納得の間取り 日本人の知恵袋-日本人らしい生活空間とは (講談社+α新書)
- 講談社 (2000年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062720519
感想・レビュー・書評
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【目次】(「BOOK」データベースより)
日本人らしい間取りを見直す/家は一人当たり何坪必要か/和風洋風にとらわれない/家が狭いのは部屋が狭いからだ/引き戸は日本の家の世界的発明/使わない部屋は造らない/どこにいても家族の声が聞こえる/実例・納得の間取り(マンションの改造8例/一戸建ての改造・増築12例/一戸建ての新築10例)/庭と結び、町に出る暮らしへ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の家が一番。血が通った和風の家を今、見直す!!
間取りとは、家族個々の“部屋取りパズル”ではない!日本住宅建築の第一人者が熱く説く「今や日本の家は決して狭くありません。」小さく造って広く住む知恵に学べ。
しばらく前に、さる外国人が日本の家を見て、「兎小屋のようだ」と言ったということが伝えられました。この言葉を聞いた日本人の反応は、「やっぱりそうか。日本は先進国の仲間入りをしたが、住まいのレベルは、まだまだお粗末なのだ」こんなところだったと思います。
しかし、この、住まいのレベルの低さとは、具体的には何を指すのでしょうか。家の質ということも、むろんあるはずですが、最も端的に見えるものとしては、やはり、家の広さを意味するのでしょう。日本人の悪い癖で、外国人に何か指摘されると、すぐ自らを反省してしまうところがあります。兎小屋の話も、これからはもっと大きい家を建てなくちゃね、と反省してしまわない方がよいと思うのです。日本の家は、世界的に見ても、けっして狭くはありません。 -
20130911読了
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2000年12月に出版されたものだが、書かれている内容は、現在の住宅建築を予想するものであった。さて、住宅を見直してみると、・・・いや、まずモノを減らすことから始めねばなるまい。
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日本の住宅のすぐれた点、現在の洋風化した住宅によってそれが損なわれている点がよくわかった。今後家を建てる上で参考にしたい一冊。
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【著者】 吉田 桂二 (建築家 東京芸大客員教授)
日本の間取りと、そこに込められた意図が解説された本。
家を建てる前に読むとよい。
家でも、オフィスでも広ければよいというものではなく、しきり方が大切だと学んだ。
【購入日】 不明
【よみやすさ】 フツー 文庫サイズの236ページ
【購入意図】
学生時代に本を読め、勉強しろと言われて。
本屋で読みやすい本を探した。
【私が再読する時】
新しく、家を建てる時。
【お薦めの人】
新しく、家やマンションを買う人。
建築の初心者。 -
引き戸、土間、縁側、通風、家の外と内のゆるやかな連続性、平面的な広がり、といった日本の伝統的建築様式のよさを取り入れ、洋風・和風に縛られない、現代の生活に適した居住環境を提案している。
使わない部屋はつくらない、部屋は機能別につくらない、部屋ごとに仕上げ材を替えない、作り付け家具はやめる、廊下を部屋にする、家族空間中心に見通せる間取り等、当たり前のようでなかなか気づかない視点をリフォーム事例を通してわかりやすく解説されている。 -
新書と言うより雑学、もしくはエッセイ。今の日本の家の作りの問題点を指摘してる本。最初から最後まで同じことばっか延々と繰り返してるからちょっと食傷気味。ただ、言ってることはそれなりに納得できる。