「察しのいい人」と言われる人は、みんな「傾聴力」をもっている (講談社+α新書)
- 講談社 (2013年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062728010
作品紹介・あらすじ
オフィスで、取引先で、家で、近所のコミュニティーで。何より求められるのは、
1・相手の感情をしっかり受けとめて、言葉の裏の真意を察する「徹底した感情移入の力」。
2・自分の感情に振り回されずに相手に関心を向ける「感情コントロールの力」。
3・相手の話の中から必要なことを聞き分けて、問題を解決する質問力。すなわち
「聞き分けて訊く力」。
である。だれもができる簡単な方法で、「あいつは俺をわかってくれる」と上司やクライアントから信頼され、しかも聞きながら自分の意志を通すことができ、仕事能力もアップさせられる、実用コミュニケーション術を、政治家の発言のウソを表情や話し方で瞬時に見抜く、「人間嘘発見器」と評判の著者が提唱する。
●第1章 なぜ日本人に傾聴力が必要なのか?
面子、自尊心、プライドは自己表現をどうゆがめるか/ なぜ日本人は「討論」より「ケンカ」になってしまうのか/ 肩書き信仰と固定概念が邪魔をする/質問を非難と思いこむ習慣/聞く、訊く、話すの理想的ステップ
●第2章 感情を聞く力がビジネスをリードする!
本当の感情は言葉に出ない/ 妬ましい相手への対処法/ネガティブな非言語表現を見抜く/感情移入して聞いているか/ 田中角栄が泣いた森光子さんの「感情移入力」
●第3章 仕事に効く「感情コントロールして聞く力」
「無条件の関心」が何より大切/ 謙虚になる/ 先入観を一度捨てる/ 集中して聞く/ また聞きやウンチクにふりまわされない
●第4章 聞いて訊く生産的質問技法
黙って聞くのは無能のサイン/ 小泉進次郎の「ブリッジング技法」/ 感嘆しながらさらに聞き出す!/ 「かぶせ質問」をしない / 意見も質問も浮かばないときは?/一番上司に信頼される質問とは?/ クレームを好意に変える聞き方と訊き方/ 上手に「NO」と言う「Yes, and」の答え方/ 質問を完結にする技術/あえて聞き流す知恵も必要
●第5章 より生産的に話す技術
初対面でうまくやる自己開示法/「わからない」も誠意ある答/相手の言葉を言い換える/問題の否定を人格否定にしない
感想・レビュー・書評
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筆者が言う「察しの良い人」というのは個人的に思っていたのとは違ったが、相手が年下か年上かどうか、それが尊敬している人かどうかなどバイアスがかかってしまうと素直に相手の言うことが聞けない、または過信してしまうといったことはその通りだなと思った。
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「傾聴力」とはまさに人間力そのものと感じた。
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2016 6 19
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「傾聴」とは話す人の心に耳を傾ける事
言葉だけでなくその奥に隠れた心の声を訊くこと
大体人の話をちゃんと聞いてれば察しがつくと思われるが
「我が我が」と思っているうちは人の話になど耳を傾けられる訳もなく所詮「察すること」など無理なのである
毎朝「傾聴の姿勢を貫きます」って唱えさせられてるけど「あんたら傾聴って意味解ってんの??」って心の中でツッコミまくりですよ
思いの全てをうまく言葉に出来る人なんてわずかだと思う
言葉に出来ない色々な「心の内を察する」には耳だけでなく「目と心で聴く」必要があるな~と改めて思ったよ