ぼくが探偵だった夏 (ミステリーランド)

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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705868

感想・レビュー・書評

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  • 浅見光彦シリーズ、ドラマではよく見ていたけど小説としては初読。ミステリーランドというだけあって浅見光彦少年編。
    ていうか浅見光彦って、作中に内田康夫出てくる感じなんだ!?そこに一番ビックリしたかもしれない。
    ストーリーとしては麻薬密売の大捕物なんだけど、それがわかるのは最後の最後なんで「本当に事件になるのか?」ということが気になって仕方なかった。終わってみると、麻薬密売グループのメンバーと知らずに婚約してた亜輝子さんめちゃくちゃかわいそうだな…

    衣理のおじいさんの、満員電車に生死を喩える話なんだかすごく胸に来た。

    そして正直この本の中で一番印象に残ったのは巻末の作者あとがき。
    戦争についての体験談で、空襲から一夜明けて財産の何もかもを失いながら家族の無事に笑うお父さんのくだりには胸が痛くなった。

  • 3月にお亡くなりになったそうで。。


    恥ずかしながらシリーズもので有名だとは知らず。。。
    浅見シリーズ、刑事さんも2人登場して
    先にそちらを読んでいればより楽しめたのだろうか。。。

    有りがちな、子供が事件にがっつり絡んで、ピンチを何とか運よく切り抜ける、というのではなく
    程よく現実を知っているというか、無鉄砲ではない主人公。


    そんな彼が大人になったらどんな風に物事を捉えていくのか、是非他シリーズを読んでみたい。

    また、作者の方が病気になり筆を折られたそうで、残念。。

    と思ったら冊数が凄くて、どれから読もうか悩む。。。

  • 通常お浅見光彦シリーズのひとつかと思ったのだが、内容はジュブナイルだった。だからといって手を抜いた内容になっているという訳ではないけれど、やはり少年向けということを意識しては、著者の社会に対する強いメッセージ的な表現が抑えられていて、少し物足りない感じはある。
    おなじみの登場人物達の若かりし頃という内容だけれども、大人の性格がそのまま子供や若い時代になっているという感じで、少しひねりがあっても面白いのではないかと思った。

  • 浅見光彦が子供の頃、夏の軽井沢の冒険のお話。
    ミステリーランドなので子供向けですが、おなじみの陽一郎さん内田先生やお母さん、光彦シリーズでは亡くなっているお父さん、それに他のシリーズの竹村刑事も出てきて面白かった♪
    光彦の好奇心というか観察する能力は子供の頃からあったのね・・・その才能を認めているお父さんが素敵でした。
    推理ものとしてはちょっと物足りないですが、これはこれで楽しめました!

  • 浅見光彦が子供の時のお話です。竹村刑事等お馴染みの人物も登場するので、これは大人でも十分に楽しめるかなと思ったのですが…。不審な人物は早く割れますし、メインの「緑の館の庭に何が隠されているのか」については、ヒントとなる伏線がなかったので消化不良でした。
    そもそも、どんな事件が起きているのか終盤になるまで明確にされないので、全体的にダラダラした印象でした。

  • 浅見光彦 小学生
    軽井沢

  • 浅見光彦の小学生時代、それ以外の何物でもなかった時だからこそ
    『探偵』だと名乗ってもおかしくなかった時代。
    何せ今はルポライターですから…w

    場所柄のせいなのか、こんな事があっても納得、な状態。
    しかし今は軽井沢は避暑地として涼しいのでしょうか?
    逆に暑い、と聞いた事がありますが。
    山の中だから、影があって涼しいのでしょうか??

    転校生の隣の席の子、現地の子、という3人組。
    子供だからこそ、の無茶と、怒られて事の重大さに気が付く所は
    男の子だな、と。。
    あの頃、売り言葉に買い言葉で色々でした。

    事件に首を突っ込む辺りが、今と昔と変わってない気がします。
    そして母親も変わってない気がします。
    個の頃から、ぐさっと一言w
    やっても、お子様はまったく懲りていないみたいですが。

  • 浅見光彦の少年時代のお話です…。

    名探偵の少年時代って…、やっぱり一度は読んでみたいですね…。

    今のイメージを決して裏切ることなく、うまくまとまってました…。

    他の二人の今も…、ちょっと気になりますね…(^-^)

  • 年寄りくさい。

  • あの浅見光彦(小学生)が主人公。ミステリではあるものの、サイドストーリーのようなお楽しみがいっぱい。

    お父さんに自慢の息子と紹介されるのが嬉しかったり、強気な転校生の女の子に振り回されたり好奇心いっぱいで無茶もしてしまったり。

    浅見少年かわいいなあ。うっとり。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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