フーゾクの日本史 (講談社+α新書)

著者 : 岩永文夫
  • 講談社 (2011年4月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062726276

フーゾクの日本史 (講談社+α新書)の感想・レビュー・書評

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  • もうちょっと突っ込んでほしかった。

  • この新書もタイトルに偽りがある。一応、上代-中世-近世-明治-昭和初期-終戦-昭和三十年代-昭和四十年代-現在と時代を追って章立てしているが、決して「日本史」と呼べるような内容ではない。逆に『日本のフーゾク史』と書いても違和感がある。どちらにしても「史」などと呼べる代物ではない。
    ただ単に、有名文献の性描写あるいは、女性の感情表現を抜き出ししてこれがこの時代の「フーゾク」だとでもいっているだけの何の説得力もない「フーゾク史」である。
    立花隆の『アメリカ性革命報告』の中で、ローマ皇帝でも思いつかなかった性技が戦後アメリカで生まれたというような表現があった。それは、フィスト・ファックなのだが、『アメリカ性革命報告』を読んだ当時の私は「立花隆が調べて言ってるぐらいだから、なるほど、そういうものなのかな」と思っていた。南方熊楠の男色談義なんかにもそういうことは書いていなかった気がするが、本書を読むと(P92)宮沢賢治がすでに明治末期に思いついているではないか。それは、破壊願望や虐待妄想の一種であり、性技としてでないといえばそうなるが、やはり宮沢賢治ほどの妄想癖のあるダメ男なら、これぐらいのことは思いつくのである。
    こういうことにありがちな「革命」表現も各時代の描写が全くまとまりがないので、少しも説得力がない。
    とにかく、著者はもっとわかりやすく文章を書くべきであり、もっと総括すべきであり、もっと文章の抜粋を減らすべきである。
    ちなみにこの作者の本は『エッチ産業の経済学』を含めて2冊目だ。
    もう買うことはないだろう。

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