30代から「格差」を逆転できる思考法 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 54
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062726269

作品紹介・あらすじ

騙されるな!「能力と脳力」はまだ伸びる!安い投資で「一生もの」が手に入るノウハウ!知識と経験をアピールする「出力脳」、仮説を試す「理系的発想」を鍛えよう。

感想・レビュー・書評

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  • [感想]
    新書本読者層の中心である30代サラリーマンに向けたヨイショ本。
    "20代は本を読まないし、上の層は頭が固くなっているから本書のような新書を読む30代はそれだけで優秀だ"的なことが書かれていれば、気が良くなり、より一層新書を購入するだろう。20代、40代との関係でなやむサラリーマンや今の20代に対して不満が詰まっている30代に一服の清涼剤代わりにお勧め。丁度一服するくらいの時間で読めるし。

    [メモ]
    読むたびに成長する読書術
    1.「いいところ」を探しながら読む。
    →100の内98が誤謬や役に立たない情報だったとしても、2つ有効な情報があり自分に活かせるのであれば本は安い買い物である。

    2.状況や相手を想定しながら読む。
    →「万人に通用する方法」などないので、具体的な活用シーンを想定しながらよむと効果的。

    3.「使えそうだ」と思ったノウハウは必ず実際に試す。
    思考力と試行力。習うより慣れよ。身体を動かずには頭に入っていかない。

    スキーマについて。
    1 + 1=2など決まりきった(と思っている)定型を見て思考が停止していないか。
    著者は所謂文系、理系の区分を宗教のように信じるか検証し確認するかという態度の違いを持って区分する。

    数学を用いたとしても「この結果はこうに決まっている」というような決め込みをしていてはダメだし、文系的知識を持っていても検証し、確認していくことが大事なのである。

    先日話題になった勝間VSひろゆき対談でのひろゆきの態度が丁度この後者にあたる。
    その対談でのひろゆきは「稼ぐことが幸せである」と信じて疑わない勝間のスキーマを「ホントですか?」と確認・検証していったのだ。

  • 30代で逆転するにはどのように考えればいいのか?


    PDSをまわすことが大事
    そのためには、観察力、仮説力、試行力、知的体力を伸ばす
    スキーマ、常識に囚われ過ぎない

  • 半分以上は無理矢理に30代を応援している感が強く
    ちょっとどうかと思ったが、後半の”理系の発想を身につける””「認知的複雑性」を身につける”
    の所は良かった。

    一言で言うと、「メタ認知でバカの壁を乗り越える」って事かと思う。

  • (2011/6/6読了)

  • 出力脳/理系発想/認知的成熟

  • すっかり40代の自分ですが、まわりで仕事をしている30代の後輩たちと接するにあたって、こういうことも考えて見たいな、とおもってリストアップ。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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