iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい! (講談社+α新書)
- 講談社 (2010年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062726740
作品紹介・あらすじ
自分でも「電子書籍」は簡単につくれる。「持ち歩く書斎」で読書&情報整理が劇的に変わる。蔵書1万冊をデジタル化した元祖「自炊」派が伝授。iPadを読書端末として使い倒す技術。
感想・レビュー・書評
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アクロバットのOCRの精度が95%程度というのにびっくりしました。
自炊検討中の私には、参考になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=22028
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB03601154 -
「自炊」?という、書物のスキャニングによる電子化本の勧めです。
そのような手法を「自炊」というらしく、初めて知りましたが、スキャニングの方法や、取り込み後の体系化を詳しくお薦めしています。
著者は、長期間に渡り実施してご友人とも共有し、筋金入りの自炊派のご様子です。
・本の裁断→スキャニングしやすくするため。その後廃棄
・スキャニング→PDFによる電子化
・ファイルのリネームによる体系化→検索しやすくするため
・バックアップ→HDDでバックアップ
詳しく手法をご説明されています。
210714時点で、電子本が普及しつつある中そこまでできない感もありますが、趣味として面白く拝見しました。 -
【廃棄本】
購入当時は、iPadとか電子書斎につられて、講談社と言うこともあって、購入したが、でも何も実践しなかったよ。
今となっては、この人まだこの手法で頑張ってるのかな?
と思う。
本箱に生き残っていたけど、置いてる意味もないので廃棄する。
デジタル屋だけど、本は未だに紙の方が良い。
誰か要るかな。面倒だから廃棄。
この本キンドルとか、電子図書になってないんかな?
なってないよね。 -
「その使用する者が複製することができる」らしい。
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こういうこと(手持ちの書籍をデバイスに入れて持ち歩くこと)が一般的に出来るようになったんだなあと思うと感慨深い。
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「自炊」という言葉がなかったころから、独自の「スキャン文庫」を作ってきたという。今とは違い、元々フラットベッド式のスキャナーでスキャンしていたというから驚き。
自炊に関する設定などのマニュアルではなく、考え方や使い方などについての見解がまとめてあり、興味深く読めた。特に、何のアプリで読むかという話(Good Readerをベースに、i文庫を使い分ける)や、それを選ぶ際の論点(全文検索、見開き表示、左開きへの対応可否)は参考になった。キンドルの容量もチェックしておこう。
また、地震時の圧死問題、OCRは索引の代わりになるという点は盲点。
自分の家にスキャナー、裁断機を導入というのはあり得ないが、pdf化はしてみてもいいのかなと、少し思う。
書斎は本を読むだけの場所ではないだろうから、「電子書斎」というより「電子図書館」「電子本棚」かな。
(450円にて購入)
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(目次)
はじめに
第1章 蔵書はすべてデジタル化しなさい
知らぬうちにメジャーになっていたスキヤン文庫元年
「自炊」経験は2割?
日本で一番多くの本を持って出勤する男・通勤用ipad読書のすすめ ほか
第2章 蔵書デジタル化の実践 スキャン文庫の作り方
これですぐ始められる――三種の神器とデジタル化手順
アクロバットで大丈夫か
本は切ってもいいのか? ほか
第3章 デジタル蔵書とipadで変わる読書スタイル
電子書籍は読むに堪えるのか?
iPadかキンドルか?
キンドルは日本語が苦手? ほか
第4章 「究極の電子書斎」の活用術
スキャン読書術、整理術
パソコン以前の整理術の歴史
情報の標準化と集約の狙い ほか
第5章 同時に1000冊を読む! 「ギガバイト読書術」
ギガバイト読書術のツボ
ポータブル書斎
蔵書を守る ほか -
越日辞典を自炊するかどうか判断するために。今すぐはしないことにした
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20101030 読了
20130330 再読 -
2012/12/11
Osaka Prefectual Central Library