女はどんな男を認めるのか: 10歳からの男と女の基本 (講談社+α新書 216-1C)
- 講談社 (2004年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062722735
感想・レビュー・書評
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全力でおススメ
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まえがきにあるように、勢古さんが、正面から「愛」を語った本。
やっぱこのひとはどこまでもかっこいいわ。
「好きな人ができたら、ただただその人を一生懸命に大切にしなさい」。
この言葉ですべての恋愛指南書は終われるんじゃないか、と思わされる。
あと、ときどき入る勢古さんの皮肉がおもしろすぎた。 -
【目次】
まえがき−−これは恋愛論ではない
第一章 ひとは「人を愛すること」をどこで学ぶのか
ひとを好きになったあと,どうするか/愛には仕事がない/自分の思いどおりにしたいという欲望/愛情の教育は可能か/性教育か性交教育か/少女コミックを読んではみたが/十歳からの男女学入門/性体験は蓄積しない
第二章 現代ニッポンの恋愛
女性誌の「恋愛特集」は役に立つのか/カッコいい男になったわ,ってバカヤロ/時代が脅迫する/ああ,もう暑苦しい「恋愛自由市場」/そもそも不要な「出会い」/自信満々の「負け犬」の遠吠え
第三章 男で失敗する女
だれのための恋愛マニュアル/ひと味違う「感情体験の結晶体」/「女は愛でバカになる」のか/男の本心はどこにあるか/結婚も人生も金次第か/性の自己決定権−−セクシュアル・ライツとはなにか/ほんとうに結婚難か,それともただ頭が悪いだけ?
第四章 女はどんな男を認めるのか愛された者の傲慢/男は女で育つ/本物の男とはどういう男か/「誰かのためにひとりで歩もうとする男」/どこがサムライだ,牛丼男たちが/女が認める男はどんな男か
第五章 かくも喜ばしく,かくも悲しき愛「いちばんやさしい人。大事な人」/愛だけが最後に残る/人が人を「捨てる」ことはできるのか/息子の恋愛,娘の恋愛/これは一途だが未熟な愛か/老夫婦の心中は「理想的」だ
第六章 男は女のみにて生きるにあらず,か
恋愛はやめたほうがいいか/仕事をとるのか愛をとるのか/ほんとうの愛はあるのか/二十四年間の純愛/こんな女/だれと生きるのか/最後に愛する人の名前を呼ぶ
あとがき−−たかが愛のまま -
面白いかな、と思って読んでみたが期待はずれの感。様々な「恋愛哲学」や性教育のの書物を引用しながら書かれているが、文が散漫で退屈だった。同じスタンスの本なら岩月健司氏の本が楽しい。
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再読。こんな男が世間から、女から評価されることを切に願う。