生命のバカ力 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062722032

感想・レビュー・書評

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  • ●購読の動機
    真柄俊一氏の「がん、自然治癒力のバカ力」で紹介されていた。

    ●命イコール遺伝子
    遺伝子の神秘的な潜在力。人智を遥かに超えた精妙な情報の塊。これの創造者をサムシンググレートと呼ぶ。神に等しい存在。

  • とても読みやすい遺伝子工学についての書籍でした。ちょっとおすすめです。

    遺伝子にはONとOFFのスイッチがあり、ほとんどを使っていないので、無限の可能性がある。
    地球上の全ての動物は A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン) という
    4つの塩基によってあらわされているとのことで、
    糖尿病の治療に使われるヒト型インシュリンも、なんと大腸菌の遺伝子組み換えの技術で生産できるそうです。

    人間も魚も鳥もおんなじ基からできていると思うと、なんか不思議です。
    飛べたりすごく泳げたり、なんでもできそうな気がします(^o^)/

  • 二回目。何で二度読もうと思ったのか。
    とにかく、前の家から持ち出していて、積ん読状態になっていた。

    動く事が大事。新しいものに触れること。熱意をもってことにあたれば、一念岩をも徹す。前向きに楽しく生きることが、遺伝子を目覚めさせる。

    そうか。この本は、読む人に元気を与えてくれる。そのために、もう一度読もうと思ったのだろう。酵素 レニンの遺伝子解読に成功した筑波大の名誉教授の著書である。他にも、笑いと血糖値に対する取り組みなど、面白い紹介あり。

    明るく生きよう。

  • 本棚にあったけれど読んでいなかった。遺伝子研究と自伝。、

  • 先の対談集とあまり内容は変わらない。使われている3パーセントの遺伝子以外の97パーセントに着目するだけで、ハイデガーの存在神秘の哲学くらいは余裕で語っている。

  •  本書の著者は、血圧に関連するレニンという物質を、世界で初めて解き明かした科学者。科学者が語る生命力についての本ということで、とある先生からご紹介を受けて読んでみました。

     私の個人的な感想としては、率直に申し上げて物足りなさのある内容でありました。著者は、遺伝子にスイッチがあると言うこと、そして生きるために必要な遺伝子はオンにして、そうでないものはオフにするように心がけると、心身共に好転すると提唱しています。しかし、いずれも科学的な根拠や具体的な方法論などはなく、著者がこれまで科学者として経験してきた中で感じてきたものから、概要としてこういうものがあるのではないか、こういった心持ちが大切ではないかという、著者が想定した経験論を集約したものばかり。科学的な思考方法から人生という登山をしてきた方が、科学の発見のや人生の妙を感じながら、一つ一つ歩きながら山頂に達したというエピソードを集めたエッセイのような内容のものです。私のように、科学的な根拠や裏付けを求めている方にとっては、拍子抜けするように思います。あくまでエッセイとして軽く読んでみたらいかがでしょうか。

    『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』内のレビュー
    http://hariq-study.genpoudou.com/essay/books_essay4.html

  • 基因的开关进入时,人变化。基因ATCG、细胞凋亡(apoptosis),熵(entropy「無秩序の度合いを示す物理量」。

  • 脳の反応も、全てDNAに支配されている。DNAをONに。

  • 村上龍の『5分後の世界』を読みたくなったが、探しても見つからなかったので代わりに読んだ本。危機感を持つこと、希望を捨てないこと、などのメンタル要因が実体に及ぼす影響などについて書かれていて、期せずして該書に内容が似通っていたので驚いた。
    読みやすいエッセイ調で書かれていて、遺伝子の働きの基礎的な知識から始まり最終的には人生論?に帰着している。後半の「生命の母」「サムシング・グレイト」の下りはやや唐突な感もあるが、『5分後~』と比較するとショッキングではなく生活(考え方)を変えてくれる本であると感じた。

  • 福岡伸一さんの先輩格といった感じ。普通ならタブーであろう研究費の話は興味を引く。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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