東北は負けない 歴史に見る「弱者の逆襲」 (講談社+α新書)

  • 講談社 (2011年8月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784062727273

作品紹介・あらすじ

天災、政治的敗北 度重なる逆境を乗り越えた歴史
東北地方が「貧困」から脱却してきた歴史を紐解けば、これからの姿も見えてくる。

かつて作家の司馬遼太郎は「白河以北一山百文」という言葉をとりあげ、も
ともと東北は明治政府に冷遇されてきたと言った。
戊辰戦争が原因だった。
会津藩を中心に反薩長同盟を結び、薩摩・長州軍と戦ったが敗れた。勝利した薩摩・長州勢は、「東北の山は一山百文の値打ちしかない」と蔑視したのである。日露戦争、日中戦争、太平洋戦争でも、東北地方から召集された部隊は最前線に送られ、大きな痛手をこうむった。それを乗り越えようと、東北人も戦ってきた。薩長閥を打倒した岩手出身の平民宰相原敬は東北各地に鉄道網を広げた。同じ岩手出身の鈴木善幸は三陸海岸の漁港整備に尽力し、漁業を一大産業に育てた。
いまや仙台はプロ野球東北楽天の本拠地であり、昨今、トヨタ自動車も主力工場を東北新幹線沿いにシフトし、東北の発展はゆるぎないものになりつつあった。
その矢先の大震災だった。――<「はじめに」より>

●現場発・被災地レポート
●繰り返された天災と凶作
●戊辰戦争の敗北から始まった近代
●薩長主導の明治政府による東北蔑視
●失敗した安積開拓と野蒜築港
●稗めしと沢庵漬けの食事
●鉄道や大学を誘致した原敬
●なぜ福島に原発が作られたか?
●漁港と水産工場を整備した鈴木善幸
●東北の未来はどうあるべきか

感想・レビュー・書評

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  • 東北は戊辰戦争以来臥薪嘗胆してきた。戦争では前線に送られ、それでも戦果を残し、やがて東北出身の宰相達がある意味リベンジを果たす。「私は悲しみを乗り越えて立ち上がる東北人の魂を信じている」そう、東北人は決して屈しない。(三浦崇典)

    ▼『ジセダイ』140文字レビューより
    http://ji-sedai.jp/special/140review/20111007.html

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著者プロフィール

星 亮一(ほしりょういち)1935(昭和10)年仙台市生まれ。高校時代を岩手県で過ごす。一関一高、東北大学文学部国史学科卒。福島民報記者を経て福島中央テレビに入りプロデューサーとして歴史ドキュメンタリー番組を制作。著書に『会津藩燃ゆ【令和新版】』『天才渋沢栄一』『奥羽越列藩同盟』『武士道の英雄 河井継之助』『斗南藩』『呪われた戊辰戦争』など多数あり。また20年余に渡り戊辰戦争研究会を主宰している。

「2021年 『星座の人 山川健次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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