仏像が語る知られざるドラマ (講談社+α新書 30-1A)

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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062720311

作品紹介・あらすじ

私は、ほとけとの出会いは結縁、縁を結ぶことにあると思う。そして、欠かせないのが、「このほとけが今ここにどのようにしてまつられるに至ったか」という一種の物語縁起を知ることだ。仏像には、それぞれの「ドラマ」がある。それが本当であろうが嘘であろうが、それを信じた人が確かに存在したから、今も仏像は生きているのだ。薄暗い堂の中で、しんと静まっている仏像にも、歴史という「ドラマ」があることを充分楽しんでいただきたい。

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    私は、ほとけとの出会いは結縁、縁を結ぶことにあると思う。
    そして、欠かせないのが、「このほとけが今ここにどのようにしてまつられるに至ったか」という一種の物語縁起を知ることだ。
    仏像には、それぞれの「ドラマ」がある。
    それが本当であろうが嘘であろうが、それを信じた人が確かに存在したから、今も仏像は生きているのだ。
    薄暗い堂の中で、しんと静まっている仏像にも、歴史という「ドラマ」があることを充分楽しんでいただきたい。

    [ 目次 ]
    仏像は生き続ける
    美人くらべ―浄瑠璃寺の吉祥天
    地獄の王―六道珍皇寺の閻魔大王と小野篁
    夢占いと女の祈り―長谷寺の十一面観音
    頭痛の因縁―妙法院三十三間堂の千手観音
    愛を包む「聖天」―荒子観音寺の大聖歓喜天
    小僧がヒーロー―六波羅蜜寺の地蔵菩薩
    ほとけになった皇后―法華寺の十一面観音
    仏法を守る―高野山金剛峯寺の深沙大将
    天照大神の変化姿?―朝熊山金剛証寺の雨宝童子〔ほか〕

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    [ 参考となる書評 ]

  • 2003年10月11日購入。
    2007年10月5日読了。

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著者プロフィール

国文学者。池坊短期大学国文科専任講師、梅花女子大学文学部助教授、京都精華大学人文学部助教授などを経て、2005 年より甲南大学文学部教授。専門は鎌倉時代から南北朝時代の説話や仏教文学の研究。近著に『中世幻妖 近代人が憧れた時代』。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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