- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062722636
作品紹介・あらすじ
人間行動学が心のしくみを解明! 岩月教授のベストセラー!!
母のドメスティックマインドコントロールが息子を作る!!
なぜか人とうまくいかない、怒りと悲しみでいっぱいの人々。嫉妬渦(うず)まく母の心の闇にメス!!
あなたはAさんに誠心誠意尽くしたのに、後日「Aさんはあなたを嫌っている」という報告を受けました。さて、あなたは次の1と2どっちですか?
1、Aさんに心を開き、Aさんを受け容れようとし、さらにAさんを好きになろうとして接したのに私を嫌うとは。そんな人なら今後のおつきあいはこっちから願い下げだ。もう会いたくない。
2、ああ、やっぱりまた嫌われた。自分のどこが悪かったのだろう。Aさんの気に障ることを言ってしまったのかなぁ。もっとご機嫌をとれば良かったのかなぁ。自分のどこが悪かったのか、聞きたいほどだ。嫌われた自分がイヤだ。次回Aさんに会ったら、これ以上嫌われないように下手に出よう。
※2と答えた人は母親のDMC(ドメスティックマインドコントロール)の被害を受けている可能性大です。
●世界観がゆがんでいる人たち
●幸福な母親、不幸な母親
●不安……でも理由がわからない
●“見捨てられ不安”によるDMC
●2重人格者のように見える
●嫉妬は「幸福になるな! 」のサイン
●子どもの反抗こそチャンス
●脱DMCをする方法(真実を知る)
●感謝日記と謝罪日記
●長い長い夢を見ているよう
感想・レビュー・書評
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母親教という宗教の話の本
データとかがなく降って湧いたような文なので、この本自体宗教の経典みたいなものだけど一考の価値はある
すべての問題を家庭教育に押し付け過ぎでは。この人がやっていたのは改宗だったんだなあと。
母親に否定されて育つと自己受容できなくなる。自己欺瞞により自分の不幸を認めない親の問題。
子供に自分を幸せにさせるよう仕向ける親。母親中心の家庭、見返りにより成り立つ関係。
①必要とされたい②自分の価値証明のために役に立ちたい③迷惑をかけたときの自己擁護
幸せを自分で壊そうとする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年以上「育て直し」のボランティアをしてきたらしい筆者。それに期待しすぎてしまったかもしれない。
事例などはなく「どうしてそうなるのか」が見えてこなかった。私自身、いわゆる毒親と呼ばれるような親に育てられた子に関わることの多い仕事をしていたのでわからないこともないが、全て言い切りなのに根拠が見当たらないのがなんとも言えなかった。おまけに書いてあることはほぼ同じことの繰り返し、読んでいて段々元気がなくなる。もはや筆者が「親は恐ろしい」と洗脳をしているのではないか。(実際、記述にあるような親でも優しい親だと思いたい人には効くのかもしれない)
私の育ちはこの本に当てはまるような部分がほぼないから、共感できる人だとまた感想が変わるのかもしれない。
以下、ほぼ私個人の想いである。
親を「毒親」と憎み続ける限り本人も苦しむ印象が強いが、この本に記載されているような親を持つ人に「親は酷い」と思わせないか心配になる。
子どもはどんな親でも好きで、嫌いになれないから苦しいのではないか。親に愛されたかった自分がいることや、親は親で大変だったとか愛し方を知らなかったとか、愛情はあってもかけ方が変だったとか、そういうのをひとつひとつ認めていった先に手放すことができるのではないだろうか。
この本を読んでいると親に対して否定的な方向にしか進まなそうであるし、それでは恐怖が憎しみや悲しさに変わっただけな気がする。
やはり事例が一切ないのも大きい。私個人の考え方も変わらないし、読み終わる頃には全て筆者の主観なのではと思い、最初に驚いた記載も、なんだか大袈裟に言っているだけな気がしてしまったのが残念。色々考える題材にはなった。 -
なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか。岩月謙司先生の著書。世の中にはダメ男がたくさんいて、その背景には息子を洗脳して不健全な共依存関係を作ってしまう毒母がいるのは事実だと思う。でも、ダメ男の原因を女性である母親にだけ押し付けるのは無責任な話だし、女性差別的。ダメ男を厳しく指導しなかった父親、毒父の責任も重いと思います。
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息子と母の関係を分析推察しようと思って買ったのに、自分の母にも当てはまるところがあってなるほどなーと思った本。ダメ息子を増長させる親の心理、ダメ息子の作り方。うちのボクちゃん日本一みたいになってる母親の背景を想像するのにはいいのかも。ただ、正しい知識かどうかと言われると、著者の主観が目立つかも。
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人間行動学が心のしくみを解明!岩月教授のベストセラー!!
母のドメスティックマインドコントロールが息子を作る!!
なぜか人とうまくいかない、怒りと悲しみでいっぱいの人々。嫉妬渦(うず)まく母の心の闇にメス!!
あなたはAさんに誠心誠意尽くしたのに、後日「Aさんはあなたを嫌っている」という報告を受けました。さて、あなたは次の1と2どっちですか?
1. Aさんに心を開き、Aさんを受け容れようとし、さらにAさんを好きになろうとして接したのに私を嫌うとは。そんな人なら今後のおつきあいはこっちから願い下げだ。もう会いたくない。
2. ああ、やっぱりまた嫌われた。自分のどこが悪かったのだろう。Aさんの気に障ることを言ってしまったのかなぁ。もっとご機嫌をとれば良かったのかなぁ。自分のどこが悪かったのか、聞きたいほどだ。嫌われた自分がイヤだ。次回Aさんに会ったら、これ以上嫌われないように下手に出よう。
※2と答えた人は母親のDMC(ドメスティックマインドコントロール)の被害を受けている可能性大です。
●世界観がゆがんでいる人たち
●幸福な母親、不幸な母親
●不安……でも理由がわからない
●“見捨てられ不安”によるDMC
●2重人格者のように見える
●嫉妬は「幸福になるな!」のサイン
●子どもの反抗こそチャンス
●脱DMCをする方法(真実を知る)
●感謝日記と謝罪日記
●長い長い夢を見ているよう -
(推薦者コメント)
育児は、難しい。親の育て方一つで、子供の考え方、行動は大きく制約される。いわゆる「ダメ男」「ダメ女」とは、どのようにして生まれるのだろうか。それを説明しようとした本。 -
母親がCMDにしない方法ではなく、
どういう母親がCMDにするのか、
CMDの子の症状について、
最後に少しだけ、克服する方法が載っている -
タイトルと、表紙が気になった。しかもレポート課題の一つだった。
内容は確かに読みやすいしわかりやすい。しかも、ダレでもどれか一つは当てはまると思う。
ただ、最初と最後は良かったけど、中間らへんがあんま好きくなかった。表現が大げさすぎだと思った。しかも全部当てはまるのは極わずかな人だけだと思うので、少しでも当てはまるのに、今まで自分が母親にひどい仕打ちをうけてきたって思うのは少し違うので注意した方がいいと思う。
しかも結局言ってることは毎回同じだから、読んでて「辛い」というより「飽きた」。
最後の方に「育ててくれた人に対しそういう風に思うのは不謹慎ではないか」という言葉があったか、自分もそう思ったうちの一人。それに対し「真実を知ることが重要」という反論をしてたし、確かにそれが重要なんだろうけど、それでもやっぱり、自分は母に対する感謝は忘れたくないなぁ。
どう言われようが、やっぱ育ててくれたのは母だし。
あんま実家に帰らないけどww -
どんな母親が子供をダメにするかという本です。
常にイライラしていて自分の不幸を認めない母親は、
自分で幸せになる努力はせず、
子供や夫などの他人に自分の思うとおりに動いてもらって
幸せになろうとするそうです。
ドメスティック・マインドコントロール(DMC)というそうな。
子供の方は極端に親が機嫌よくなる為だけに行動するようになって、
他人に対しては上下関係の物差しだけで判断するようになり、
対人関係がうまくいかなくなってしまいます。
母親というのは、イライラしてはいけないという趣旨です。
母親業って責任重大。 -
この本は恐ろしい真実を突きつけてくる。
あとがきで「読者の中には、本書を読みながら吐き気をもよおした人もいたと思います」と著者自らが書いているが、確かに読んでいて、内臓をえぐられるような、側頭部をなぐられつづけるような感覚があった。
世の中を呪い、嫉妬に身を浸し、人の不幸を願い、なおかつ自分の不幸を認めるない母親が、いかに子どもにとって有害かを語っている。
身体から発散するイライラや怒りで子どもを恐怖させ、「私のために生きろ」というメッセージを送り、子どもを無言のうちに意のままに操る。もし子どもが批判や反抗をしても「こんなに幸せを願っているのに」「おまえのためなんだ」「私は何もしてなんて言ってない」と身をかわす。子どもは絶対的権力者の母親にはもともと逆らえない。逆らったら命が危ないからである。それゆえに母親の顔色を伺い、ビクビクしながら真面目に勉強したりいい子になろうとする。
そのように育った人間は人と信頼関係を築くのが大変困難になる。母親の社会への不信や呪いを受け継ぎ、人は信じられない、私が不幸なのは人のせいだという考えを持つ。人の親切に感謝できず、自分の非を認めることができない。
イライラや怒りで恐怖に震え上がった頭は洗脳されやすい。その様はカルト教団のマインド・コントロールと同じである。著者はこれをドメスティック・マインド・コントロール=DMCと名づけた。
DMCされてしまった人のための脱DMCのトレーニングもいくつか紹介されている。
もっとも重要なのは、次の世代にこの悪しき習慣・行動パターンを継がせないことだと思う。このように育てられた人はたいてい、自分の子どもにも同じような接し方をしてしまう。まずは自分がおかれた不幸な運命を自覚することが必要で、そのために本書の読後感のような、身体に響く経験が必要なのだ。