- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062727860
作品紹介・あらすじ
世界で一番わかりやすいニーチェ入門書
哲学や宗教についてまったく素養のない人でもすんなり読めて簡単に理解できる!
ニーチェは19世紀の哲学者です。
彼の言いたいことをひとことで言うと、ダマされてはいけない! ということです。
世の中には、ウソつきや詐欺師、ペテン師がたくさんいます。政治家も学校の先生も、たいがいウソを教えています。それどころか、ニーチェに言わせれば、世の中自体が病気、ウソ、でたらめ、でっちあげにより、出来上がっているということになります。
ですから、今ニーチェを読まなければならない理由は、目を覚ますためです。ウソっぱちの世界におさらばするためです。洗脳を解いて、新しい世界を歩むためです。ニーチェを読むと人生がガラッと変わります。
人生を変えたいあなたに特にお勧めします。
感想・レビュー・書評
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ニーチェの思考を学べ、更に知性的な文章だった
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ニーチェの過激な思想が書かれている。とは言え、キリスト教は邪教、哲学は非科学的な思い込みと斬り捨てるのはわからないでも無い。
西洋哲学には必ず神という概念が登場するのはキリスト教の世界に、染まった西洋ならではなんだろう、と思う。 -
とても革新的で入門書としては素晴らしかったが、いかんせん語り口が強く、やや押しつけがましい面もあるため、批判的な読書が必要。
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理解できているのか不安になって定期的に買ってしまうニーチェ関連の本。本書もその一環で数年ぶりに触れるニーチェとなった。これだけだと絶対にダメだな、という感じ。
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いろいろいう人もいますが、ニーチェの主張は次の2点です。①神についての考え方が変更されたことにより、世界は歪められてしまっている。②我々の時代がロクでもないのはそれが原因である。 多くの人はひっくり返った視点で世界を見ている 爆弾を抱えて自爆してしまうテロリストがいます。彼らの頭の中では、自分の命より、社会や国家の問題のほうが大きかった。かつて、地下鉄に猛毒のサリンを撒いた狂言者達がいました。彼らにとっては他人の命より、宗教的な教義のほうが大事でした。 ニーチェの最大の敵とは?それはキリスト教と、キリスト教的な考え方すべてです。 日本人を含めて、殆どの人がキリスト教の世界に住んでいる。 イデオロギーとは、何かを絶対的に正しいとする、思い込みのようなものです。12月25日にイエスが生誕した、という話も嘘です。あれは、ミトラ教の冬至の祭りからパクったものです。 パウロは気付いてしまった。「地獄」という概念を使えば、ローマを支配することができることに。「あの世」を使って人々を脅せば、現実世界を潰すことができることに。
神道における神(かみ)とは、自然現象などの信仰や畏怖の対象である。「八百万の神」(やおよろずのかみ)と言う場合の「八百万」(やおよろず)は、数が多いことの例えである。 世界遺産の知床半島の大自然の中、畏敬の念を抱く けいけん敬虔な気持ち -
気鋭の哲学者・適菜収による、一番分かりやすい「ニーチェ入門書」である。ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語にした「キリスト教は邪教です!」(講談社+α新書、20刷)の姉妹書となる。哲学や宗教についてまったく素養のない人でもすんなり読めて理解できる構成になっている。
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ニーチェの著作のエッセンス部分を引用しつつ、平易にその思想を解説するもの。
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実に読みやすくサラッと引き込まれました。適菜さんのキレのある文体のなせる技。
イエスとキリスト教は無関係で、キリスト教が怨恨に基づいて世界の価値をひっくり返して世の中を支配してしまったということ。
クリスチャンの私が、クリスチャンを観察していると、ドグマに追従することによって「キリスト教」を信じている引きこもりや世の中に恨みを抱きすぐに文句を垂れるクリスチャンの多さに反吐が出たりする。彼らはイエスのことなど見ていない。
美しい人間、強い人間は必ずといっていいほど、「自分の基準」を大切にしている。
自分自身そうなろうと思う。