がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」 (講談社+α新書)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724616

作品紹介・あらすじ

からだの中のがん細胞だけやっつける!
「がん抗体」の正体としくみがわかった
手術、抗がん剤、放射線に続く第4の治療法。
最新科学に基づく「免疫療法」が一般治療開始。

「樹状細胞療法」にはどのような特徴があるのでしょうか。最も端的な特徴は、複数の転移病変があるような場合でも、一つの転移病変に樹状細胞を打ち込むだけで、その転移病変ばかりでなく、他の転移病変にも反応が認められることです。もしも、樹状細胞ががんを直接攻撃したり、単に貪食するだけなら、打ち込んだ転移病変にしか変化が見られないはずです。実際、抗がん剤や遺伝子治療などの局所注入は、注入された部位にしか反応は出ません。「樹状細胞療法」では、転移病変に打ち込まれた樹状細胞ががん細胞を認識し、リンパ球などにがんを攻撃するよう命令を出します。忠実にがんの特徴を理解したリンパ球は、体の隅々でがんを攻撃するため、他の治療とは異なり、すべての転移病変に反応を示すのです。

●三大治療の限界が見えてきた
●がん治療に不可欠な武器「免疫力」
●進化してきた「免疫療法」
●解明されてきた樹状細胞の働き
●自己がん組織でオーダーメイド
●樹状細胞の腫瘍内投与という奥の手
●局所療法でも「全身的」な効果
●急増する「新・がん難民」
●がんの「休眠」から「永眠」へ
●“末期がんビジネス”の実態

感想・レビュー・書評

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  • 将来のために、この治療法のことを頭の片隅に入れておこうと思う。

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著者プロフィール

大学中退後、雑誌社の編集者からルポライターに。
週刊大衆、増刊大衆、週刊実話、別冊宝島、週刊漫画タイムズ、話のチャンネル等の雑誌系と、日刊ゲンダイ、夕刊フジ、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツ、大阪スポーツ等の夕刊紙系で活躍。
著書に、『テキヤのマネー学』(東京三世社)、「ファッションホテル』(双葉社)、『秘欲望ファイル』(黒田出版興文社)、『トップセールスマン』、『セールス達人の客の心の掴み方』(以上、エール出版)、『奥様はトップセールスマン』、『大往生の現場から』(以上、ジャパンミックス)等。
共著に『死よ!!』『ケンカの売り方と買い方』(朝日新聞社出版局)、また取材・構成に『小学校中退、大学卒業』(花柳幻舟著=明石書店、幻舟文庫)、『選挙裏物語』(井上和子著=双葉社)等。

「2020年 『けものみち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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