会社が正論すぎて、働きたくなくなる 心折れた会社と一緒に潰れるな (講談社+α新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728300

作品紹介・あらすじ

「上は数字ばかり見ているから」「俺たちいったいどこに行くんだろうね」「変わればいいってもんじゃないのに」
こんな会話を同僚と交わしたことはありませんか?
また会議で上司から、効果効率を上げろと、「そもそもこの提案にどんなメリットがあるの?」「できない話はいいから、いつまでに何ができるかを考えよう」などと、息が詰まるような切り替えしがあったりしませんか?

もし会社で、上の発言が“正論”ばかりで、簡単に異も唱えられず、かえって「自分が悪い」と追い詰められてしまいがちだったら、その会社自体の心が折れている可能性大。
会社は今大なり小なり、国際的な競争にさらされてこれまでのやり方が通用せず、長い不況が響いて会社の体力が不安だらけ、ということ。
そのため、社員の幸せを無視した、「変革しなければ!」という“正論”のもと、社員の心が折れてしまうはめになっている現状に、カリスマ転職エージェントの著者は気づいたのです。

そこで、社員が会社と一緒に潰れないよう本書を著したのです。
さらに、30年にわたり転職希望者を多数内定に導いてきた実績をもつ著者が、これからの時代どのような働き方をすればいいのか、自分の価値を高める「新しい働き方」を提案しています。

感想・レビュー・書評

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  • なんか、近頃「会社が正論すぎて、働きたくなくなる」状態で、思わずブックオフで買ってしまった!「言うことは正論だけど、この陣容でどうせいっちゅうんじゃ!」の中で、友だちが倒れたりして気が滅入ってるので、なんか処方箋書いてないかな?と手に取りました。
    答えとは程遠いけど「ネガティブな感情や思考をことさら排除することは、実はバランスを崩してしまうこと。」「自己否定だけでは心が持ちません。」ってのが、この著作から得たものかなぁ、月並みだけど。

  • 会社に対してお世話になっている、会社に借りがあるという感覚を持つことで、会社には優しくなれる

    会社にいることで成長したという面を探す
    あるいは成長するために、という視点で仕事に向き合う
    それが転職する際に自分の武器になる

  •  「うつ会社」という比喩は面白い。が、ただそれだけ。
     前半で指摘されている「うつ会社」の実態や問題点はその通り。しかし重要なことは、以前のようなのんびりしたやり方では国際競争で負け始めたから半ば必然的に変化した結果が「うつ会社」なのだ。そうでなければ、どの会社も判で押したように同じような変化は起こらない。後半の「うつ会社」への対処法も、単に”心の持ちようを変えよう”というのでは寂しい結論だ。
     本書に限らず、会社を必要以上に擬人化するのはそろそろやめた方が良い。会社と言ってもその実は経営者の意思そのものだ。会社のやり方がおかしい、というのは経営者のやり方がおかしいというのと全く同義である。”会社が”と言いだすと経営者の責任がどこかに吹き飛んでしまう。会社で行われていることはすべて経営者の責任であることを従業員がもっと理解すべきだと思う。

  • うつ化した会社で「会社の正論」に振り回されないようにしよう。キャリア形成は主体的に動き、「自走式」で仕事をしよう。という内容。
    自分の職場、自分の仕事のやり方はどうだろう?と考えさせらせた。

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著者プロフィール

細井智彦(ほそい・ともひこ)
株式会社リクルートキャリア面接コンサルタント。
1960年、京都府に生まれる。同志社大学文学部心理学科卒。現在は、「面接力向上セミナー」など各種セミナーを独自に開発、運営。セミナー受講者はのべ10万人超。6000人の転職希望者を内定に導いた実績から「日本一面接を成功させる男」と呼ばれる。最近では、企業(面接担当者)向けセミナーを実施し、大手からベンチャー企業まで170社以上を担当。
著書に『転職面接必勝法』(講談社)、『本当に「使える人材」を見抜く 採用面接』(高橋書店)ほかがある。

「2014年 『会社が正論すぎて、働きたくなくなる 心折れた会社と一緒に潰れるな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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