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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062726863
感想・レビュー・書評
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妻からの相談例を22件取りあげ、その妻に対し非常に「現実的」な対処法を提案している。
この現実的というのは、前提として「夫(他者)の気持ちを変えることはできない」があること、そしてその上で、「離婚せず長く夫婦関係を続けていくこと」の落としどころを提示していることを指す。
それが故に、悩みを抱えて感情的になっている状況の妻の心に寄り添うには、結構非情な回答・提案かもしれない。
しかし現実の、妻の気持ちに寄り添えない、例に挙げられているような夫たちはやはりそれまでの生活や性格をすぐには変えられないし、変わらない。
そしてお互い、離婚だって可能ならばしたくない。お金、子供、過去の愛情、未来の孤独、そういった現実が足かせになるからだ。
落としどころは、いかにも2000年以降の考え方といったところか。人も世界も変えられない、だから問題解決には自分のマインドを変える。マインドが習慣を変え、生活を変え、将来を変えていく。
人間関係は、一にも二にもコミュニケーション、対話である。
対話なしには何も進展しないし解決もしない。
恋心は失われても、親愛の情は育める。
相性や、環境の変化はあれど、お互いの歩み寄りがあれば関係性は良好に保てる。
相性の悪さを認め、押し付けず、丸飲みする。それでも相手に悪意があるのなら、それは男女や夫婦ではなく「人間」同士の関係として破綻しているため、そのことを真摯に伝え、解消する、という最終手段に行くことにはなるだろう。
そういった目線を、相手も持てているか。相手に伝わっているか。伝えられているか。理解させられているか。
こじれにこじれた中でこそ、コミュニケーション能力が求められるのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関係性の話だから、必ずこちらにも何等かの要因はあると思って対応せよということなんだろうけれど。ともかくも疲れてしまうとここまでできるかなあ。という感じ。
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女性向けに書かれた本だが、ダメ夫の対処法が書かれているので男が読んでも参考になる。
うちのカミさんはどうやら意外と良い妻らしい。ありがたい事だ。 -
夫婦円満の秘訣が学べる本です。
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夫婦のありかたを考えられる本だと思いました。
理想の夫婦関係と言うのは夫婦それぞれですが、さまざまな事例と、その解決法の提案を読むことで、自分だったらどうするか、どうしてもらいたいか、と自然に考えることができるので、おのずと自身の理想とする夫婦関係が多角的に見えてくると思います。
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