反転する世界を読む技術 ぼくの超投資勉強法 (講談社+α新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727044

感想・レビュー・書評

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  • 経済環境が大きく変わる時代に合った投資の勉強法について書かれた本。

    『超・投資勉強法』をベースに『世界バブル経済終わりの始まり』を加えて再編集したもの。

    市場は投資のプロたちがしのぎを削る場所。そんな場所で投資力を磨きたいのであれば、投資の勉強やあらゆることの情報収集が必要になります。

  • 2013/03/01
    久しぶりの投資本。
    金鉱山とかいってみたいな。
    現場主義はB2Bのビジネスに手が出ないのが難点。。
    ある程度知ってて、情報も入ってくるようかさなら問題ないとおもう。

  • 松藤氏の本は結婚した頃の15年程前に読みました、当時「金」の価格がかなり低迷していて、そのころに「金鉱山」を買うビジネスを始めたので大丈夫だろうかと不思議に思ったので覚えています。
    あれから15年経過して、貨幣の価値が下がったのでしょうか、金価格は最近では上昇を続けています。

    私も個人的に、多くの金融商品について経験をしてきましたが、日本人故なのか、円換算で運用成績を考えた場合、金購入以外に目立って良い成績をあげられたものは見当たりません。

    松藤氏は、金価格は少なくとも2020年までは上昇すると言っているので(p83)、当分の間、金投資は続けようと思います。

    この本では、松藤氏が多くの金融商品について、それを運用するときのポイントについて解説しています。特に、分散投資の無効性(p51)は、私も薄々感じていたので良いアドバイスだと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・もはや平時の投資法、勉強法は通用しない、なぜなら世界最高峰のプロたちが全滅したから、環境が大きく変わるいまは新しい投資法、勉強法が必要(p9)

    ・アメリカでのビック予算イベントを発表した、4位:ベトナム戦争、3位:NASA(0.85兆ドル)、2位:第二次世界大戦(3.6兆ドル)を差し置いて、栄えある1位に輝いたのは、今回の金融危機対策プログラム(10兆ドル=実績)であった(p20)

    ・2008年10月以降の株式市場の下落によって、投資の主役が代り、ネット証券株式口座数が増加して新しい投資家が押し寄せてきた(p22)

    ・プロになるためには、1万回=30年間繰り返す、ひとつのことに1万時間投入すれば、どんなテーマであれ達成できる(p35)

    ・どんな形でもよいから脳に鮮明なイメージを描いておくべき、あいまいな望みからはあいまいなイメージしか生まれない、単なるイメージでなく、鮮明でだれにでもわかる立派な計画になっていることがポイント(p37)

    ・分散投資は超資産家がするもので、数百万程度の投資で分散させたら絶対に儲からない(p51)

    ・どんな局面でも、一般投資家がフィーバーするようになったら、そこは天井であると考えて間違いない(p57)

    ・金利の高低は、すべて信用で決まる、新興国債券の金利が高いのも、消費者金融で金利が高いのも同じ(p66)

    ・バブル期に金利を下げると株価は暴落する、1921年から現在までアメリカは20回以上の金融緩和をしているが、すべてで株価が下がっているわけではない(p76)

    ・金価格とNYダウをCPI(消費者物価指数)で調整したチャートによると、2000年起点で、少なくとも2020年までは金価格が上昇することがわかる、1980年の1トロイオンス=875ドルは、物価調整をすると2289ドルに相当する(p83、84、184)

    ・世界で借金を踏み倒したことのある国は、ロシア、清国、メキシコ、アルゼンチン、アイスランド、幕末の薩摩藩のみ(p130)

    ・ある会社に投資しようと思うならば、まずはその会社の商品を購入して、お客さんになるべき(p135)

    ・いちばん早く暴落する銘柄は、いちばん早く上昇した銘柄に決まっている(p144)

    ・なぜ新興国に投資すべきでないかは、流動性が少ないから(p154)

    ・NYダウが低調なときは、金価格が高く、NYダウが上がると金価格は下降する、これからNYダウは下落するので金価格は上がることになる(p177)

    2011年9月11日作成

  • 何事も目的意識と自分なりの考えがが必要。

    ◇メモ

    ・プロになるには1万時間学べ。

    ・勉強の質は大切だが、質は量を追う中で磨かれるもの。
    ⇒勉強法の本ばかり読んで勉強したつもりになっているものへの警告。

    ・人生のビックピクチャー描こう。何のため?目的意識を鮮明に。
    ⇒何事も何のため?という意識がないと結局は続かないし努力しないということか。英語の勉強とかも同じで、TOEICの点数を上げるとかそういう目的だと結局目的意識という点からは弱い。英語でこんなことしたいとか、世界中の人と英語を使ってあんなことしたいとか明確なビジョンがないといけないということかな。

    ・自分の尺度、道具を持て
    ⇒筆者はバルチック海運指数、VIX、GSR、RGP、BKXなどなど、自分なりの指数を駆使して投資活動をしており、自分なりの道具(指数)を持つことの重要性を伝えている。自分なりの道具=自分の働いている業界とか自分が得意としている分野の指標が投資に与える影響等々を分析して使うことができればいいのかな。

    ・売買予定リストを作る
    ⇒常に数字を定性的な感覚として捕らえるために常日頃から関心のある分野などの売買リストを作ることが重要。

  • 金や金鉱山に注目したくなった。NYダウの暴落は本当に来るのだろうか。

  • うーん・・・・金、また金関連の自分の会社の株を買ってほしいってことぐらいしか伝わらなかった・・・・。


    ・投資とは透視。
    ・投資はインフォメーションでなく、インテリジェンスでやる。
    ・オークションと一緒。

  • 不確実な時代を生き抜くには猛烈な勉強をするしかない。金鉱山地下2000メートルに潜って学んだ、オリジナルな方法論をすべて開陳する。金と株で儲けるための、非常識な成功方程式がここに。

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