴァンパイアだからな!でどうでもよくなるからファンタジーはつよい。子供向けの醍醐味。

  • ミステリーかと思いきやミステリィの方でした。。。
    真面目にトリック考えるての超常現象だと、ちょっと突っ込みたくなる。
    ので、星ふたつ。

    ※だがしかしイケメンに限る ではないけれど
    確かにビジュアル映えはしない。。

    おじ、おば、甥、姪の関係は確かに親とは違う。
    未成年の時に良い関係性を気づくことが出来たら、きっと良い刺激になるだろうな。。。

  • ミステリーランド
    トリックはともかく主人公をはじめとした登場人物全般がどうも好きになれず読み進めるたびにモヤモヤしてしまった…。

  • 小学6年生の少年が体験した事件を描いた作品です。
    序盤は、東京駅に関する蘊蓄がだらだらと続きますが、中盤以降から徐々にミステリーらしい雰囲気が漂い面白くなってきます。
    密室トリックは意外でしたが、反則と言われても仕方がない内容だったので不満でした。

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