日本の地名遺産「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51 講談社+α 339-1D

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724265

感想・レビュー・書評

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  • いやあ面白かった。「地名は言葉の化石」と言われるけど、あちこちで古い地名が見えなくされていく中で今も生き延びている歴史の断片。著者は不思議な地名たちを歩きながら、地元の人に話を聞きながら、文献を調べながら、丹念に追っていく。読んでいて興奮してくる。ことばは何て面白いのかしら、たった数文字の地名に凝縮された歴史はなんて深いのかしらと。

    新書ゆえ、本当はまだまだ全国にたくさんの“化石”たちが眠っているのだろうな。字(あざ)というものに何の意味があるのか私はきちんと教わった記憶がないし(覚えてないだけかも)、地名の由来なんてものにも子ども時代から興味のないままで来たけれども、知れば知るほど本当に面白い。面白いです。

    和歌山では八尺鏡野(やたがの、と読みます)をはじめ、いくつかの変わった地名が紹介されている。熊野路には他にもこれは日本語なのか?という不思議な音を持つ地名があるけれども、どれもみな歴史があるのだろうなあ。

    …かと思うと「日本記(長野県)」なんていかにも歴史的なナニカがありそうな地名が実は「二本木」の宛字だった、なんていかにも日本的な話もあったりしてとにかく面白いです。

    <県立図書館>

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著者プロフィール

1959年横浜市生まれ。中学生の頃から国土地理院発行の地形図や時刻表を眺めるのが趣味だった。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。旅行ガイドブック等へのイラストマップ作成、地図・旅行関係の雑誌への連載をスタート。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。膨大な地図資料をもとに、地域の来し方や行く末を読み解き、環境、政治、地方都市のあり方までを考える。現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(財)地図情報センター評議員、日本国際地図学会評議員。著書は『日本鉄道旅行地図帳』、『日本鉄道旅行歴史地図帳』(いずれも監修)、『地図で読む戦争の時代』『地図で読む昭和の日本』『白水Uブックス 地図で読む世界と日本』、『日本地図のたのしみ』、『日本の地名遺産』、『地図の遊び方』、『路面電車』、『地形図でたどる鉄道史(東日本編・西日本編)』など多数。

「2017年 『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関西1 阪神・阪急・京阪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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