ユダヤ人 復讐の行動原理 (講談社プラスアルファ新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062721844

作品紹介・あらすじ

ユダヤ人の「受難の報復」は「選ばれた民」の思想にある!1967年の第三次中東戦争以降、エルサレム全都を支配下に置いたイスラエルの権利とは何か。聖書の時代に「選民」の思想と「聖戦」の行動の歴史をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 精神分析のフロイト、物理学者のアインシュタインもユダヤ人だとなんとなく知っていた。しかしユダヤ人とは何なのかは全然知らなかった。

    この本を読んではじめて、ユダヤ人とはユダヤ教徒の歴史であり、紀元前何千年も前から続いてるとものだとわかった。

    紀元前から奴隷にされたり、改宗を迫らて、拷問されたり、国が無くなって荒れ野で何十年も難民生活をしたりと苦難の連続であったようだか、それに対する復讐も凄まじい。

    その性質のせいなのか紀元後になると、キリスト教徒からはユダヤ人がキリストを死に至らしめた裏切りの張本人であり、ユダヤ人だけが救われる神という独善的教えと相容れないため、紀元後の長い世紀中差別と蔑視の対象になっていた。それがナチスドイツによるあの六百万人の大虐殺の引き金を引かせたと書かれていた。
    しかしこれって小さなコミニティにもあるよなと思う。学校のイジメにせよ、社会的マイノリティへの偏見にせよ、特定の職業や部落への偏見など。そこが宗教が絡むとことさら厄介な問題となる事がこの本を読んで一番の気づきだ。一つの神を立てると大きな揉め事が起きる。神ほど偉大なものはない分、そこに軋轢が起きたときの爆発は他に比べ物にならなくなるということか…

  • 紀元前六世紀、聖書に描かれたイスラエルの民の歴史がそのほとんど。イスラエル12部族の結束や部族同士の争い、神との関係など、そうした背景は大いに勉強になる。12部族のうちユダヤ民族だけが生き残り、今日につながる。紀元前六世紀からの歴史を辿ると、様々な問題の根の深さも、わずかながら理解できる気がする。

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